「悪しからず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「悪しからず」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「悪しからず」という言葉を使った例文や、「悪しからず」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「悪しからず」とは?
- 「悪しからず」を使った例文や短文など
- 「悪しからず」の類語や類義語・言い換え
「悪しからず」とは?
「悪しからず」という言葉を知っているでしょうか。
メールの最後に「悪しからず」と書いたことがあるかもしれません。
一方で、「悪しからず」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「悪しからず」という言葉の意味を紹介します。
- 「悪しからず」の読み方
- 「悪しからず」の意味
「悪しからず」の読み方
「悪しからず」は「あしからず」と読みます。
特に難しい言葉が使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「悪しからず」は「あしからず」と読みましょう。
「悪しからず」の意味
「悪しからず」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「悪しからず」には、「どうか悪く取らないでほしい」という意味があります。
例えばメールで、取引先の相手に、今回の仕事は流れてしまったという説明をした後、末尾に「悪しからず」と書きます。
この場合、仕事は流れてしまったが、どうか悪く取らないでほしいという意味になります。
たまたま仕事が流れただけで、悪意はまるでないという意味になります。
このように、「悪しからず」という言葉には、「どうか悪く取らないでほしい」という意味があります。
「悪しからず」を使った例文や短文など
続いて「悪しからず」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「悪しからず」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「悪しからず」を使った例文1
- 「悪しからず」を使った例文2
「悪しからず」を使った例文1
「予約数が定員に達した際は、予約受付を終了しますので『悪しからず』」
この例文は、商品販売時の予約についての説明になります。
予約を受け付けるが、定員に達したら、受付を中止しますという意味があります。
最後に「悪しからず」を付けて、「予約受付が終了しても、どうか悪く取らないでほしい」というメッセージを伝えています。
「悪しからず」を使った例文2
「商品の在庫が不足しており、次の販売時期が未定です。『悪しからず』ご容赦ください」
この例文は、ネット通販サイトで、商品が品切れしたことについて説明しています。
次の販売時期が未定ですが、どうか悪く取らずに、許してください、という意味があります。
このように「悪しからず」は、「悪しからずご容赦ください」などという使い方をします。
「悪しからず」の類語や類義語・言い換え
「悪しからず」の類語や類似表現を紹介します。
「悪しからず」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「恐縮」【きょうしゅく】
- 「何卒」【なにとぞ】
「恐縮」【きょうしゅく】
「恐縮」には「相手に迷惑を掛けたり、厚意を受けたことに対して、申し訳なく思う」という意味があります。
「今回はおもてなしいただき、恐縮です」などという使い方をします。
「何卒」【なにとぞ】
「何卒」には、「どうぞ」という意味があります。
「何卒、よろしくお願いします」という言葉には、「どうぞよろしくお願いします」という意味があります。
「悪しからず」という言葉について見てきました。
メールなどで、どうか悪く取らないでほしいと相手に伝えたい時に、「悪しからず」という言葉を使ってみましょう。