「片や」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「片や」の意味や類語を紹介します。
さらに「片や」の使い方や、「片や」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「片や」の意味とは?
- 「片や」はお相撲の呼び出しに使います
- 「片や」の言葉の使い方
- 「片や」を使った例文
- 「片や」の類語
「片や」の意味とは?
みなさんは「片や」という言葉を知っているでしょうか。
ほとんどの人が知っていると答えるかもしれません。
日常的にも良く使用する言葉ですので、耳なじみが多い言葉だと思います。
とはいえ、「片や」の正確な意味を知らないという人もいるでしょう。
そこで知っておきたい「片や」の読み方と意味を紹介して行きます。
- 「片や」読み方
- 「片や」の意味
「片や」読み方
「片や」は「かたや」と読みます。
「へんや」と読み間違えないように気を付けましょう。
「片や」の意味
「片や」にはどのような意味があるでしょうか。
「片や」には「もう一方」「片一方」という意味があります。
そこで相対するものを、比較する時などに「片や」という言葉を使ってみましょう。
例えばボクシングの試合で、大ベテランのボクサーと、新進気鋭のボクサーが対決するとします。
この時は、「本日のタイトルマッチに挑む選手を紹介します。
『片や』100戦以上の経験があるベテランボクサー、『片や』破竹の勢いで勝ち進む勢いのあるボクサーです」という文章にする事ができます。
このように「片や」、相対するものを比較する時に、「片一方」という意味があります。
「片や」はお相撲の呼び出しに使います
「片や」という言葉は、大相撲の呼び出しに使われる言葉です。
行司さんが相撲取りを土俵に呼び出す時に、「片や」という言葉を使います。
先に呼び上げる方を「片や」と呼び、後から呼び上げる方を「こなた」と呼びます。
例えば「片や○○山、こなた△△海」という感じです。
大相撲は人気があり、連日たくさんのお客さんが見物に訪れています。
みなさんも国技館に相撲観戦に訪れた時や、テレビの大相撲中継を見る時に、行事の呼び出しに注目してみましょう。
「片や、こなた」と言っているでしょう。
「片や」の言葉の使い方
続いて「片や」という言葉の使い方を見て行きましょう。
「片や」は「相対するものの片一方」という意味があります。
そこで、相対するものを見た時に、「片や」という言葉を使ってみましょう。
ビジネスシーンの場合は、出世争いをしている二人に対して「片や」という言葉を使えるかもしれません。
例えば、「今度部長に出世するのは誰だろう。
『片や』親のコネで入社したA君、『片や』コネはないが学歴は最上級のB君」という感じです。
このように、ライバル関係にあるふたりがいる時に、「片や」という言葉を使って文章にしてみましょう。
「片や」を使った例文
「片や」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における、「片や」を使った文章を見て行きましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける「片や」を使った例文を紹介します。
「『片や』アイデア抜群の○○商事、『片や』資金力たっぷりの□□物産。
このコンペに勝つ会社は果してどっちだ」、「うちの受付嬢は最高だ。
『片や』清楚系美人、『片や』グラマラスボディのセクシー美女」という感じです。
甲乙つけがたい両者を並べる時に、「片や」を使うと効果的な印象の文章になります。
また野次馬的な感じがして、楽しげな雰囲気を演出する事ができます。
例文2
日常的な場面における、「片や」を使った例文を紹介します。
「今日の昼ごはんは何にしよう。『片や』牛丼、『片や』ラーメン。どっちも好きだから決めにくい」、「週末は何をして遊ぼうかな。『片や』麻雀、『片や』競馬観戦。
大勢で遊ぶのも疲れたから、競馬場に行って、可愛い馬でも見ようかな」という感じです。
昼ご飯を牛丼かラーメンから選ぶというシーンは、日常的などうという事のないシーンです。
しかし「片や」をつけると、どっちも魅力的で、意味のあるシーンに見えるのが不思議です。
このように何かを選択する時に「片や」という言葉を使うと、日常生活がワクワクするものに変わるかもしれません。
「片や」の類語
最後に「片や」の類語を紹介します。
どのような言葉と「片や」が仲間になるのかを見て行きましょう。
- 「一方」【いっぽう】
- 「翻って」【ひるがえって】
「一方」【いっぽう】
「一方」は、「片や」と置き換えられるくらい似た意味の言葉です。
「片一方では」という意味があります。
「ナスは体に良い。『一方』スナック菓子は体にいいとは言い切れない」などという文章を作る事ができます。
「翻って」【ひるがえって】
「翻って」は「翻って」と読みます。
「これとは別に、反対に」という意味があります。
「A君はかっこいい。『翻って』B君はお茶目だ」などという文章を作る事ができます。
「片や」「一方」と「翻って」という似た意味の言葉を、使い分けられるようになると、ボキャブラリーが増えるでしょう。
「片や」という言葉の意味や使い方を見てきました。
使い方が分かると、急に「片や」という言葉を使いたくなるかもしれません。
ランチのメニューや、スマホゲームなど、二択をする時は「片や」を使って、日常をドラマチックに演出してみましょう。