「詳細」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「詳細」の意味や類語を紹介します。
さらに「詳細」の使い方や、「詳細」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「詳細」の意味とは?
- 「詳細」の類語や言い換え・似た言葉
- 「詳細」の言葉の使い方
- 「詳細」を使った例文
- 「詳細」の対義語
「詳細」の意味とは?
「詳細」という言葉は、ほとんどの方が知っているのではないでしょうか。
特に社会人として生活をしている方の多くは、「詳細」という言葉を、毎日のように口にしていると思います。
また学生の方も、授業などで「詳細」という言葉を日常的に聞いているかもしれません。
「詳細」はそれくらい有名で一般的な言葉ですが、詳しく説明しろと言われると、説明が難しい言葉かもしれません。
そこで改めて知りたい、「詳細」の読み方と意味を紹介します。
- 「詳細」の読み方
- 「詳細」の意味
「詳細」の読み方
「詳細」は「しょうさい」と読みます。
それほど難しい漢字が使われていませんので、読み間違える事はほとんどないと思います。
「詳細」は「しょうさい」と読む事を、覚えておきましょう。
「詳細」の意味
「詳細」にはどのような意味があるでしょうか。
「詳細」には、「詳しくて細やかな事」という意味があります。
例えば「詳細な報告書」という言葉があります。
この場合は、調査や知識が行き届いた、細やかな報告書という意味になります。
また「事件の詳細を知る」という場合は、事件に関係する、詳しい事実を知るという意味になります。
このように「詳細」には、「詳しくて細やかな事」という意味があります。
「詳細」の類語や言い換え・似た言葉
「詳細」の類語や言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「詳細」と横並びになるような言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。
- 「詳しい」【くわしい】
- 「事細か」【ことこまか】
- 「子細」【しさい】
- 「綿密」【めんみつ】
「詳しい」【くわしい】
「詳しい」という言葉には、「調査や知識が詳細で行き届いている」という意味があります。
例えばクイズ番組に出ている回答者は、様々な事に対して「詳しい」です。
彼らはクイズ問題に対する調査や知識が細かく行き届いているため、あらゆる問題に答える事ができます。
また子供の中にはカブトムシに「詳しい」少年がいます。
このような少年は、カブトムシを飼育して調査をしたり、文献を読んで知識を蓄えているため、カブトムシ全般に「詳しい」と言えます。
「事細か」【ことこまか】
「事細か」には、「理解が届くように配慮された詳しさ」という意味があります。
例えば、両親が家を留守にする時、小さな子供が留守番をしなければならないとします。
きっと母親は、子どもが留守番中に不自由が無いように、子供が理解できるように配慮して、詳しい料理の温め方や、戸締りについて、お風呂の入り方などをメモして出かけると思います。
このような子供の理解が届くように配慮された詳しいメモは、「事細かなメモ」と言う事ができます。
「詳細なメモ」でもありますが、「事細か」という言葉の方が、より読む相手に対する気配りを感じる事ができます。
「子細」【しさい】
「子細」には、物事の詳しい事情という意味があります。
例えば、ビジネスシーンでは、ある仕事でもめ事が起こった時などに、責任者は細かい事実を知る必要があります。
そこでもめ事を起こした担当者に対して、「後で会議室に来て、子細を話してくれ」と指示を出します。
このように「子細」には、「物事の詳しい事情」という意味があります。
「綿密」【めんみつ】
「綿密」も「詳細」に似ている言葉のひとつです。
「綿密」には、細かくて隙がない事という意味があります。
「綿密な計画」は「詳細な計画」でもありますが、さらに「隙がない」という意味が加わります。
「詳細」の言葉の使い方
「詳細」という言葉はどのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。
「詳細」には、「詳しくて細やかな事」という意味があります。
身近にある「詳しくて細やかな事」を見かけた時、テレビなどを見て「詳しくて細やかな事」だと思った時に、「詳細」という言葉を使ってみましょう。
例えば、同じ職場のスタッフが作ったプレゼン用の資料が、詳しくて細やかだと感じたら、「詳細なプレゼン資料」と言う事ができます。
逆に雑な資料を見た時に、もっと詳しくて細やかな資料が見たいと思うかもしれません。
このような時に、「もっと詳細な資料を作成して」とお願いしてみましょう。
また誰かの恋バナのような、少し下世話な話しについても、もっと詳しくて細やかな事を知りたいなら、「後で詳細を教えて」と言ってみましょう。
「詳細」を使った例文
「詳細」を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における、「詳細」を使った例文を見て、「詳細」という言葉の使い方を、さらに知りましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
ビジネスシーンにおける、「詳細」を使った例文を紹介します。
「何だこの雑な報告書は!こんなんで事情が分かると思うか。今すぐ『詳細』な報告書を用意しろ」、「課長はA君の説明を聞き、今回のトラブルの『詳細』を知った」、「これほど『詳細』な書類は見た事がない。今度の新人は、丁寧な仕事をするやつだ」などです。
ビジネスシーンでは、「詳細さ」が求められる場面と、そうでもない場面があります。
報告書などの書類に関しては、「詳細さ」が求めらえる事が多いでしょう。
例文2
日常的な場面における、「詳細」を使った例文を紹介します。
「日本全国の鉄道に関する『詳細』な情報が掲載されている。全1000ページ、2万円は高いけれど、購入する価値がある本だ」、「親友に彼氏ができたらしい。次の飲み会で、彼との恋愛に関する『詳細』な情報を教えてもらうつもりだ」、「映画を観る前に、友達に『詳細』な説明を受けてしまったので、残念ながら驚きがない」などです。
趣味の本に関しては、「詳細」なら「詳細」なほど嬉しいという面があります。
ずっと眺めていられるので、分厚い「詳細」な本は大歓迎でしょう。
友達の恋バナに関しても、仲が良いほど「詳細」をしりたくなるかもしれません。
「詳細」の対義語
最後に「詳細」の対義語にあたる、反対の意味を持つ言葉を紹介します。
どのような言葉が、「詳細」と真逆の位置にくる言葉なのかを知りましょう。
- 「大まか」
- 「雑」
- 「大雑把」
- 「ラフ」
「大まか」
「大まか」には「鷹揚で細かくない事」という意味があります。
「物事を大まかにつかむ」という場合は、物事をざっくりと大雑把につかむという意味があります。
ビジネスシーンでは、まず物事の事情の「大まか」につかみ、その後、興味がある部分や、問題があると感じる部分を「詳細」に調べたり、把握したりするという流れがあります。
「雑」
「雑」は、みなさんも良く使う言葉だと思います。
「雑」には、荒っぽくて、細かく行き届いていない事という意味があります。
「雑な性格」「雑な仕事」などの定型句があり、耳が痛いと感じている人も多いでしょう。
「掃除が雑だ」「こんな雑な字が読めるか」など、「雑」という言葉を使ったダメ出しには、枚挙にいとまがありません。
「大雑把」
「大雑把」は「おおざっぱ」と読み、こちらも人の性格を言い表す時に良く使われる言葉です。
「大雑把」には粗雑で大づかみという意味があります。
「ラフ」
「ラフ」は「雑」のカタカナ語です。
「ラフな服装」という場合は、粗雑な服装であるという意味になります。
ただし「雑」「大雑把」という日本語よりも、「ラフ」の方が、ややイメージが良いかもしれません。
「詳細」の意味や使い方を見てきました。
あらためて「詳細」の意味や使い方を知ると、今後もずっと使っていきたい言葉だという思いが増えたのではないでしょうか。