「ヌルゲー」の意味・類語【使い方や例文】
ゲームにおいて使われることのある「ヌルゲー」という言葉は、どんな意味なのでしょうか。
目次
- ゲーム用語の「ヌルゲー」の意味とは?
- ゲーム用語の「ヌルゲー」の類語や言い換え
- ゲーム用語の「ヌルゲー」の言葉の使い方
- ゲーム用語の「ヌルゲー」を使った例文と解釈
- 「ヌルゲー」の語源
- 「ヌルゲー」を英語にすると?
- 「ヌルゲー」の対義語
ゲーム用語の「ヌルゲー」の意味とは?
ヌルゲーという言葉は、ゲームそのものを指して使う場合と、ゲームの中の状況を表す為に使う場合があります。
前者の意味では、誰でも簡単にクリアできてしまうゲームや、思っていたより簡単だったゲームを指す時に使い、後者としては、ゲームの中でミッションが簡単に突破できた時や、ボス級の敵が思っていたより弱かった時など、楽勝だったシチュエーションに対して使うことが多いです。
ゲーム用語の「ヌルゲー」の類語や言い換え
ヌルゲーとは多少意味合いが異なりますが、このヌルゲーと呼ばれるゲームは、「クソゲー」とも称されることが少なくありません。
クソゲーとは一般的に、どうしようもないほどくだらないゲームや、簡単過ぎて全く手応えのないゲーム、または、その逆に、理不尽に難し過ぎて、誰1人クリアができないと思われるようなゲームに対して使う言葉です。
ヌルゲーは、このクソゲーの中の1ジャンルに該当すると考えていいでしょう。
楽勝だという意味の場合の言い換えには、その「楽勝」、もしくは「余裕」が当てはまります。
ゲーム用語の「ヌルゲー」の言葉の使い方
あるゲームをヌルゲーだと言いたい時には、「○○(ゲーム名)はヌルゲーだよ」とそのまま普通に使えばいいだけです。
難しい使い方はしない言葉なので、ヌルゲーだと思われるシチュエーションに対しても、「この相手、ヌルゲー過ぎ」といった具合に使うことができます。
ですが、ヌルゲーと思っていたゲームが、途中から急に難しくなってきたり、楽勝に見えた相手が、本当の実力を隠していて、実はとても強いという場合もあるので、どちらの意味でも、すぐにヌルゲーだと決め付けてしまうのは危険です。
ゲーム用語の「ヌルゲー」を使った例文と解釈
ヌルゲーと呼ばれるゲームになってしまうのは、難易度調整を間違ってしまった為です。
要は、簡単にし過ぎたという訳です。
ゲームはどれも、リリース前に必ず(第三者のモニターを使った)テストプレイを行い、そこから最終的な難易度やバランスを決定しています。
しかし、そのテストプレイを行った人と、実際のプレイヤーに実力差があった場合、テストプレイでは充分な難易度だと思われた内容が、簡単過ぎるということになってしまいます。
このようなことを防く為に、最近のオンラインゲームでは、リリース前のテストプレイを、一般から募集したプレイヤーで行うことが多くなっています。
これによって、簡単になり過ぎたり、難しくなり過ぎることを極力防止しています。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「期待してたのに、やってみたら超ヌルゲー。もう飽きたよ」
やはり、ゲームはある程度の難易度があってこそだと言えるでしょう。
さくさくと簡単に進んでしまうようでは、飽きてしまうのも早いのは間違いありません。
例文2
「ヌルゲー過ぎるのも考えものだが、これはさすがに難し過ぎるだろ…」
ヌルゲーにしたくない為に、難しくし過ぎてしまうと、今度はそれが原因でユーザー離れを起こしてしまうことにもなってしまいます。
ゲームのバランス調整は、実に難しいところです。
例文3
「あのボス、超ヌルゲー。あんなにレベルを上げることなかったよ」
次のボスが強いと思い、それなりにレベルを上げて臨んだところ、呆気なく倒してしまったというシチュエーションです。
このようなことは、ゲームバランスが悪いという理由だけでなく、レベル上げばかりをしていたのが原因の場合も多いです。
大抵のゲームでは、レベルを上げるほど強くなるので、次に進む前に、上げられるだけ上げておこうと思う気持ちも分かります。
しかし、やり過ぎてしまうと、それによって自らゲームをつまらなくしてしまうこともあるので注意してください。
「ヌルゲー」の語源
ヌルゲーの語源は、「ぬるいゲーム」だという意味からです。
脱力系のゲームとはまた違い、内容が簡単でぬるい(やさし過ぎる)ということです。
シチュエーションを表す場合の語源も同じく、ぬるいミッションだ、ぬるい敵だということからきています。
「ヌルゲー」を英語にすると?
直接英語で「ヌルゲー」に該当する言葉ありませんが、“boring game”が近い表現です。
「くだらないゲーム」、「退屈なゲーム」という意味になります。
尚、ぬるいシチュエーションを表現する時には、“easy operation”がピッタリです。
「簡単な内容だ」、「とても容易だった」を意味し、英語圏では(ゲーム以外の場面でも)よく使われる表現です。
バトルロワイヤル系のゲームで、あっさり勝ってしまった時などに、こう発すると格好がいいというものです。
(楽勝や余裕と比べて、それほど嫌味にもなりません)
「ヌルゲー」の対義語
ヌルゲーの対義語は、「無理ゲー」という言葉です。
これは、クリアがとても無理だと思われるゲームや、どう考えても勝てない敵が現れた場合などに使う言葉で、「ヌルゲー」とは完全に対義語の関係です。
この無理ゲーという言葉は、ゲーム自体を指して使うより、シチュエーションに対して使う場合が多いです。
「この敵、無理ゲー過ぎる!」などという使い方です。
ゲームの制作側も、ヌルゲーにしたくてしている訳ではありませんが、事前の調整がうまくいかなかった為に、結果的にそう判断されたゲームがあるのも事実です。
内容がヌルゲーだと思った場合には、自分が強くなり過ぎているのが原因かも知れないので、プレイ方法を少し見直すことも考えてみましょう。