「アバター」の意味【使い方や例文】
アバターという言葉は、同名の大ヒット映画があったことから、一般にも浸透した言葉です。
ゲームで使われる際も、意味はほぼ一緒です。
目次
- ゲーム用語「アバター」の意味とは?
- ゲーム用語「アバター」の語源
- ゲーム用語「アバター」は英語なの?
- 「アバター」を使った例文と解釈
- 装備の意味でアバターと言う言葉が使われることもある?
- 「キャラメイク」ができるゲームのメリット
- 「キャラメイク」ができないゲームならではのメリット
ゲーム用語「アバター」の意味とは?
アバターとは、ゲーム上で自分の分身となるキャラクターのことです。
自分が操作するキャラクターに好きな名前を付けられるゲームは昔からありましたが、近年では名前だけでなく、性別や種族(人間やエルフなど)、ジョブ(戦士、魔法使いなど)の選択、更に、細かい容姿の指定まで、様々なカスタマイズができるゲームが増えています。
それによって、よりキャラクターに感情移入しやすくなったのは間違いなく、細かい設定ができるゲームほど、自らがそのゲームの中で活躍しているという臨場感が出るというものです。
ゲーム用語「アバター」の語源
アバターという言葉の語源は、「avatar」という発音も同じ英単語からですが、この英単語の「自分の分身」という意味が、そのままゲーム用語としても定着したのは、冒頭にも挙げた大ヒット映画の影響が大きいと言えるでしょう。
同映画では、怪我をして満足に動けなくなった軍人が、自分の分身として用意された擬似生命体と脳波レベルでリンクし、それをまるで自分の体のように操って活躍するという内容でした。
この映画の影響から、ゲームで自分が操作するキャラクターのことを「アバター」と表現することが多くなったのです。
ゲーム用語「アバター」は英語なの?
アバター(avatar)は、前項での説明のように、自分の分身を表す英単語ですが、インド神話の中で「神の化身」を表現する“avataara”(アバターラ)という言葉がその語源となっています。
インド神話はヒンデゥー語が原語で、この“avataara”も英語ではなく、ヒンデゥー語です。
ゲーム用語としてのアバターは、上記のように、同じ発音で意味も同じ英単語が語源ですが、その英単語の語源は、ヒンデゥー語の“avataara”だという訳です。
「アバター」を使った例文と解釈
アバターは、それを作成して遊ぶゲーム内で、ごく普通に使われる言葉です。
これを略して、「アバ」という言い方もよく見掛けます。
尚、アバターは、必ずしも自分に似せて作る必要はありません。
中には男性が女性キャラクターのアバターを使っているような場合さえあります。
ゲームよっては、そのようなキャラクターばかりという場合もあるくらいです。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「アバター作りにすごく時間が掛かったが、満足のいくデキになった」
最近のゲームでは、かなり凝ったアバターが作れるようになっています。
顔の輪郭から髪型、目、鼻、口、そして、身長や体型、服装など、凝り出すとキリがなくなるくらいです。
ゲームを始める前のこのアバターの作成だけで、1時間も2時間も掛かってしまうことも決して少なくありません。
例文2
「いつも見掛けるアバターを最近は見なくなったなぁ」
ゲーム内では、アバターでそれが誰だと判断することがほとんどなので、いつも見ていたアバターを見掛けなくなると、何かあったのかなどと考えてしまうこともあるでしょう。
アバター同士でよく一緒に行動していた仲ともなると、その感覚は、実社会でのそれと同じほどに感じてしまってもおかしくありません。
例文3
「アバターを変更したいので、一度最初からやり直そうかな…」
ゲームを始める際のキャラメイクによって決めたアバターは、もう変更が効かないというゲームも少なくありません。
そのようなゲームでは、後で後悔しないように、慎重にアバターを作成してください。
装備の意味でアバターと言う言葉が使われることもある?
アバターは、自分の分身となるキャラクターを指す言葉に間違いありませんが、ゲームによっては、キャラクター自体は決まっている中から選ぶようになっていて(決まった名前が付いている場合もあります)、装備品だけをエディットできるという場合があります。
このようなゲームでは、その装備のことをアバターと呼びます。
自分だけの装備を考えて、人とは違ったキャラクター(見掛け)にすることが、他のゲームで言うキャラメイクに相当します。
「キャラメイク」ができるゲームのメリット
キャラメイクで、細かく設定してアバターを作ることができるゲームは、作った自分の分身となるキャラクターに感情移入がしやすくなるということを前述しましたが、それ以外にもメリットがあるのです。
その主なメリットとして考えられるものをいくつか挙げて、解説していきます。
- メリット1「他の人との差別化」
- メリット2「自分の好きなキャラクターを作れる」
メリット1「他の人との差別化」
細かく設定した自分なりのアバターは、そう人と被るものではありません。
アバターを見れば、それが誰だと分かるゲームがほとんどなので、各個人のユニークなアバターは、人の見分けにとても役に立ちます。
メリット2「自分の好きなキャラクターを作れる」
上でも少し書きましたが、アバターは必ずしも自分に似せて作る必要はなく、男性が女性のキャラクターを使っても、何も問題はありません。
自分が好きなマンガやアニメなどのキャラクターをイメージして作ってみたり、自分とは正反対のイメージのキャラクターにしても面白く遊ぶことができるでしょう。
「キャラメイク」ができないゲームならではのメリット
一切キャラメイクができず、使用できるキャラクターが固定のゲームや、いくつかの種類から選ぶことしかできないゲームにも、それなりのメリットがあります。
それは、見た目では誰か区別が付かないという点です。
見た目だけで誰か分かってしまうという点が、反って邪魔になることもあるからです。
(付け回し行為をされてしまうなど)
最近増えている、細かくアバターの設定ができるゲームは、それを作っているだけでも楽しいものです。
ただし、それに凝り過ぎてしまい、ゲームを始める前に、それだけで疲れてしまうことのないように気を付けてください。