「デスペナ」の意味【使い方や例文】ゲーム用語
このデスペナは、続けて遊ぶタイプのあらゆるゲームで採用されていると言っていいでしょう。
目次
- 「デスペナ」の意味とは?
- 「デスペナ」を英語にすると?
- 「デスペナ」の具体例
- 「デスペナ」を使った例文と解釈
- 「デスペナ」のあるゲームのメリット
- 「デスペナ」がないゲームのメリット
「デスペナ」の意味とは?
デスペナとは、死んでしまったことによる罰則を指す言葉です。
パーティを組んで戦うゲームでは、全滅さえしなければ、これを受けずに済むということも多いので、戦闘中には最悪でも1人は生き残れるように考えて行動しないといけません。
何故このような罰則が設定されているのかと言えば、運に頼った無茶な行動を防止するという意味合いからです。
きちんとしたステップを踏みながらゲームを進めていけば、それほどこれを受けることはないでしょう。
「デスペナ」を英語にすると?
デスペナは、「デスペナルティ」を縮めた言葉です。
英語では“death penalty”と表記しますが、この意味は、ここで説明しているゲーム上の罰則ではなく、実際の「死刑」を指す言葉です。
つまり、日本でゲームで使っている「デスペナ」という言葉は、和製英語だということです。
英語で死による罰則(損害)という表現は、“dead damage”になります。
これを略して、英語圏では「DD」と使われているのをよく見掛けます。
「デスペナ」の具体例
デスペナには色々な形があり、ゲームによってはかなり厳しい罰則が用意されていることもあります。
日本のゲームで最初にデスペナが導入されたのは、あの「ドラゴンクエスト」だと言われています。
(諸説ありますが、有名なゲームの中ではこれに間違いありません)
- デスペナ例1「所持金が減らされる」
- デスペナ例2「経験値の没収(それによるレベルのダウン)」
- デスペナ例3「装備品にダメージを受ける」
デスペナ例1「所持金が減らされる」
上に挙げたドラゴンクエスト、及びそのシリーズ作品のデスペナとして有名になっているこの罰則は、他のゲームで採用されているのもよく見掛けます。
最近の作品では、レベルによってはそれが免除されたり、軽減されるという内容になっており、キャラクターの強さによるバランスも考えられています。
デスペナ例2「経験値の没収(それによるレベルのダウン)」
所持金ではなく、経験値がある程度減らされてしまうという罰則を設けているゲームも多いです。
これによって、今のレベルを維持できる経験値を切ってしまうと、一緒にレベルまで下がってしまいます。
この罰則でも、レベルによっては免除があったり、下げられるパーセンテージが違うなど、バランスを考えて設定されていることがほとんどです。
デスペナ例3「装備品にダメージを受ける」
装備品にダメージ設定があるゲームでは、それが進むという罰則が設定されていることがあります。
例えば、ファイナルファンタジー14では、デスペナによって防具の耐久値が下げられてしまいます。
同ゲームでは、これが0になると、全く効力を発揮しなくなってしまうので、かなり下がってしまった時には修理をしてもらう必要があります。
(0にならない限りは、一定の効力がある仕組みです)
「デスペナ」を使った例文と解釈
デスペナは、強い敵と当たる度に全滅が当たり前というような一部のゲームでは、頻繁に使われる言葉です。
逆に、滅多にそのようなことがないゲームや、デスペナが設定されていないゲームをプレイしている人は、あまり口に出すことはありません。
初めてプレイするゲームでは、他の人がこのデスペナという言葉を使う頻度で、どのようなゲームなのかが少しは分かるかも知れません。
- 例文1
- 例文2
例文1
「デスペナも怖いので、まだあの敵と戦うのはやめておこう」
これは、デスペナが厳しいゲームでは賢明な判断です。
そもそもデスペナが設定されているのは、先にも少し書いたように、無茶なプレイを制限する為です。
運次第で今のレベル以上に進めてしまうこと(ランダムな要素が運よく傾いた為に)があるゲームで、そのような進め方をしてしまうと、そこから(周りの人に全くついていけない、敵一匹も倒せないなどの状態から)どうしようもなくなってしまうからです。
死んでしまう度に何かしらの罰則があると分かっていると、そのような行動の抑制になるという訳です。
例文2
「何度デスペナしても、大した罰則もないからガンガン進もう!」
死んでしまっても大した罰則は受けないというゲームも多くあります。
例として、所持金がほんの少し減る程度という場合なら、それをあまり気にせずに、多少無茶なこともできるというものです。
また、そのようなゲームでは、無茶をして進んでも、それほどその先に影響がないように作られていると考えていいでしょう。
「デスペナ」のあるゲームのメリット
デスペナは、罰則には違いありませんが、それによるメリットも忘れてはいけません。
人によっては、このメリット面の方が、罰則より大きいという場合もあるくらいです。
ここでは、いくつかデスペナによる具体的なメリットを挙げ、それらの理由を説明していきます。
- メリット1
- メリット2
メリット1
「きちんとした進め方ができる」
これについては、ここまでにも挙げてきた通りで、運に頼った進め方を防止するという意味で、デスペナを設けているゲームが多数あります。
デスペナは受けたくないと思うからこそ、運に頼るのではなく、きちんとレベルを上げながら進めていくこと(それが本来の遊び方)になるからです。
メリット2
「少し前の状態(レベル)に戻すことができる」
デスペナで経験値が減ってしまうゲームでは、これを利用してレベルを下げることが可能です。
そんなことを無理にする人もまず居ませんが、1人だけ突出したレベル(強さ)で、周りから浮いているような場合には、とても有効な手段です。
これができるのは、デスペナがあるゲームだからこそです。
「デスペナ」がないゲームのメリット
全くデスペナがないゲームも多く存在しますが、それはそれで、余計なことを心配せずにプレイできるというものです。
これ自体がメリットだと言ってしまえばそれまでですが、もっと具体的に挙げて、詳しく見ていきましょう。
- メリット1
- メリット2
メリット1
「人に余計な気を使う必要がない」
パーティを組むタイプのゲームでは、デスペナが大きいほど、仲間に気を使わないといけません。
勝手な行動によってパーティが全滅してしまい、全員に迷惑を掛けてしまっては大変だからです。
全滅をしても何も罰則が設けられていなければ、思い切った行動を提案することもできます。
メリット2
「(マップの)隅々まで行動できる」
デスペナを受けるのは、何も戦闘時に死んだ時だけでなく、崖からの滑落などによる死亡も含まれます。
何も罰則がないことで、トラップなどの危険があると思われる場合でも、隅々まで思う存分行動することができるでしょう。
逆に考えると、デスペナがあるゲームでは、迂闊にそのようなことはできないという制限が付いていることになります。
デスペナは、セーブ&ロードが可能なゲームでは、あまり意味を持ちませんが、現在の多くのオンラインゲームは、そのようなことに対応していないので、これによって(主に行動に対して)制限を付けていると考えてください。
決して、プレイヤーに対する嫌がらせのような意味ではないのです。