「ローカルサーバー」の意味・類語【使い方や例文】ゲーム用語
ローカルサーバーは、IT用語としては頻繁に使われる言葉ですが、ゲーム用語として使う場合にはどんな意味なのでしょうか。

目次
- ゲーム用語の「ローカルサーバー」の意味とは?
- ゲーム用語の「ローカルサーバー」の類語や言い換え
- ゲーム用語の「ローカルサーバー」の言葉の使い方
- ゲーム用語の「ローカルサーバー」以外のサーバー
- 「ローカルサーバー」を英語にすると?
- 「ローカルサーバー」を使った例文と解釈
ゲーム用語の「ローカルサーバー」の意味とは?

ゲーム用語として使う「ローカルサーバー」とは、プレイヤーが使用しているPC自体を、ゲームサーバーとしても利用できるように設定し、サーバーとして立てたたものです。
これができるゲームは限られており、更に、それなりに高いスペックのPCが必要になります。
また、回線も速いものでないといけないなどの制限もありますが、ローカルサーバーとして立てることで、そこに集まった人だけでそのゲームを楽しむことができるようになります。
(もちろん本人も参加できます)
ゲーム用語の「ローカルサーバー」の類語や言い換え

ローカルサーバーは、よく「個人鯖」と言い換えられることがあります。
この「鯖」とは、ネットスラングで「サーバー」を略して表現したもので、個人で立てたサーバーという意味です。
尚、IT用語のローカルサーバーも、個人宅にそれがある場合には、同じく個人鯖と呼ぶことがあります。
ゲーム用語の「ローカルサーバー」の言葉の使い方

このローカルサーバーという言葉は、それを立てることができるゲームでは結構な頻度で使われます。
そのサーバー(として立てた、誰かのPC)にログインできる人を限定しておけば、時間を決めて、そこにログインしている人だけでのプレイ大会などを行うことも可能です。
ローカルサーバーを立てる目的は、大抵はそのように、知っている人だけでそのゲームを楽しみたいという理由からだと言っていいでしょう。
ゲーム用語の「ローカルサーバー」以外のサーバー

ゲームで使われる「サーバー」という言葉は、オンラインゲームを開始する際に、ログインする接続する先のことだと考えて構いません。
(厳密には、1つサーバー(PC)を、2つ以上のサーバーに見立てて運用されていることもあります)
ローカルサーバーは、もちろんその接続先の1つとなります。
原則的に、立てる人が好きな名前を付けることができ(文字数の制限や使えない記号などは、ここでは考えません)、ログインの為のパスワードを設定することで、それを知っている人だけがログインできます。
- 「メインサーバー」【めいんさーばー】
- 「テスト(用)サーバー」【てすと(よう)さーばー】
- 「過疎サーバー」【かそさーばー】
「メインサーバー」【めいんさーばー】
この言葉には、2つの意味があります。
1つは、いくつかのサーバーがあるゲームで、自分がメインでログインしているサーバーのことを指す場合で、もう1つは、そのゲームで一番大きな(一番多くの人数がログインできる、盛り上がっている)サーバーのことを指して言う場合です。
新しいゲームがリリースされた直後や、それほど大きな規模では提供されていないゲームでは、このサーバーしかないということも少なくありません。
「テスト(用)サーバー」【てすと(よう)さーばー】
そのゲームが正式にリリースされる前に行われるβテスト(各種のチェックの為に、テストプレイヤーを招いて行われることがあります)専用のサーバー、もしくは、ゲームがリリースされた後で、本プレイ以外の目的でログインするサーバーのことです。
後者は主にメインサーバー(もしくは、その他のメインサーバーと同様にプレイができるサーバー)のメンテナンス中に開放され、ゲームそのものはできなくても、他の人とのチャットや装備の確認、アイテムの受け渡し程度までなら行えることが多いです。
「過疎サーバー」【かそさーばー】
他のサーバーより、ログインしている人数が(常に)少ないサーバーのことを指す言葉です。
いくつかのサーバーがあるゲームでは、それぞれに均等にログインしてもらうのが、運営側からすると理想ですが、実際にはそうもいかないことが多く、どうしてもこの過疎サーバーが出てしまいがちです。
その理由として、人が多いサーバーほど、知り合いに出会える可能性が高かったり、(他の人の力によって)攻略やイベントが楽になるからです。
運営側も、なるべくこの過疎サーバーを作らないように、そのようなサーバーの世界(ログインするサーバーが違えば、他のサーバーの世界とはパラレルワールドです)にのみ、特別なアイテムを出現させるなどの工夫を凝らし、なるべく均等にログインしてもらえるようにと常に考えています。
「ローカルサーバー」を英語にすると?

ローカルサーバーは、英語でもそのまま“local server”で通じますが、ゲーム用語して使う時には、「individual server」と表現した方が分かりやすいです。
このindividual serverを直訳すると、「個人用のサーバー」という意味になり、こちらの方がゲームにおけるローカルサーバーの意味を充分に表現できます。
「ローカルサーバー」を使った例文と解釈

ローカルサーバーは、そのゲームで自分(たち)だけの世界を作りたい時に立てるものです。
また、誰でも入れるようにしておけば、知らない人との交流にも役に立つでしょう。
ただし、サーバーとしての機能が停止した時(自分で停止させた場合だけでなく、突然PCの電源が落ちてしまったり、OSごとフリーズしてしまったような時も)には、そこにログインしていた人全員に影響が出てしまうので、PCのスペックや回線がサーバーとして充分に耐えられる環境でない場合には、ローカルサーバーにするのは少し考えた方がいいかも知れません。
- 例文1
- 例文2
例文1
「ローカルサーバーなだけに、数人しかログインしていないみたいだ」
誰もが自由に入れるように設定したとしても、そう簡単に人は集まらないでしょう。
やはり、オンラインゲームは、それなりの人数が同時に集まってこそと言えるので、(知らない)人を集めたいと思ってローカルサーバーを立てても、その目論見は簡単には達成できない可能性が高いです。
例文2
「あの人の立てたローカルサーバーに、今夜10時になったら集合ね!」
ローカルサーバーの使い道は、このように、知っている人たちだけで集まりたいという場合がほとんどです。
しかし、人が少ないほど有利になるようなイベントは、ローカルサーバーはその対象外になることがほとんどなので、そのような点には注意しましょう。
ローカルサーバーが立てられるゲームでは、その中だけで遊ぶのも楽しいものです。
充分なスペックのPCや速い回線が利用できる環境なら、一度はこのサーバー立てにチャレンジしてみてはどうでしょう。