「オープンβテスト」の意味【使い方や例文】ゲーム用語
新しいオンラインゲームがリリースされる前には、この「オープンβテスト」が行われることが多くなっています。
目次
- 「オープンβテスト」の意味とは?
- 「オープンβテスト」と「クローズドβテスト」の違い
- 「オープンβテスト」の言葉の使い方
- 「オープンβテスト」を使った例文と解釈
- 「オープンβテスト」を英語にすると?
- 「オープンβテスト」からの引継ぎはある?ない?
- 「オープンβテスト」が有料の場合の理由
「オープンβテスト」の意味とは?
オープンβテストとは、実際のサービス開始の前に、一般からプレイヤーを募って行われる、これといった不具合なくプレイできるか、ゲームバランスはどうかといったテストプレイです。
この結果によっては、リリース日が延期されたり、キャラクターの強さなどに変更が加えられたり、システム自体が多少変わることまであります。
開発・運営側だけでは気付かなかった不具合を見付けることや、全体的なバランス調整が主な目的です。
「オープンβテスト」と「クローズドβテスト」の違い
オープンβテストは、一般からプレイヤーを募って行うので、「オープン」と表現されます。
同じ会社が過去にリリースしたゲームのプレイヤーから募ったり、特定の会社に依頼して同じことが行われることを、「クローズドβテスト」と言います。
「β」と呼ばれる由来は、開発が一通り終わった段階を「α」状態と呼ぶことから、その次の段階だという意味です。
(ギリシャ語で「α」の次の「β」から)
「オープンβテスト」の言葉の使い方
オープンβテストという言葉は、開発・運営側がプレイヤーを募集する時にそのまま使われます。
参加できるは抽選で選ばれた人で、基本的に無料ですが、中には有料で行われるケースもあるので注意してください。
募集は公式サイトで行われる場合が多いですが、前に同じ会社のゲームをプレイしていた人には、この案内がメールなどで個別に届くことがあります。
「オープンβテスト」を使った例文と解釈
オープンβテストは、一定の期間を区切って行われます。
その間に何か不具合を見付けたり、おかしいと感じた場合には、すぐに運営側に報告することがほとんどの場合で義務となっています。
まとめて報告するケースもあるので、その場合には気付いたや希望があれば、その場ですぐにメモしておきましょう。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「あのゲームのオープンβテストに参加したいけど、かなり倍率が厳しいみたいだ」
人気作の後継ゲームだったり、メジャーな会社からのリリースになるゲームでは、このオープンβテストに参加できる倍率がかなり高い場合も少なくありません。
そのような場合には、10倍や20倍は当たり前なので、当選できなくても仕方ありません。
例文2
「どうもオープンβテストが長引いているらしい」
オープンβテストは期間を決めて行われるものですが、途中でバージョンアップに当たる更新が行われた場合などには、その期間が延長されることがあります。
それによって、よりゲームとして熟成されていくことになるので、リリース日まで延期されたとしても、期待して待っていましょう。
例文3
「オープンβテストでは無かった機能が付いているって本当?」
オープンβテストの結果から、本リリース時には、その時には無かった新たな機能が追加されていたり、逆に、あったものが削られていることもあります。
オープンβテストは、そのような判断の為に行われるものです。
「オープンβテスト」を英語にすると?
この「オープンβテスト」は、英語でもそのまま「open beta(β) test」と呼ばれます。
最後のテストを略して、「open beta」とだけ使われるケースも多いです。
尚、これが行われる前に、既に上で説明した「クローズドβテスト」が行われたという場合も多く、大抵のゲームは、この2段階のテストで実際にリリースする前の調整を行います。
オープンβテストは、その最終段階だということです。
「オープンβテスト」からの引継ぎはある?ない?
オープンβテストで残した最終的なプレイデータは、そのまま本リリース時に引き継げる場合と、そこで破棄されてしまう場合があります。
ただし、前者の場合でも、一部のデータだけということが多く、全てそのままとはいかないと考えておいてください。
最初からレベルが高かったり、アイテムを多く持っている人が居ると、それだけでバランスが崩れる原因にもなってしまうからです。
これについては、オープンβテストの開始前、またはその間に告知があります。
テスト内容によっても変わることもあるので、基本的には引き継げるとは考えないでおいた方がいいでしょう。
「オープンβテスト」が有料の場合の理由
オープンβテストが有料で行われる場合、そこまでして(お金を払ってでも)プレイしたいという熱心なプレイヤーを集めたいという理由だったり、中には開発費の一部を補う為だという理由のこともあります。
開発に協力するのに、お金をとるとはどういうことだと思ってしまうかも知れませんが、中にはそれだけ台所事情が厳しい会社もあるのです。
ただし、有料だった場合には、本リリース時には何らかの特典が付いていると考えていいので、決して損になることはないでしょう。
実際に、有料で募集が行われた例では、本リリース時に何ヶ月かのプレイ料金が無料になるという特典が付いていました。
(そのゲームは月課金制です)
オープンβテストは、新しいゲームが完成に至る最終段階に行われる、一般参加型のテストプレイです。
オンラインゲームは、もちろんユーザーがあってのものです。
参加できた時には、不具合の発見だけでなく、自分なりの意見もどんどん出してください。