「身の振り方」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
「身の振り方」とは、「将来の生活・仕事に関する方針」や「自分がこれからどうやって生計・人間関係を得て生きていくのかということ」です。
「身の振り方」の「意味・類語・言い換え・使い方・例文・英語・語源・言葉・心理」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「身の振り方」の意味とは?
- 「身の振り方」の類語や言い換え・似た言葉
- 「身の振り方」の言葉の使い方
- 「身の振り方」を使った例文
- 「身の振り方」の英語
- 「身の振り方」の語源
- 「身の振り方」を使った言葉や意味を解釈
- 「身の振り方を考える」と言う心理
「身の振り方」の意味とは?
「身の振り方」の意味は、「将来の生活・仕事に関する方針」や「自分がこれからどうやって生計・人間関係を得て生きていくのかということ」になります。
人生の大きな転換点・区切りにおいて「身の振り方」を考えることになりますが、「身の振り方」という言葉には、「わが身の処遇の仕方・自分自身の人生や仕事をどうするのか」という意味があるのです。
「身の振り方」とは今後の自分の人生・生活・仕事に関する方向性や目的意識のことであり、「身の振り方」を決める時には「思い切った意思決定・自己選択」が必要になってくるのです。
自分がこれからどのような仕事をしてどんな人生を生きていくのかを選んで決めること、自分の身の処遇を自分の意志で決めることが「身の振り方」ということになります。
- 「身の振り方」の読み方
「身の振り方」の読み方
「身の振り方」の読み方は、「みのふりかた」になります。
「身の振り方」の類語や言い換え・似た言葉
「身の振り方」の類語や言い換え・似た言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?
「身の振り方」の類語・言い換え・似た言葉について、分かりやすく解説していきます。
- 「今後の方針」【こんごのほうしん】
- 「進路」【しんろ】
- 「去就」【きょしゅう】
「今後の方針」【こんごのほうしん】
「身の振り方」の類語・言い換えとして、「今後の方針・今後どうするか」があります。
「今後の方針」とは、これからどのような方法・仕事で生きていくのかという方向性・目標のことです。
「今後の方針」は「今後どうするか」とほぼ同じ意味を持っています。
「身の振り方」という言葉には、これから自分がどのように生きていくのかという「将来の生活・仕事に関する方針」の意味合いがあります。
そのため、「身の振り方」の類語として、「今後の方針・今後どうするか」を上げることができるのです。
「進路」【しんろ】
「身の振り方」の類語・似た言葉として、「進路・進む道」があります。
「身の振り方」とは、これから自分がどのような道で生きていくのかという方針のことであり、「進路・進む道」と似たような意味合いがあります。
「進路」とは、進学・就職・転職などのこれから自分が進んでいく道のことです。
「進路」と「進む道」はほぼ同じ意味になっています。
そのことから、「身の振り方」に似た言葉として、「進路・進む道」を上げることができるのです。
「去就」【きょしゅう】
「身の振り方」の類語・言い換えとして、「身の処し方・去就(きょしゅう)」があります。
「身の処し方」とは、自分の身をどのように処遇するのか、これからどのように生きていくのか(働いていくのか)ということを意味しています。
「去就」とは自分の身の処し方・進退のことであり、特に何らかの問題・不祥事があった時に「今の地位・職業に留まるのか責任を取って辞めるのか」ということを意味しています。
「身の振り方」という言葉は、「身の処し方・去就」という言葉に言い換えることができるのです。
「身の振り方」の言葉の使い方
「身の振り方」の言葉の使い方は、「進学・就職・転職・退職・結婚・離婚・離別・死別」などの人生の節目(区切り)や転換点(分かれ道)において、自分の意思決定を求められる時に使うというものです。
第一志望の大学に不合格になった時には、第二志望以下の大学に進学するのか浪人してもう一度受験するのかの「身の振り方を考える」といった使い方をすることができます。
今まで勤めていた会社を辞めたり、年齢で定年退職したりして、これからの仕事・人生をどうするか考える時にも、「身の振り方」という言葉を使用することができます。
結婚・離婚という人生・夫婦の重要な転換点に対しても、「身の振り方」という言葉を使うことができるでしょう。
「身の振り方」を使った例文
「身の振り方」を使った例文には、どのようなものがあるのでしょうか?「身の振り方」を使った例文について、紹介していきます。
- 「身の振り方」の例文1
- 「身の振り方」の例文2
- 「身の振り方」の例文3
「身の振り方」の例文1
20年にわたって働いてきた職場を来年3月に依願退職することになり、私は身の振り方を真剣に考える機会を得た。
「身の振り方」の例文2
今後の身の振り方について悩んでいる期間はとてもつらいですが、自分の仕事や人間関係を自分の意志・考えで選ぶということは大切なことなのです。
「身の振り方」の例文3
3年以上も付き合っていた彼氏との結婚話が白紙撤回されたことで、彼女はこれからどうするかの身の振り方に深く悩むことになってしまった。
「身の振り方」の英語
「身の振り方」の英語は、“how to dispose of oneself”、“what to do with oneself”、“what one should do”、“a plan for one's future”などになります。
「身の振り方」という言葉を用いた英語の文章には、以下のようなものがあります。
“I have not decided what I should do. ”(私は自分がどうすべきかの身の振り方についてまだ決めていません。)
“He doesn't know what to do with himself. ”(彼は身の振り方が分からずにいた。)
“You should think more about your plans for the future. ”(あなたは今後の身の振り方についてもっと真剣に考えるべきです。)
「身の振り方」の語源
「身の振り方」の語源は、「身」が「自分自身・わが身」を意味していて、そこから転じて「自分の生活・生き方・人生」という意味合いが生まれました。
「振り方」というのは、「自分の身(自分の人生)をどこに割り振っていくかのやり方・方針」の意味を持っています。
就職転職・結婚離婚・退職などの「人生の転換点・分岐点」において、わが身をどの仕事や場所(集団組織)、人間関係に割り振っていくか、当てはめていくかというのが「身の振り方」の語源になっています。
「身の振り方」を使った言葉や意味を解釈
「身の振り方」を使った言葉やその意味を分かりやすく解釈していきます。
- 「身の振り方を考える」
- 「身の振り方を決める」
- 「身の振り方が分からない」
「身の振り方を考える」
「身の振り方を考える」という言葉の意味は、「これからの自分の人生の生き方・働き方・人間関係について考える」や「自分の人生の分岐点において今後どうするかを考える」ということになります。
「進学・就職転職・結婚・退職」といった自分の人生にとって大きな意味を持つ節目・分岐点(分かれ道)で、今後どうするかの方針を考えることが、「身の振り方を考える」ということなのです。
「身の振り方を決める」
「身の振り方を決める」とは、進学や就職、結婚といった自分の人生にとって重要な分岐点・転換点において、自分が生きる道(自分が進んでいきたい道)を選んで決めるということです。
「身の振り方を決める」というのは、「仕事・結婚・経済生活・恋愛・人間関係」といった人生の重要な問題・関係に対して選ぶ意思決定をすることなのです。
「身の振り方が分からない」
「身の振り方が分からない」という言葉の意味は、「これから自分がどのようにして生きていけば良いのかが分からない」や「今後の自分の生活・仕事の方針が分からない」などになります。
退職・失業して自分がどんな仕事をしたいのかが分からない時、恋愛・結婚で相手と別れて何を支えにして生きていけばいいのか分からない時などに、「身の振り方が分からない」という言葉を使うことができます。
「身の振り方を考える」と言う心理
「身の振り方を考える」と言う心理は、「進学・就職・転職・結婚・離婚・離別」などの人生や人間関係の重要な節目(分岐点)において、これからの自分がどのように生きていけば良いのかを悩んだり迷ったりしながら考える(迷いながらも最終的に自分の進路を選択する)という心理になっています。
「身の振り方」という言葉について徹底的に解説しましたが、身の振り方には「将来の生活・仕事に関する方針」や「自分がこれからどうやって生計・人間関係を得て生きていくのかということ」などの意味があります。
身の振り方の類語・言い換え・似た言葉としては、「今後の方針」「進路・進む道」「身の処し方・去就」などがあります。
「身の振り方」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。