「トレイン」の意味・類語【使い方や例文】ゲーム用語
意図せずこのトレインと呼ばれる状況になってしまった場合には、とても厄介だと言えるでしょう。
目次
- 「トレイン」の意味とは?
- 「トレイン」の類語や言い換え
- 「トレイン」の言葉の使い方
- 「トレイン」を使った例文と解釈
- 「トレイン」の語源
- 「トレイン」を英語にすると?
- 「トレイン」の言葉がよくつかわれるゲームのジャンル
「トレイン」の意味とは?
トレインとは、自分のキャラクターの後に、NPC(モブキャラ)やモンスターがぞろぞろと付いてくる現象を指します。
多くはそれらに追い掛けられている場合に発生し、中には意図してそういった状況を作ることもあります。
ゲームによっては、攻撃してはいけないNPCを攻撃したことで(衛兵など)、指名手配の如く、延々と数々のNPCに追い回されることになってしまう場合があり、これも「トレイン現象」の1つです。
「トレイン」の類語や言い換え
トレインという状態は、要は何者かに尾行され続けている(ただの尾行ではなく、隙あらば襲ってくる)状況です。
しかし、自らがそれらを引き連れているようにも見えることから、「釣りをしている」と表現されることがあります。
「大物釣り中」(強いモンスターに追い掛けられている場合)などと使われ、本人にとっては大変な状況でも、(いい趣味とは言えませんが)面白がられることも少なくありません。
「トレイン」の言葉の使い方
トレインは、何らかの目的があって、自らそれを行っている時には自分で「トレイン中」などと使いますが、多くの場合、傍目からその状況を表現する時に使われます。
ここで言う何らかの目的とは、引き連れているモンスターを人にけしかける為という場合が含まれるので、トレインになっている人には近付かない方がいいでしょう。
「トレイン」を使った例文と解釈
トレイン状態の人が、連れているモンスターなどに殺害されてしまうと、目標を失ったそれらが、今後はその周りの人の誰かを次のターゲットとして付いてくることがあります。
その為、ゲームによっては意図せずトレインになった時には、自分に近付かないように周知することがマナーとなっている場合があり、このようなマナーは事前にきちんと確認しておきましょう。
それを怠った為に皆に嫌われてしまっては、モンスターにやられてしまうより困ることになるかも知れないからです。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「さっきから付いているモンスターたちを振り切れなくて、正にトレイン状態だよ」
とても勝てないと思って逃げたはいいものの、そのまま追い回されることになると、それに更に他のモンスターがくっ付いてきて、トレインになってしまうケースがあります。
この場合、どこかで振り切らないと、いずれは捕まってやられてしまうので大変です。
例文2
「トレインになっている人を見掛けたら、すぐに遠い所まで逃げろと言われている」
連れているモンスターを全て倒せる自信が無ければ、そのような状態の人は避けるに越したことはありません。
また、状況によってはその人に加勢して、共に全滅させるという手もあります。
トレインの人がこれを求めている場合、可能なら(勝てる自信があれば)一緒に戦ってみるのもいいでしょう。
例文3
「トレインから何匹かがこっちに付いてきた!冗談じゃないよ!」
トレイン状態の人の近くに居た為に、何匹かのモンスターを引き受けてしまった(自らもトレインになってしまった)というケースです。
このようなことが起らないように、トレインの人に無闇に近付くのはやめておきましょう。
場合によっては、本当に冗談ではないことになってしまいます。
「トレイン」の語源
トレインという言葉はご存知のように、英語で「列車」という意味です。
複数のNPCやモンスターに追い掛けられて、それらを引き連れている様子が、まるで列車が走っているように見えることから、この名前が付いています。
「トレイン」を英語にすると?
トレインはそのままの“train”で、英語圏の人にも通じる言葉です。
日本だけで使われている英語(和製英語も含む)のゲームスラングは、そのままでは意味が通じないものも多いですが、このトレインという言葉は、その状況の見た目からも問題なく使うことができます。
尚、英語ではその人を指して、“training”と進行形で使う場合が多いです。
“○○ is training”という用例では、○○という人がその状態だという意味になります。
「トレイン」の言葉がよくつかわれるゲームのジャンル
トレインという言葉は、その状況が作れる(起こってしまう)ゲームでのみ使える言葉です。
よって、ほとんどパーティで行動するタイプのゲームで使うことはあまりなく、基本的にキャラクターが単独行動のゲームでよく使われます。
そのようなタイプのロールプレイングゲームでは、結構頻繁に聞くことになるかも知れません。
また、付き連れているのが自分で操作する仲間の場合にも、このトレイン状態と呼ぶことがありますが、見た目はそのように見えても、これは誤用です。
トレインは傍目からは面白く見えるかも知れませんが、そうなっている本人にとっては一大事のことも多いので、茶化したりはせずに、加勢するつもりが無ければ、自分にまで被害が及ばないうちにすぐに遠くまで離れることが推奨されます。