「デバフ」の意味・類語【使い方や例文】ゲーム用語
多人数でパーティを組んで遊ぶオンラインゲームで、比較的慣れているプレイヤーが時折口にすることがあるのが、このデバフです。
目次
- 「デバフ」の意味とは?
- 「デバフ」の類語や言い換え
- 「デバフ」の使い方
- 「デバフ」を使った例文と解釈
- 「デバフ」の語源は対義語から?
- 「デバフ」を英語にすると?
- 「デバフ」の言葉がよくつかわれるゲームのジャンル
「デバフ」の意味とは?
デバフとは、戦闘中に何らかの方法で、相手を弱体化させることを指す言葉です。
それが魔法によるものだったり、アイテムの効果だったり、そのようなことができる可能な行動によるものだったりと、内容に制限は一切なく、結果的に相手を弱体化させることができれば、デバフは成功です。
「デバフ」の類語や言い換え
デバフを他の言葉で言い換える場合には、有名なロールプレイングゲームから引用された「ふしぎなおどり」という言葉がよく使われます。
このふしぎなおどりは、そのゲームで戦闘中に選択すると、相手のマジックポイントを減らすことができます。
そこから転じて、他のゲームでも相手を弱体化させること全般に対して使われるようになり、今ではデバフと共に、ゲーム用語として普通に使われています。
「デバフ」の使い方
デバフは原則的に戦闘中にのみ使われる言葉で、それによって味方を戦闘に勝利しやすくするのが目的です。
「デバフをお願い」、「早くデハフって!」、「デバフろうか?」などと仲間内で使われる言葉です。
後述しますが、最初の「デ」を外してしまうと違う意味になってしまうので、必ず三文字ともそのまま使い、略すことはありません。
「デバフ」を使った例文と解釈
デバフが必要になるシチュエーションの多くは、そのままの状態では、攻撃がほとんど通らない、倒すのに時間が掛かってしまう、また、それをしないと勝てない強敵との戦闘中です。
直接それを行う人が発する場合と、要求する人から言われる場合に分かれますが、後者であまり頻繁に要求すると、(その為にマジックポイントやアイテムを使う必要があるので)行う側に負担を掛けることになるので、本当にそれが必要なのかの見極めも大切になります。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「この敵は最初からデバフらないと、とても勝てる気がしない」
とても守備力が高かったり、体力が強大な相手と戦う時には、最初からできる限りのデバフを行っておくといいでしょう。
途中でそれに気付いて慌てて行うことも普通にあります。
例文2
「前の戦闘で分かった通り、この相手ならデバフするまでもないでしょう」
デバフには、その為のマジックポイントやアイテムを必要とすることがほとんどなので、これを行わなくても簡単に勝てる相手の場合、それらの温存の為に行わないに越したことはありません。
ただし、その温存によって、味方が全滅してしまっては目も当てられません。
長いクエストになる場合には、節約との絡みも充分に考えながら、適時に使うことが求められます。
例文3
「ダメだ!デバフが全然足りてない!」
デバフは重複して行えることが多いです。
体力を減らすデバフの後に、防御力を下げる効果のあるデバフを行ったり、それぞれを何度も重ねられる場合など、ゲームによってシステムは様々ですが、一種類だけや一度だけであまり効果がない場合には、組み合わせや何度も行ってみることを考えてみましょう。
「デバフ」の語源は対義語から?
デバフという言葉の語源は、この言葉の対義語となる「バフ」という言葉からきています。
このバフとは、デバフとは逆に、味方の攻撃力を上げたり、体力を回復させるなどの味方を有利にする行為を指す言葉です。
どちらも戦闘で味方が有利になるという点は一緒ですが、行うことが全く違い、味方に対する方は「バフ」、相手に対して行う方は「デバフ」と、最初に英語で反対を意味する「デ」を付けて区別しています。
「デバフ」を英語にすると?
デバフは英語では“debuff”(読みも一緒のデバフ)となり、ゲームの中であれば、英語圏の人にもこのままで通じます。
しかし、完全なゲームスラングの為、最初からこの言葉を知っていないと通じないので、分からない人には「弱らせる」という意味で、“weakening”(ウィークニング)という言葉で表現するといいでしょう。
特定のデバフを行う例として、毒によって相手を弱らせる場合には、“poison weakening”と表現します。
「デバフ」の言葉がよくつかわれるゲームのジャンル
デバフという言葉は、それがゲーム中で行えるジャンルのゲームでないと使えない為、多人数参加型(MMO)のロールプレイングゲームで主に使われます。
その他のゲームで使う場合には、そのままの意味ではなく、「結果的にそれと近い状態になった」ことを表現する言葉として使われるケースが多く、例としては、野球ゲームで決定的な一打によって結果がほぼ決まったと思われる時に、「今の満塁ホームランはデバフ効果抜群だったな」(そのホームランによって、相手が精神的に折れたように見えた時)などといった使い方です。
このデバフという言葉は、対義語のバフと共に、パーティを組むタイプのオンラインゲームで使われる言葉です。
この手のゲームに慣れてくると、必要なシチュエーションですらっと出てくるようになります。