「バフ」の意味とは?ゲーム用語、使い方や例文、類語を紹介!
オンラインゲームをしている時に、アクティブなプレイヤーからよく聞く「バフ」とは、一体どんなことを指すのでしょうか。
目次
- 「バフ」の意味とは?
- 「バフ」の類語や言い換え
- 「バフ」の使い方
- 「バフ」を使った例文と解釈
- 「バフ」の語源
- 「バフ」を英語にすると?
- 「バフ」 の対義語
- 「バフ」の言葉がよくつかわれるゲームのジャンル
「バフ」の意味とは?
バフという言葉は、多人数が参加するオンラインゲームにおいて、主に味方全員の体力(やそれに準じるステータス)を回復させることを表す言葉です。
また、味方全員に対して何らかの有利になる行為(魔法やアイテムの使用)を行うこと全般にも使うことができます。
「バフ」の類語や言い換え
バフの類語は、「キャリー」という同じくオンラインゲームでよく使われる言葉です。
このキャリーは、"味方を助ける"という意味で使い、全員が対象ではないバフの意味だと考えると分かりやすいと思います。
キャリーは英語で"運ぶ"という意味のある言葉です。
そこから転じて、対象の味方を(いい方向に)運ぶ、促すことが語源になっています。
「バフ」の使い方
バフと言う言葉は、自分以外の誰かに対して助けを求める時に、または、自分からそれを行った方がいいかと聞いたり、行う時にも使う言葉なので、消耗戦になった時などには頻繁に使われます。
オンラインゲームの初心者の人は、最初は何のことだか分からないかも知れませんが、よく使っているプレイヤーとその意味を理解できると、すぐに色々な使い方のできる言葉だと分かるでしょう。
「バフ」を使った例文と解釈
バフは基本的には回復行為を求める、行う時に言葉ですが、それ以外の意味でも平気で使われる言葉です。
そのような場合でも、何となく何をするのか、して欲しいのかが分かってしまうのが面白いところで、オンラインゲームで専門的に使われる言葉の中でも、汎用性の高い言葉の1つだと言うことができます。
- 「バフ」の例文1
- 「バフ」の例文2
- 「バフ」の例文3
「バフ」の例文1
「そろそろライフがヤバイから、誰か早くバフって!」
このような使われ方は、回復系の魔法やアイテムを使える人に対し、助けを求めるシチュエーションでよく見ます。
一番一般的な使い方だと言っていいでしょう。
「バフ」の例文2
「この戦闘が終わったらバフるから、何とかここは堪えて!」
戦闘中には使えない魔法やアイテムしかなく、今すぐにそれは行えない場合によく見られる使い方です。
ゲームよっては特定の場所まで移動しないとそれが行えないなど、様々な設定が設けられています。
「バフ」の例文3
「全然攻撃が通らないから、少しバフって上げてくれない?」
バフという言葉を回復以外の意味で使った時の例です。
バフは味方全体の攻撃力や防御力を上げる(または、それらに似た)行為に対しても使える言葉なので、この例では「攻撃」という言葉が前にある為、すぐに全体の攻撃力を上げる魔法などを使ってくれという意味だと分かります。
「バフ」の語源
バフの語源は、「バッファ」からきています。
このバッファとは、コンピュータ用語で(それほど大きくない)一時的な記憶エリアのことを指す言葉です。
昔にあったオンラインゲームで、味方全体の体力を回復させる魔法があり、その効果が体力自体を回復させるのではなく、味方全員の体力にある程度のバッファを設け、それが無くなるまでは直接体力が減らなくなるという効果でした。
この魔法を「バッファ」(実際には違う名前です)と呼んでいたことが由来で、それが縮まって、この「バフ」となりました。
「バフ」を英語にすると?
バフはその由来の「バッファ」が英語表現かと言えば、それでは全く意味が通りません。
バッファには前項で説明したような意味しかないので、バフの意味する「味方全体を有利にする行為」となると、一言で表現するのは難しいです。
よって、一般的な言葉の“support”(サポート)、“rescue”(レスキュー)などをうまく絡めた文章で表現するしかありませんが、俗的な使い方で、“Polish”(ポリッシュ)=磨くという言葉をこれにあてる場合があるようです。
戦闘中に“Polish us !”などと使うことで、味方全体に何かを求める表現になります。
「バフ」 の対義語
バフと対義語には、ちょうど「デバフ」という言葉があります。
この言葉は、味方とは逆の相手全体に対し、不利になる行為を行うことを指します。
例として、相手全体の防御力を下げる場合などに使います。
先頭の「デ」は、英語で逆を表す意味があり、例えば“charge”(チャージ)は充電という意味ですが、“de”を付けて“decharge”(デチャージ)とすると、逆の放電という意味になります。
これが語源だと考えていいでしょう。
しかし、それによって味方が有利になるという意味では一緒だとも考えられるので、完全な対義語かと問われると難しいところです。
「バフ」の言葉がよくつかわれるゲームのジャンル
バフはここまでに紹介してきたように、多人数参加型のオンラインゲームで使われる言葉です。
独り言であれば、パーティを組んでプレイするロールプレイングゲームで口ずさむことも珍しくありません。
その他のジャンルのゲームでも、状況がマッチすれば使えないこともありませんが、やはり多人数が参加していることが条件になるので、そのような形のオンラインゲームの専門用語と考えていいでしょう。
バフは仲間同士で協力して戦っていくオンラインゲームをプレイするなら、是非覚えておいた方がいい言葉だと言えるでしょう。
誰かが使っているのを見ているうちに、自然と自分でも使うようになります。