「エンジョイ勢」の意味とは?類語や使い方、例文を紹介!
開発が進むゲームも、今ではオンラインゲームが主流となり、日本各地の人を相手にするだけでなく、世界中の見ず知らずの言葉も通じない人達が、対戦相手になるというスケールの大きな世界的規模のものになってきました。
そんな中で、ゲーマーから、プロゲーマーとしてゲームを生業とする人も現れ、ゲームをする目的も多様化してきました。
目次
- 「エンジョイ勢」の意味とは?
- 「エンジョイ勢」の類語や言い換え
- 「エンジョイ勢」の使い方
- 「エンジョイ勢」を使った例文と解釈
- 「エンジョイ勢」の語源
- 「エンジョイ勢」とガチ勢の違い
- 「エンジョイ勢」の英訳
- 「エンジョイ勢」は言い訳?
- 「自称エンジョイ勢」とは
「エンジョイ勢」の意味とは?
エンジョイの日本語訳の通り、「楽しむ」「喜ぶ」それに「勢」ですから、「軍隊」となりますが、ここでは、「集団」や「グループ」と、訳します。
ゲームをクリアーすることよりも、ゲームに登場するキャラクターやゲームの進め方、それぞれのアイテムが持っているデザインのすばらしさや使用方法のおもしろさなど、ゲーム全体を楽しむ集団のことを「エンジョイ勢」と言います。
別名で、ノリがいいので「ノリ勢」ほとんど趣味の世界に入り込んでいるので「趣味勢」とも呼ばれています。
- 「エンジョイ勢」の読み方
「エンジョイ勢」の読み方
「えんじょいぜい」と読み、特に、読みに迷うような箇所もありませんので、読み違いもないすんなり読める漢字です。
「エンジョイ勢」の類語や言い換え
「無課金勢」…早くクリアーするためや、ダンジョン内での戦いを有利に進めるアイテムの購入など、課金を一切行わずに、課金0で特別なアイテムをもたずにゲームを進める集団を意味しています。
「ヌル勢」…動作が「ヌルい」「集団」の意味合いで、エンジョイ勢と同様に、クリアーを急がない、ゆっくりのんびりとゲームを楽しむ集団を指します。
「初心者」…ゲームを始めたばっかりの人が集まった、素人集団です。
ルールや課金の入金方法などを学びながら、実践練習も重ねていく中で、将来が期待されるプロゲーマーの選手の発掘にも一役かっています
「エンジョイ勢」の使い方
名詞として、普通に使って構いません。
特に、使用上での条件等はありません。
「何をタラタラ、エンジョイ勢ぶってやってんの。ちゃつちゃつと終わらせな」のように、主に会話の中で使います。
「エンジョイ勢」を使った例文と解釈
- 「エンジョイ勢」の例文1
- 「エンジョイ勢」の例文2
- 「エンジョイ勢」の例文3
「エンジョイ勢」の例文1
「何だかうざいと思ったら、ここはみんなエンジョイ勢ばっかのテーブルじゃねえの」
エンジョイ勢は、ゲイマーの間では、嫌われる存在ですので、こうした嫌みはよく聞かれます。
「エンジョイ勢」の例文2
「今回のRPGは、エンジョイ勢を意識した、4K対応型の想像を超える一大スペクタクルな物語です」
エンジョイ勢が楽しむのは、基本、RPGなので、こうしたCMも出てくると思われます。
「エンジョイ勢」の例文3
「ガチ勢にしろ、エンジョイ勢にしろ、所詮はゲームオタクの域を出ていないのでは、という学者がいる反面、こうした勢が、新しい文化を創るという学者もいます」
2ちゃんネルを中心とする若者文化の一端が、ゲームをめぐる対応の仕方で、さらに新たな文化を生み出そうとしています。
「エンジョイ勢」の語源
「楽しむ・喜ぶ」といったことを意味するエンジョイをメインに「軍隊・集団」を意味する「勢」とが合体して出来た2010年代頃から使われ始めたオンラインゲームやアニメファンの間で使用される若者言葉です。
言葉の意味にもあるように、ゲーム自体を楽しむことに喜びを感じている人達で、ライトユーザーの部類に入ります。
「エンジョイ勢」とガチ勢の違い
「エンジョイ勢」は、ゲームをクリアーすることよりも、ゲーム自体を楽しむことを主眼としています。
これに比べて、ガチ勢は、誰よりも早く、それも短時間でクリアーできるかに賭けています。
だから、課金は無論のこと、大事なことは、課金にいくらかけようと一向に構いません。
早期クリアーのためなら何でもありの集団なのです。
「エンジョイ勢」の英訳
語源が英語にあるだけに、英訳はすんなりと「楽しむグループ」と訳します。
それで、次のようになります。
“The enjoyment group.”
「エンジョイ勢」は言い訳?
ガチ勢の人達の言い分で「エンジョイ勢」の人達は、いかにもゆったりとゲームを楽しんでいるかのように言うけれども、本当のところ、つまり、本音の部分は、なかなかクリヤーできない、クリヤーするだけのテクニックを身に付けていないのが真実なのではないか。
また、クリアーするだけの課金をする財力もないのではないか、という意見のことを言います。
「自称エンジョイ勢」とは
「自分は、エンジョイ勢だから」と宣言して、ゆっくりとゲームを進めているけれども、本当のところは、それくらいのテクしかもっていないゲーマーのことで、エンジョイ勢を隠れ蓑にしている人達です。
ゲームをどう楽しもうと個人の自由のようですが、ゲームを世に送り出す方でも、ニーズの研究がされています。
ガチ勢のようなヘビーユーザーとエンジョイ勢のようなライトユーザーに区別して、その好みや嗜好、テクニックといったものまでも分析して、製品化しているようです。
若者言葉で始まったある種のスラングが、市民権を得始めている事実に驚かされます。