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「師事する」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「師事する」とは、師匠(師)として尊敬して教えを受けるということです。

「師事する」「意味・類語・言い換え・使い方・例文・英語・語源・言葉」などについて、詳しく説明していきます。

師事する

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「師事する」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「師事する」の意味とは?
  • 「師事する」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「師事する」の言葉の使い方
  • 「師事する」を使った例文
  • 「師事する」の英語
  • 「師事する」の語源
  • 先生・師匠の意味の「師」を使った言葉と意味を解釈


「師事する」の意味とは?

「師事する」の意味は、師匠(師)・先生として尊敬して教えを受けるという意味になります。

自分が「弟子・門下生・後輩などの立場」で、敬っている師匠(先生)から指導・教授を受けていることを意味するのが「師事する」という言葉なのです。

「師事する」という言葉は自分から他者に働きかける能動態の言葉ですが、「師事する」という言葉の意味は「尊敬している先生から指導・教授を受ける」という受動態になっています。

「師事する」は一定の師弟関係(上下関係)の前提ができていて、自分の立場が師匠よりも下の「弟子・門下生・後輩」であることを意味する言葉になっています。

先生(師匠)である相手から、生き方や知識、技能・技術、価値観などの教えを受けている時に「師事する」という言葉を用いることが多いのです。

  • 「師事する」の読み方

「師事する」の読み方

「師事する」の読み方は「しじする」になります。



「師事する」の類語や言い換え・似た言葉

「師事する」の類語や言い換え・似た言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?「師事する」の類語・言い換え・似た言葉について、分かりやすく解説していきます。

  • 「教えを受ける・教示を受ける」
  • 「私淑する」
  • 「薫陶を受ける」
  • 「門下に入る・門弟になる」

「教えを受ける・教示を受ける」

「師事する」の類語・言い換えとして、「教えを受ける・教示を受ける」があります。

「師事する」という言葉には、自分が先生(師匠)として敬っている相手から、専門的な知識・技術や正しい生き方・道を教えてもらうという意味があります。

「師事する」には、先生(師匠)からお手本(見本・模範)を見せてもらいながら、教えを受けるというニュアンスもあります。

その意味から、「師事する」の直訳的な類語として「教えを受ける・教示を受ける」を上げることができます。

「私淑する」

「師事する」の類語・似た言葉として、「私淑する(ししゅくする)」があります。

「師事する」が相手が師匠(先生)であることを、みんなにも分かる形で公表して教えを受けることであるとすれば、「私淑する」というのは、相手が師匠(先生)であると自分の心の中だけで密かに思って教えを受けることになります。

「私淑」の出典は、「孟子 離婁下」「子は私(ひそ)かにこれを人よりうけて淑(よし)とするなり」にあります。

「私淑する」は、ひそかにその人のことを師匠(先生)と考えて尊敬しながら教えを受けることなのです。

「師事する」に似た言葉として、「私淑する」を上げることができます。

「薫陶を受ける」

「師事する」の類語・言い換えとして、「薫陶を受ける(くんとうをうける)」があります。

「薫陶(くんとう)」は、「人徳・品位などで相手を感化して良い影響を与えたり正しい方向に導いたりすること」の意味を持っています。

「薫陶を受ける」というのは、「師匠(先生)のような優れた人徳・品格を持っている相手から良い影響を受けられること」を意味しています。

「師事する」には、師匠(先生)から教えを受けて良い方向に導いてもらうというニュアンスがありますから、「師事を受ける」の類語として「薫陶を受ける」という言葉を指摘することができるでしょう。

「門下に入る・門弟になる」

「師事する」の類語・似た言葉として、「門下に入る・門弟になる」があります。

「師事する」という言葉には、自分を弟子(門下生)の立場に置いて、相手を師匠(先生)として尊敬して教えを受けるという意味合いがあります。

そのため、「師事する」という言葉は、武道や芸事、華道・茶道などの師匠について弟子になることを意味する「門下に入る・門弟になる」と似た意味を持っているのです。

「師事する」「門下に入る・門弟になる」は、似た言葉として解釈することができます。

「師事する」の言葉の使い方

「師事する」の言葉の使い方は、仕事・学問・伝統工芸・芸事などにおいて「尊敬(敬愛)していて、知識や技能を教えてもらっている先生・師匠」がいる時に使うというものです。

「師事する」という言葉は「好ましい師弟関係・上下関係」があって、その師匠(先生)のことを尊敬していて、価値のある教えを受けている時に使用する言葉なのです。



「師事する」を使った例文

「師事する」を使った例文には、どのようなものがあるのでしょうか?「師事する」を使った例文について、紹介していきます。

  • 「師事する」の例文1
  • 「師事する」の例文2
  • 「師事する」の例文3

「師事する」の例文1

茶道で長らく師事していた先生(茶匠)が亡くなったという知らせを聞いて、大急ぎで故郷の街に帰ってきた。

そこには、先生の死を聞いて駆けつけてきた大勢の同輩の顔があった。

「師事する」の例文2

現代人は自己中心的な価値観が強まり自己愛・優越感も肥大しているので、かつてのように尊敬する先生(師匠)に師事して学ぶという自分を低い立場に置く心を持ちづらくなっています。

「師事する」の例文3

絵画でも音楽でも武道・茶道・華道でも、誰を先生として「師事するか」によって、その後の成長の度合いや作品・武術の傾向が大きく変わることになる。

「師事する」の英語

師事する meaning in english

「師事する」の英語は、“study under〜”(〜の下で学ぶ・〜の下で教えを受ける)や“train under〜”(〜の下で訓練する)、“learn at his feet”(先生の足下で学ぶ)になります。

“I have studied under Dr. Hagiri. ”(私はハギリ博士に師事していた。)

“Many people learned at her feet. ”(大勢の人たちが彼女に師事した。)

「師事する」の語源

「師事する」という言葉は、漢の司馬遷(しばせん)が書いた中国古典の「史記」の時代から存在していて、「師(軍師・学師)として敬って仕える」という意味がありました。

「師事する」という言葉を「師」「事」に分解することで、より「師事」の言葉の語源・成り立ちが分かりやすくなります。

「師」「師匠(先生)にすること」を意味していて、「事」「事えること(つかえること)」を意味しています。

「師」「事」を合わせて、「尊敬する師・先生に事えること、先生に教えを受けること」の意味になったのです。

先生・師匠の意味の「師」を使った言葉と意味を解釈

「師事する」は、「師」という漢字を「先生・師匠」の意味で使用しています。

先生・師匠の意味の「師」を使った言葉とその意味を、分かりやすく解釈していきます。

  • 「師を凌ぐ」
  • 「師資相承(ししそうしょう)」
  • 「反面教師(はんめんきょうし)」

「師を凌ぐ」

先生・師匠の意味の「師」を使った言葉として、「師を凌ぐ(しをしのぐ)」があります。

師を凌ぐというのは、「尊敬していた師(先生)の実力や才能を弟子が超えてしまうこと」を意味しています。

どんなに優れている師(先生)でも、加齢・衰え、弟子の成長などの要因によって、いつかは「師を凌ぐ」という状態に直面することになります。

しかし、「師を凌ぐ」は師弟関係の実力の逆転であると同時に世代交代を予期するものであり、尊敬されている先生の多くは弟子が自分を超えていくことを嬉しく思うものなのです。

「師資相承(ししそうしょう)」

先生・師匠の意味の「師」を使った言葉として、「師資相承(ししそうしょう)」があります。

「師資相承」という言葉は、「師(先生)の教え・技芸を弟子へと受け継いでいくこと」「師から弟子へと学問・技芸・道(法)などを引き継いでいくこと」を意味しています。

濃厚な師弟関係のある歌舞伎・工芸などの伝統技能や専門的な職種の世界では、今でも「師資相承」が面々と続けられていて、師から弟子へと高度な技能・奥義・道が伝えられているのです。

「反面教師(はんめんきょうし)」

先生・師匠の意味の「師」を使った言葉として、「反面教師(はんめんきょうし)」があります。

「反面教師」は、「真似してはいけない悪い見本(好ましくないお手本)として、反省や戒めの材料となる物事・人物」を意味しています。

学問にせよ芸事にせよ、弟子から尊敬される先生(師匠)となるべき人物は、最低でも「反面教師にならないこと(悪い見本・手本を示さないこと)」を矜持や目標として定めるべきなのです。

icon まとめ

「師事する」という言葉について徹底的に解説しましたが、「師事する」には「師匠・先生として尊敬して教えを受ける」などの意味があります。

「師事する」の類語・言い換え・似た言葉としては「教えを受ける・教示を受ける」「私淑する」「薫陶を受ける」「門下に入る・門弟になる」などがあります。

「師事する」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。