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「カンスト」の意味とは?ゲーム用語、類語や使い方、例文を紹介!

ゲームが好きな人なら知っている人も多いカンストとは、どのような意味で、どんな時に使う言葉なのかを見ていきましょう。

カンスト

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「カンスト」の意味とは?ゲーム用語、類語や使い方、例文を紹介!>


目次

  • 「カンスト」の意味とは?
  • 「カンスト」の類語や言い換え
  • 「カンスト」の使い方
  • 「カンスト」を使った例文と解釈
  • 「カンスト」の語源
  • 「カンスト」を英語にすると?
  • 「カンスト」が65535で多いのは何故?
  • 「カンスト」で255もよく見る理由は?
  • 「カンスト勢」とは?


「カンスト」の意味とは?

「カンスト」の意味とは?

カンストとは、それ以上(見た目の)数字が上がらなくなった現象を指す言葉です。

例えばあるゲームで点数を9,999,999点まで獲って、それ以上はいくら敵を倒しても上がらなくなったとします。

このような場合に「点数がカンストした」と使います。

何も点数だけでなく、レベルや所持金などに対しても使える言葉で、そこまでその数字を上げるのを目標にゲームをプレイしているという人も居ます。



「カンスト」の類語や言い換え

「カンスト」の類語や言い換え

カンストの類語に、「理論値」という言葉があります。

「理論的にそこまでしか上がらない数値」という意味から、カンストした時の数値がこの理論値となります。

9,999,999点でカンストした時には、その9,999,999点が理論値です。

「カンストした」という表現は、「理論値に達した」と言い換えることができます。

「カンスト」の使い方

「カンスト」の使い方

カンストは、点数を稼ぐのが目的のゲームでよく使われる言葉です。

カンストを目指す、もうちょっとでカンストだったなどとよく使われます。

大抵のゲームにおいて、それが目指すべき本来の目的だということはほとんどありません。

しかし、1つ目安だったり、そこまでの速さを競うような遊び方をする場合もあります。



「カンスト」を使った例文と解釈

「カンスト」を使った例文と解釈

カンストという言葉がよく使われるゲームとして、シューティングゲームやロールプレイングゲームが挙げられます。

前者では敵を倒して上がっていく点数に対して使い、後者ではレベルや所持金、経験値などに対して使います。

  • 「カンスト」の例文1
  • 「カンスト」の例文2
  • 「カンスト」の例文3

「カンスト」の例文1

「カンストまではいかなかったが、かなりの高得点が出せて満足した」

ゲームを作る側からすると、なるべくカンストはしないように考えているものです。

9,999,999点でカンストしてしまう仕様だと、大会を行った時に同点で何人も並んでしまう可能性があったり、そこまで達してしまったプレイヤーが目標を失ってしまうことにもなってしまうからです。

「カンスト」の例文2

「レベルは1500でカンストだと聞いている」

主人公を育てていくタイプのゲームでは、レベルという要素がほとんどゲームで採用されています。

それが最大値まで達してしまうと、それ以上は強くならないので(他の武器などの要素で強くなることは別です)、どこまでレベルを上げられるのかを事前に知っておくと、その先の戦略に役に立ちます。

「カンスト」の例文3

「カンストしたように見えるけど、内部ではそれより溜まっているはずだ」

カンストは、見掛けだけの場合も含まれます。

カンストによって、10,000,000ゴールドまでしか所持金を持てない場合でも、実は内部ではそれを超えた分までカウントされていることも少なくありません。

そのようなケースでは、本当は12,000,000ゴールドを持っていても、表面上では10,000,000ゴールドの表示になり、その状態で1,000,000ゴールドを遣っても、表示は10,000,000ゴールドのまま(まだ内部で11,000,000ゴールド持っている為)です。

「カンスト」の語源

「カンスト」の語源

カンストの語源は、カウンターストップに由来します。

文字通り、カウンターの加算がそこでストップしてしまう数字まで到達しまったという意味です。

何故そのような数値を設定されるのかというと、点数や所持金の場合は、どこまでも加算し続けると、画面の表示レイアウトが崩れてしまう、または点数のカウンター用のデータ枠をそこまでしか確保していないという理由のことが多く、レベルや経験値では、最高レベルという設定を設ける為です。

「カンスト」を英語にすると?

「カンスト」を英語にすると?

カンストを英語で表現すると、由来のまま「カウンターストップ」だと思われるでしょう。

しかし、これは和製英語なので、英語圏の人には通じません。

きちんと通じる英語に直すと、“maximum value(point)”(マキシマムバリュー・ポイント)が「理論値」を指す英語で、これに“of counter”を付けた、“maximum value(point) of counter”「カンスト」と全く同じ意味になります。

「カンスト」が65535で多いのは何故?

「カンスト」が65535で多いのは何故?

カンストでよく見られる数字の1つが、この65535です。

どうしてこのような中途半端な数字でカンストしてしまうのかと言えば、ゲームでは内部で16進数を使ってあらゆる数値をカウントしていることが多い為です。

16進数では、1桁で0〜F(10進数の0〜15)を表せます。

何かのカウンター用のデータ枠として4桁しか確保していないと、FFFF=10進数で63335が理論値となる訳です。

「カンスト」で255もよく見る理由は?

「カンスト」で255もよく見る理由は?

これも上の65535と同じく、内部のカウントが16進数なのが理由です。

16進数は2桁でFF(10進数の255)までを表現できる仕様なので、2桁しかその為のデータ枠をとっていない場合には、255が理論値となり、そこでカンストしてしまうのです。

「カンスト勢」とは?

「カンスト勢」とは?

カンスト勢とは、ゲームで(主にレベルの)カンストを目標にプレイしている人たちを表す言葉です。

ミッションやゲームのクリアより、いかに自分のキャラクターを強くできるかということに重点を置いてプレイしている人たちなので、プレイヤー同士で協力プレイが可能なゲームでは、あまりよく思われない場合も多いです。

icon まとめ

カンストは、ゲーム用語の中でもとても有名な言葉です。

それほどゲームに夢中になっている訳ではない人でもごく普通に使う言葉で、要は「上限値に達したこと」とさえ覚えておけばいいので、知っておいては損はないでしょう。