「英気を養う」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「英気を養う」の意味や類語を紹介します。
さらに「英気を養う」の使い方や、「英気を養う」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「英気を養う」の意味とは?
- 「英気を養う」の類語や言い換え・似た言葉
- 「英気を養う」の言葉の使い方
- 「英気を養う」を使った例文
- 「鋭気」と「英気」の漢字による違い
- 「英気を養う」方法
「英気を養う」の意味とは?
「英気を養う」という言葉を使った事があるでしょうか。
ビジネスシーンで活躍されている人の中には、日常的に「英気を養う」という言葉を使っているという人もいるかもしれません。
一方で、主婦の方学生のみなさんなどは、「英気を養う」という言葉をそれほど使わないかもしれません。
このようにビジネスシーンで使う事が多い「英気を養う」という言葉ですが、言葉の意味を知ると日常生活でも使いやすい言葉だと感じるかもしれません。
そこで「英気を養う」の読み方と意味を紹介します。
- 「英気を養う」の読み方
- 「英気を養う」の意味
- 「英気を養う」という乾杯のあいさつ
「英気を養う」の読み方
「英気を養う」は「えいきをやしなう」と読みます。
「英気」は「えいき」と読みますので、これを機会に覚えておきましょう。
また「えいきをやしなう」という音で、この言葉を覚えている人は、「英気」を「鋭気」と間違えてしまいがちです。
似た意味を持つ言葉同士ですが、「英気を養う」というフレーズの時は、「英気」だと覚えておきましょう。
「英気を養う」の意味
「英気を養う」の「英気」にはどのような意味があるでしょうか。
「英気」には、「優れた気性」「才気」という言葉に加えて「やる気」という意味があります。
「才気」は「優れた頭脳の働き」という意味があります。
「英気を養う」という言葉を使う時は、「優れた気性や、才気を発揮できる状態にするために、休息する」「やる気が出るように休養する」「優れた気性や才気を発揮し、やる気を充てんするためにリフレッシュする」という意味があります。
「英気を養う」という乾杯のあいさつ
ビジネスシーンで「英気を養う」という言葉は頻繁に使われます。
特にプロジェクト前に開かれる飲み会などでは、乾杯のあいさつ時などに、定型句のように「英気を養う」という言葉が登場します。
このような時の「英気を養う」は、「飲み会を通じて気持ちをリフレッシュし、心身を最高の状態にし、やる気を充てんしましょう」などという意味で使われていると考えられます。
「英気を養う」の類語や言い換え・似た言葉
続いて「英気を養う」の類語や、「英気を養う」と言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
どのような言葉が「英気を養う」と言い換えられるかを知ると、語彙が増えて文章力のスキルが上がるかもしれません。
- 「リフレッシュする」【りふれっしゅする】
- 「リカバリー」【りかばりー】
「リフレッシュする」【りふれっしゅする】
「リフレッシュ」というカタカナ語を使った、「リフレッシュする」という言葉は、「英気を養う」と言い換えられるような似た意味の言葉です。
「リフレッシュ」には「元気を回復する事」「いきいきとした状態を取り戻す事」などの意味があります。
「英気を養う」という言葉にも、「リフレッシュ」とほとんど同じ意味が含まれています。
「スポーツをしてリフレッシュする」というケースと、「飲み会を通じて英気を養う」というケースはとても似ています。
「リカバリー」【りかばりー】
「リカバリーする」の「リカバリー」には、パソコン上でおかしくなってしまったファイル等を元の状態に戻す、異常な動きをするハードを元通りにするなどの意味があります。
またパソコン以外にも、様々なものを元通りにするという意味で「リカバリー」という言葉が使われています。
例えば激しい運動をした後に、栄養満点の食事をして、傷ついた体を元の状態に戻す時も、「リカバリー」という言葉を使います。
仕事開けの飲み会で、「英気を養う」という場合は、「リフレッシュ」という意味よりも、「リカバリー」という意味合いの方が強いかもしれません。
「英気を養う」の言葉の使い方
「英気を養う」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「英気を養う」には、「優れた気性や才気を発揮し、やる気を充てんするためにリフレッシュする」という意味があります。
そのような必要がある場面で「英気を養う」という言葉を使ってみましょう。
例えば仕事をしている時に、「やる気が出ない」と感じる事があると思います。
あるいは「頭が働かない」と感じる事もあるでしょう。
このような時は、「英気を養う」必要がある時です。
また、これから重要な仕事や、大変な労力が必要な仕事に取り掛かる前には、気力を充てんし、能力を発揮できる状態を作る必要があります。
このような大事な作業や大変な作業の前にも、「英気を養う」という言葉を使いましょう。
「英気を養う」を使った例文
「英気を養う」を使った例文を見て行きましょう。
「これから、大変なプロジェクトをスタートさせます。この飲み会を楽しんで、ぜひ『英気を養って』ください、乾杯!」、「納品するために、無理な仕事を続けてしまった。週末はゆっくり休んで『英気を養う』事にしよう」、「最近全然調子が出ないのは、疲労がたまっているからかもしれない。「英気を養う」必要があるかもしれない」などです。
これから大きな仕事をする予定がある時、またやる気が起こらなかったり、いつものパフォーマンスが発揮できない時は、ぜひ「英気を養う」ようにしましょう。
「鋭気」と「英気」の漢字による違い
「英気」と「鋭気」という二つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。
「鋭気」という言葉には、「鋭い性質」という意味と、「意気込み」という意味があります。
「鋭気のある新卒社員」という場合は、鋭い性質を持っている見込みがある新卒の社員という意味があります。
また「鋭気に満ちている」という場合は、「意気込みがあふれるようにある状態」という意味になります。
一方の「英気」は、優れた気性や才気、やる気という意味があります。
読み方が同じで、似た意味の言葉ではありますが、微妙に意味合いが違う事が分かります。
「英気を養う」方法
最後に「英気を養う」方法を見て行きましょう。
やる気が出ない時や、頭が働かない時はどのような対処法を取るべきでしょうか。
誰にでも通用するような、基本的な「英気を養う」方法をいくつかしょうかいします。
- 「たっぷり寝る」
- 「趣味に夢中になる」
- 「旅行に行く」
「たっぷり寝る」
何かと調子が出ない時は、疲れている可能性が高いでしょう。
そこで、たっぷり寝る事を意識してみましょう。
仕事をする時間が長い人は、睡眠負債と呼ばれるような状態に陥っているかもしれません。
睡眠不足が続き、睡眠負債ができると、通常のパフォーマンスを発揮するのが難しく、やる気も出ないでしょう。
週末は家から一歩も出ず、眠り続けるくらいの意気込みで過ごすと、「英気を養う」事ができるかもしれません。
「趣味に夢中になる」
「趣味に夢中になる」と心がリフレッシュされます。
失われたやる気が戻ってくるかもしれません。
ゲームをする事、釣りをする事、買い物をする事など、趣味は人それぞれです。
趣味に夢中になるコツは、人目を気にしない事です。
自分の好みにあった趣味を思い切り楽しめば、「英気を養う」事ができそうです。
「旅行に行く」
「旅行に行く」と不思議と「英気を養う」事ができます。
まず旅行に行くと、目の前の風景が変わるので気分転換が可能です。
さらにその土地の美味しい食べ物を食べたり、行きたかった観光名所に行けるなど、気持ちがワクワクする事が多いしょう。
心と体が疲れ気味は、ぜひ旅行に行く計画を立てましょう。
「英気を養う」の意味や使い方を見てきました。
「英気を養う」という言葉は、飲み会の挨拶で定型句として使われていますので、意味を覚えておきましょう。
さらに仕事や勉強で良いパフォーマンスを発揮するために、自分なりの「英気を養う」方法を作っておきましょう。