「憤怒」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「憤怒」とは?

「憤怒」というのは人物や物に対してつい腹が立ち、怒りの感情が溢れて激しくぶつかっていく様子を指しています。

キリスト教においては7つの大罪の1つとして知られており、他の6つの大罪と合わせて創作作品などに使われることが多い表現だといえます。

人間のネガティブな感情として考えられており、仏教においても人間を地獄に落とすと考えられています。

• 「憤怒」の読み方

「憤怒」の読み方

「憤怒」は「ふんど」と言われることもありますし、「ふんぬ」と言われることもあります。

どちらでも構いません。

「憤怒」の表現の使い方

「憤怒」というのは「大いに怒る、激しく怒り、興奮している様子」などという意味があります。

「憤る」と「怒る」を合わせた表現であり、並々ならぬ怒りを表現するときに使われる表現です。

ニュースやテレビなどでもよく使われる表現ですね。

一般的には「ふんど」読まれることが多いと考えられます。

「ふんぬ」は仏教用語に由来した読み方であり、宗教的な意味合いが含まれています。

「憤怒」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介していきます。

• 「憤怒」を使った例文1
• 「憤怒」を使った例文2

「憤怒」を使った例文1

「親友に裏切られ、彼は憤怒の形相だ」

誰しも友達や親友から裏切られたくないですよね。

いちど裏切られてしまうと、その人の事は二度と信用できないなどと感じる人もいるのではないでしょうか。

ましてやそれが信頼できると思っていた親友だったら、二度と会いたくない、二度と口を聞きたくない、などと思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

「憤怒」を使った例文2

「家族を交通事故で亡くし、彼女の悲しみは憤怒となって爆発した」

家族を交通事故などで亡くしてしまうと、その悲しみや怒りをどこに向けたらよいのかわからず、戸惑ってしまうこともあるかもしれませんね。

一生懸命その悲しみを我慢した結果、最後は怒りとなって爆発してしまうということもあるのではないでしょうか。

交通事故などで家族を失ったときの心の傷はかなり深いと言われており、必要に応じてカウンセラーなどに会うことも大切です。

適度に助けを得ていきたいですね。

「憤怒」の類語や類義語

ここでは類義語を紹介していきます。

• 「憤慨」【ふんがい】
• 「怒り」【いかり】

「憤慨」【ふんがい】

「憤慨」というのはひどく腹を立てる事という意味になります。

例えば「身勝手な振る舞いに憤慨する」などと言いますね。

「憤怒」よりもよく使われる表現です。

「怒り」【いかり】

「怒り」というのは怒ることや腹立ち、憤り、という意味になります。

人間の原初的な感情の1つであり、原因や要因は様々だと考えられます。