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「浮世離れ」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「浮世離れ」とは俗世間の出来事や常識に無関心なことですが、浮世離れの「類語・言い換え・対義語」にはどのようなものがあるのでしょうか?

浮世離れの「使い方・例文」についても、詳しく解説していきます。

浮世離れ

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「浮世離れ」の意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「浮世離れ」の意味とは?
  • 「浮世離れ」の類語や言い換え
  • 「浮世離れ」の使い方
  • 「浮世離れ」を使った例文
  • 「浮世離れ」している人の特徴
  • 「浮世離れ」の対義語


「浮世離れ」の意味とは?

「浮世離れ」の意味は、俗世間の出来事や常識感覚からかけ離れていることであり、特にみんなの欲求(執着)の対象である「仕事やお金・豊かな生活・異性や結婚」などにほとんど関心を示さないことです。

浮世離れとは世間一般の常識的な考え方や生き方から外れていることを意味していて、みんなに合わせて行動する協調性や適応性に欠けていることが多いのです。

浮世離れの「浮世」「現世(つらくて儚い現実・世の中)」のことを意味していて、浮世離れには「現実の物事について真剣に考えていない+現実の社会や他者に合わせて生きようとする適応能力が低い」といったニュアンスがあります。

浮世離れした人は、自分独自の価値観やルール(行動方針)に従って単独行動することが多く、世間一般の常識や損得勘定から外れた行動をしやすいのです。

  • 「浮世離れ」の読み方
  • 浮世離れの「浮世」の語源・意味

「浮世離れ」の読み方

「浮世離れ」の読み方は「うきよばなれ」になります。

浮世離れというのは、「現実的な物事・俗世間の欲求・常識的な価値観(みんなに合わせる価値観)」にほとんど関心を示さないことを意味しています。

そのため、浮世離れした人は「風変わりな人(変わった雰囲気を持つ人)・自己中心的な人・協調性のない人」というイメージを持たれることが多いのですが、「多数派(マジョリティー)の常識・考え方・生き方」に迎合しない個性的な味わいや魅力を持っていることも多いのです。

浮世離れの「浮世」の語源・意味

浮世離れの「浮世」には、「つらくて儚い現実の世の中」「仏教的な無常の現実」といった意味合いがあります。

浮世は平安時代までは「憂き世」と表記されることが多く、「つらくて苦しい現実の世の中」を意味していましたが、時代が下るにつれて仏教的な無常の世の中の意味合いが強くなり、「浮世(うきよ・ふせい)」という表記が一般化しました。

江戸時代に入ると「つらくて儚い現実」なら楽しく生きようという享楽的・刹那的な価値観が強まり、男女の色恋沙汰や遊郭で遊ぶことのニュアンスも出てきて、「浮世絵・浮世話」などの言葉も生まれました。



「浮世離れ」の類語や言い換え

「浮世離れ」の類語や言い換えには、どのようなものがあるのでしょうか?浮世離れの類語・言い換えについて、分かりやすく紹介していきます。

  • 「脱俗(だつぞく)」
  • 「超然・超俗(ちょうぜん・ちょうぞく)」
  • 「常識外れ・世間離れ」

「脱俗(だつぞく)」

浮世離れの類語・言い換えとして、「脱俗(だつぞく)」があります。

脱俗の意味は、「世間から離れていて、俗な欲求や物事に気持ちがわずらわされないこと」「俗事・俗な欲望に執着することがなく、考え方や態度があっさりしていてこだわらないこと」になります。

浮世離れという言葉には俗世間の物事にこだわらないという意味があるので、浮世離れと脱俗の意味は似ているのです。

「超然・超俗(ちょうぜん・ちょうぞく)」

浮世離れの類語・言い換えとして、「超然・超俗(ちょうぜん・ちょうぞく)」があります。

超然の意味は、「俗な物事や欲望にこだわらずに、態度・言動が平然としていて乱れないこと」「世俗の物事に関与しないこと+外部の俗な事情や要求からの影響を受けないこと」になります。

超俗の意味は、「俗世間の出来事や常識を超越していてこだわっていない様子」「俗な欲望や事情を超えて物事を考える態度や状態」になります。

「常識外れ・世間離れ」

浮世離れの類語・言い換えとして、「常識外れ・世間離れ」があります。

常識外れの意味は、「世間一般の常識を理解していなかったり無視したりすること」になります。

世間離れの意味は、「世間で尊重されている価値観や生き方などを軽視(無視)すること」「世間(みんな)に合わせずに自分独自の価値観・生き方を貫くこと」になります。

「浮世離れ」の使い方

「浮世離れ」の使い方は、俗世間の出来事や常識・規範に関心を示さずに、自分のやりたいようにやっている人を指して使うことが多くなっています。

現実的な仕事や金銭、世間体、地位などに頓着(執着)せずに、自由気ままに何者にも縛られずに生きているような人・状況」に対して、浮世離れという言葉が使われることもあります。

浮世離れには「俗世間・現実社会・人間関係」に上手く適応できずにわがままに生きている人・状況を批判するようなニュアンスもありますが、「現実・社会・他者に縛られない自由な考え方・生き方(自分の自由な価値観やセンスを活かして働いたり生きたりしている状況)」に対して羨ましく感じているといったニュアンスもあります。



「浮世離れ」を使った例文

・あなたは「浮世離れ」した芸術家として生きてきた人生が長いから、世間一般の常識や体裁に合わせて、一生懸命に我慢して働いているサラリーマンの気持ちなんて分からないんですよ。

・マジョリティーの常識的な考えに流されることがない「浮世離れ」した彼だからこそ、誰もが思いつかないこんな奇想天外なアイデアが思い浮かんだのだろう。

「浮世離れ」している人の特徴

「浮世離れ」している人には、どのような特徴があるのでしょうか?浮世離れしている人の特徴についてまとめていきます。

  • 「協調性がないので集団行動が苦手」
  • 「社会一般のルールや常識に疑問を感じる」
  • 「現実的な仕事・お金・結婚などに対して興味関心が薄い」

「協調性がないので集団行動が苦手」

浮世離れしている人の典型的な特徴として、「協調性がないので集団行動が苦手」ということを上げることができます。

浮世離れしている人は、世間一般の常識的な考え方や生き方から大きくズレているので、集団行動・団体行動に上手く適応することができません。

社会で生活している人の多くは、みんなが重視している「常識的な価値観・生き方」に概ね従って生きていますが、世間離れしている人はそういった常識やルールをきちんと守れないので、集団行動から自然と遠ざかっていきやすいのです。

「社会一般のルールや常識に疑問を感じる」

「社会一般のルールや常識に疑問を感じる」というのが、浮世離れしている人の分かりやすい特徴になっています。

浮世離れしている人は、一般社会のマジョリティー(多数派)が信じて従っている「常識的なルール・価値観」を素直に受け入れることができず、自分独自の価値観や生き方を貫こうとしてトラブルが多くなります。

社会や誰かに自分の行動を縛られることが嫌いであり、「社会一般のルール・常識」をまず疑ってかかる姿勢が身についてしまっているのです。

「現実的な仕事・お金・結婚などに対して興味関心が薄い」

浮世離れしている人の特徴として、「現実的な仕事・お金・結婚などに対して興味関心が薄い」ということを指摘できます。

浮世離れしている人の職業には、学者や芸術家(アーティスト)、作家、クリエイターなどが多いのですが、そういった人は公務員的な給与制度や一攫千金の財産に恵まれていなければ、現実の経済生活・社会生活に上手く適応できないことが多いのです。

浮世離れしている人は、「現実的な仕事・お金・結婚」などに対して興味関心が薄いために、「生活するためのお金を稼ぐ目的」に地道にコミットできない問題を抱えやすいからです。

「浮世離れ」の対義語

「浮世離れ」の対義語として考えられるのは、「現実主義(リアリズム)」「俗物・俗物根性」「世知辛い」などになります。

現実主義(リアリズム)というのは、「客観的な現実の出来事や世俗の損得・体裁などを重視する立場・思想」のことであり、俗世間の常識や損得などを軽視して超然としている浮世離れとは反対の意味になってきます。

「俗物」とは、「金銭・異性・名誉など俗世間でみんなが求めているものに対する欲望やこだわりが強い人物」のことを意味しています。

「俗物根性」とは、「金銭・異性・地位・名誉などに対する俗な欲望や興味関心が強い性格や心理」のことを意味しています。

俗物や俗物根性は、俗世間の物事に対して興味がない「浮世離れ」とは反対の意味になります。

「世知辛い」とは、「(計算高くて抜け目のない人が多い)世の中は生きづらくて暮らしにくい。

世渡りをすることが難しい」
といった意味であり、世の中の現実の厳しさを認識しない「浮世離れ」とは反対の意味になります。

icon まとめ

「浮世離れ」という言葉を徹底的に解説してきましたが、浮世離れの意味は「俗世間の物事や常識に関心を示さないこと+世間一般の常識から外れていて自分独自の生き方を貫こうとすること」です。

浮世離れの類語・言い換えには、「脱俗」「超然・超俗」「常識外れ・世間離れ」などがあります。

浮世離れについて詳しく調べたい時には、この記事を参考にして下さい。