「査定」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「査定」の意味や読み方を紹介します。
さらに「査定」の類語や、「査定」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「査定」の意味とは?
- 「査定」の類語や言い換え
- 「査定」の類語や言い換え:「判定」
- 「査定」の類語や言い換え:「認定」
- 「査定」の類語や言い換え:「鑑定」
- 「査定」の類語や言い換え:「ジャッジ」
- 「査定」を使った例文
「査定」の意味とは?
「査定」という言葉を、目にした事があるでしょうか。
新聞やテレビのニュースなどで、目にする機会が多いかもしれません。
また仕事をしている人や、高価な買い物をした経験がある人は、「査定」という言葉になじみがあるかもしれません。
「査定」という言葉は、ビジネスシーンや物品の売買などの場面で使う事が多い言葉だからです。
「査定」の読み方は、「さてい」です。
「査定」の「査」は、「審査」や「調査」などの言葉に使われます。
「査定」の「定」には「定める」という意味があります。
すなわち「査定」とは、「調べた上で、決める事」を意味します。
何を決めるかといえば、金額を決めたり、クラスを決めたり、合否を決めたりと様々です。
例えば税務署が、ある人の収入を「査定」して、所得税の金額を決める事があります。
また就活をしている学生の、成績や学歴を「査定」して、企業の新卒社員として雇用するかどうか決める事もあります。
またダンス教室に通う生徒達の力量を「査定」して、所属するクラスを決める事もあります。
このように、審査や調査をした結果、ある決定を下す行為を「査定」と呼びます。
特に「査定」という言葉を使う機会が多いのが「中古車の査定」や「中古物件の査定」など、車や家の売買におけるケースです。
専門の知識を持ったスタッフが、中古車や物件の価値を決める事を「査定」といいます。
中古車を扱う場面や、中古物件を扱う場面では例外なく「査定」という言葉を使います。
「査定」の類語や言い換え
次に「査定」の類語や言い換えられる言葉を見て行きましょう。
「査定」という言葉の意味は「調べて、決める」という意味ですが、これから紹介する言葉も共通する意味を持っています。
「査定」の類語や言い換え:「判定」
「判定」は「査定」に似た言葉です。
「査定」は「調べて決める」という意味の言葉ですが、「判定」も「判断して決める」という意味を持ちます。
例えばスポーツにおける審判員は、選手のプレーをよく見て、ジャッジをします。
プロ野球のホームベースの後ろにいる審判を「主審」と呼びますが、投手が投球したボールが、ストライクゾーンに入っているかどうかを、毎球ごとに「判定」しています。
瞬時の「判定」なので、あまり調べている様子はないように見えますが、実際には「ストライクゾーンをボールが通過しているかどうかを判断して、ストライクかボールかを決めている」という一連の行為をしています。
またプロ野球は最近では、ビデオ判定が導入されています。
アウトかセーフか怪しい時は、専門のスタッフがVTRを確認してアウトかセーフかを決める事になります。
ビデオ判定は時間をかけて行うので、「判断している」という雰囲気が良く伝わります。
逆に言えば審判は、時間をかけずに瞬時に「判断している」という事になります。
「査定」の類語や言い換え:「認定」
「認定」という言葉も、「査定」と似た意味を持つ言葉です。
この言葉も「調べて決める」という意味を持っています。
「事実を認めてから決める」という意味の言葉で、例えば資格があるかどうかを判断する時は、「認定」するという言葉を使います。
また「認定試験」では、「資格を取得する力があるかどうかを調べて、合否を判断する」事になります。
「査定」の類語や言い換え:「鑑定」
古美術品や、マニア向けの商品に金額を付ける時、「鑑定」という言葉を使います。
「鑑定」は専門的な知識を持つスタッフが様々な要素を調査して、適正な価格や価値をつける行為です。
専門スタッフが様々な要素を吟味した結果、製造年月日や製作者を定めたり、価値を付けたり価格を付けた場合、お墨付きの意味で「鑑定書」を発行する事もあります。
また「鑑定」ができる、専門スタッフの事を「鑑定人」と呼ぶ事もあります。
「査定」の類語や言い換え:「ジャッジ」
「査定する」という言葉を英語にすれば「ジャッジ」となります。
誰でも使う事ができる、もっとも簡単な言葉かもしれません。
「査定」も「判定」も「鑑定」も「ジャッジ」という言葉で言い換える事ができます。
ただし「ジャッジ」するという言葉遣いは、ビジネスシーンなどにはそぐわないため、注意が必要です。
身内同士や友達同士で「ジャッジ」という言葉を使う分には、意味が通りやすくて良いでしょう。
また野球のアウトセーフを判断したり、その他のスポーツで「判定」をする場合、「ジャッジ」という言葉は正式な意味で使う事ができます。
「査定」を使った例文
「査定」という言葉を使って、文章を組み立てます。
そこで「査定」を使った例文を、いくつか紹介します。
「査定」という言葉をどのような場面で使えばよいか、具体的に見て行きましょう。
- 「査定」を使った例文1
- 「査定」を使った例文2
- 「査定」を使った例文3
「査定」を使った例文1
ビジネスシーンでは、「査定」という言葉を使う機会が多いです。
何かを調べてから、決定するという過程を経る事は、企業を運営する上で必須だからです。
例えば、従業員がきちんと働いているかどうかを調べて、給料額やボーナス額、さらには役職などを決める行為を「査定」といいます。
従業員のモチベーションを高めるためにも、このような調査とジャッジは必要です。
そこで、従業員の勤務態度についての調査と決定について、「査定」という言葉を使った例文を見て行きましょう。
「真面目に働いている人が出世できず、給料も安いようでは、従業員のモチベーションが下がって、結果的に企業の価値が下がってしまう。その意味でも、勤務態度を『査定する』事は重要だ」という感じです。
特に会社員として働いた経験がある人は、勤務態度の「査定」の大切さを身に染みて知っているのではないでしょうか。
「査定」を使った例文2
恋愛シーンでも「査定」という言葉を使うケースがあります。
「真剣に調査して、慎重な決定を下す」という印象の言葉として「査定」を使います。
例えば、結婚相手としてふさわしいかどうか、彼氏の事をじっくりと調査する女性は多いかもしれません。
そこで結婚相手をチェックする人の様子を「査定」を使った文章にしてみましょう。
「彼の事が好きだが、恋愛と結婚は別だと思う。だから彼氏が結婚相手にふわさしいかどうか、『査定』する事に決めた。彼氏の収入や借金の有無などをきっちりと調べて、働いている企業の評判や、業界の将来性などをチェックして、合格だと思ったら結婚しよう」という感じです。
「査定」という言葉を使わなくても、彼氏や彼女が結婚相手にふさわしいかどうかは、それとなく調べて、ジャッジしている人が多いと思います。
「査定」を使った例文3
「査定」という言葉は、中古車の適正価格を決める時に使われます。
例えば、中古車の業者が「中古車の走行履歴や状態をチェックして『査定』します」という場合、中古車の買取金額を決める事を意味します。
車を買い替えた経験がある人は、きっと「査定」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
「査定」という言葉の意味、使い方を見てきました。
思ったよりも様々なシーンで、「査定」という言葉が使われている事が分かります。
特に中古車市場などでは「査定」という言葉が使われる機会が多いです。
「判定」や「鑑定」、「ジャッジ」などの似た意味を持つ言葉とセットにすると、言葉の幅が広がります。
ビジネスシーンや恋愛の場面などで「査定」という言葉を意識すると、間違えのない人生が送れるようになるかもしれません。