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「学問に王道はなし」の意味の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!

ことわざは、言葉の業とも呼ばれていますが、古来から日常生活の中から発生してきた言葉でもあります。

その環境の中から生み出されて来て、多くの人々の間で、言い伝えられてきたものです。

1つの言葉の中には、人から学んだ教訓や知識、あるいは、自然からの恩恵や物事の法則なども教えとして色々な意味が含まれています。

人とのコミュニケーションの中では、自分の考えていることや感情をダラダラと説明していくよりも、ことわざで例えることで、簡潔明瞭に言い表すことができますし、季節感を交えて、感慨深く言葉のイントネーションを楽しむような趣きのあるら楽しさも噛み締めることもできます。

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「学問に王道はなし」の意味の意味とは?類語、使い方や例文、反対語を紹介!>


目次

  • 「学問に王道はなし」の意味とは?
  • 「学問に王道はなし」の類語や似たことわざ
  • 「学問に王道はなし」の使い方
  • 「学問に王道はなし」を使った例文
  • 「学問に王道はなし」の反対語や対照語・対義語


「学問に王道はなし」の意味とは?

古くからのことわざに「学問に王道はなし」という言葉があります。

ここでいう「王道」とは、王様専用の特別な近道という意味を指しています。

とても簡単で安易な方法や近道のことです。

  • 「学問に王道はなし」の読み方
  • 「学問に王道はなし」の由来
  • 「王道」の由来

「学問に王道はなし」の読み方

「学問に王道はなし」は、学問(がくもん)に王道(おうどう)なしと読むことになります。

「学問に王道はなし」の由来

言葉の由来は、ギリシャの数学者であったユークリッドという人が、エジプト王のトレミーから、「もっと簡単に、幾何学を学べる方法がないものだろうか?」と聞かれました。

その時に彼が答えたのが、「幾何学に王道なし」だったのです。

この答えから進化してきたことわざが「学問に王道はなし」とされているのです。

「近道はない。」という意味になるのですが、このことわざは、勉強に関わる分野で使われるものであって、それ以外で使うことはありせん。

時々、間違った使われた方をするのですが、「いくら運動神経が良くても、短期間で1軍に上がれるものではないぞ。学問に王道ないからだ。」

このようなシーンで使うことはありません。

知識や知恵を簡単に習得したいと思うことは誰もが思うことです。

簡単にマスターすることで、経済的にも精神的にも、豊かな生活を手に入れたいと思うことでしょう。

しかし、そのような願いを成就することら中々できないことです。

長い人生の名かで、様々な経験を積んで、時には、もがき苦しみながら多くの課題や悩みを乗り越えてこそ、生きる知恵を身につけていくものです。

それを労せず、安易に得ようとすれば、短期的には、その場は何とか凌ぐことはできるでしょう。

しかし、再びいつか同じような問題にぶつかった時に、そこで立ち止まってしまうのではないでしょうか。

同じ問題に捕まってしまったままなのです。

時間をかけてでも、しっかりと身に付けてされすれば、多くの知識や知恵で、ぶつかった時の問題にどのように対処すべきかが見えてくるはずです。

したがって、幾度の失敗を繰り返しながら、その中で、少しずつ自信を付けていくことで、最期には自分で解決できるような実力を身に付けていくことが大切なのです。

「王道」の由来

「学問に王道なし」という言葉の中にある「王道」は、正攻法という意味に理解されることがあります。

しかし、当時は、王様のための特別な道路が建設されていた時代でした。

目的地にできるだけ簡単に(楽に)、速く行くことができるようになっていました。

この時に、「王道」という言葉には「安易に行くことができる近道」という意味を持つようになったと言われています。

「王道」という言葉は中国にもあるのですが、こちらの「王道」は、孟子が説いた王の道のことで、「徳によって真の仁政を行う道」という意味になっています。

従って、現在使われている「王道」=「正攻法」は、こちらの「王道」が由来だと、考えられています。

このことから、「王道」の意味には2つの系統があります。

ユークリッドが使った「王道」は、「安易な道、近道」の意味になり、孟子が使った「王道」には、「徳による仁政」という意味になるのです。

この章での「王道」とは、「学問に王道なし」という西洋からのことわざのために、「安易な近道」ということになるのです。

「正攻法」と解釈されそうになるのですが、決してそのような意味にはならないのです。



「学問に王道はなし」の類語や似たことわざ

「学問に王道はなし」に近い類義語やことわさびには、どのような言葉があるでしょうか?

  • 「下学して上達す」【かがくしてじょうたつす】
  • 体得【たいとく】
  • 会得【えとく】

「下学して上達す」【かがくしてじょうたつす】

「下学して上達す」は、「身近で容易なことから学んでいき、次第に高度で深い道理を学んでいき、その道を極めること」「身近なところから学び始めて、次第に進歩向上させてゆくこと」を指しています。

ある意味、「守破離」という思想になるかもしれません。

体得【たいとく】

「体得」という言葉も、「学問に王道はなし」を簡単に置き換える時に使える言葉かもしれません。

「体得」は、使われている「体」から、何となく、体を動かし続けることで、技術を習得したようなイメージを受けてしまいます。

「技を体得した」という表現を聞くと、どうしても「マスターする」「スキルや技術を身に付ける」というふうに、自分のものにしたような意味になってくる感じがします。

「体得」の意味としては、「経験や訓練を重ねることによって、知識や技能を身に付けること」といった内容になります。

「技能」という言葉の中には、ある動作や作業を行うために必要な技術的な能力や腕前の意味を指しています。

「経験や訓練を重ねる」という意味では、 「繰り返し同じ作業や修行をすること」=「繰り返し知識や技術を頭に叩き込むつもりで練習する」という理解になるでしょう。

これは、日頃からの努力により、知識と技能を身に付けて自分のものとすることなので、身体で覚えることで会得したものであり、頭で考えて理解したというよりは、体を動かし続けて慣れていくことで、覚えて行ったという理解になるでしょう。

何となく職人技をマスターするがのごとく、「腕を磨いていくこと」ということなのかもしれませんね。

例文としては、「板金の方法を体得する」といったような使い方になるでしょうか?

会得【えとく】

「会得」という言葉も、似たような類義語になるでしょう。

「会得」は、何かの技術やスキルを習得していくというようなイメージを連想させます。

この「会得」を耳にすると、日頃の鍛練や修行の努力の成果の末に、最終的な着地点(終点)さえイメージさせます。

「極意を極める」とでも言うのでしょうか。

「会得」の意味は、「大事な点をよく理解して技能や知識を完全に自分のものにすること」と表現することができるでしょう。

「大事なポイントをしっかりと理解する」ということは、普段からの継続的な学習や努力があってこそ、なせるものです。

したがって、一朝一夕で得ることができるレベルのものではないはずです。

繰り返し鍛練された技能や知識をしっかりと自分の中に取り込みマスターすることで、自由自在に、その技能を使いこなすことができますし、その技能や知識は、自分の頭の中に完全に入って理解しているのです。

「完全に使いこなせるくらいに理解できていること」と言えるでしょう。

例文としては、「ただの単純作業に見えて数年も同じ作業をするにしても、より良い効率的な動き方を会得しているものだ。」というような使い方になるでしょう。

「学問に王道はなし」の使い方

「学問に王道なし」という言葉は、その言葉のとおり、学問に関して使われます。

スポーツや仕事や趣味などの分野で使うことは、誤った使い方になります。

「運動神経がいくらいいあいつでも、短い期間でプロの選手になることはできないよ。学問に王道なしってことだね。」

このような使い方は間違いとなります。

あくまで、学問に関して使うことわざであることを覚えておきましょう。



「学問に王道はなし」を使った例文

では、どのような使い方になるのでしょうか。

  • 「学問に王道はなし」の例文1
  • 「学問に王道はなし」の例文2

「学問に王道はなし」の例文1

「学問に王道はなしっていうくらいだから、小学校の時から、予習と復習は毎日続けていく癖をつけておかないと、受験の時に苦労するぞ。」

「学問に王道はなし」の例文2

「学問に王道はないから、試験前の一夜漬けの僕には厳しいな。」

「学問に王道はなし」の反対語や対照語・対義語

  • 一夜漬け

一夜漬け

「学問に王道はなし」は、勉強することにおいて、日頃から地道にコツコツと勉強することになります。

このことわざの反対語となると、「一夜漬け」ということになるでしょう。

前項の例文のような「一夜漬け」の使い方になるでしょう。

icon まとめ

「人生にも王道なし」という言葉をあるのをご存知でしょうか? 「王道」は、人が生きる上でも、同じことが言える考えです。

己の能力や経済力がまったくないのに、いきなり大きなことにチャレンジして失敗すること、相手に甘えて求めてばかりいることで、自分は相手に何かを与えようとしないと、基本的なことが抜け落ちていることでは、人生は辛くなるばかりだと思います。

一生、勉強し続けることは、並大抵のことではできません。

好きなジャンルの科目を勉強するにしても、貴重な時間を割くのは仕方ありませんね。

もし、社会人であればなおさらのこと。

仕事と勉強の両立を図らなければならないからす。

時間を作ることが大変なので、早めに効果が出てくる勉強法を確立して、時間を有効適に使うことです。

大事なことは、「学問に王道なし」というように、習得したいことを学ぶには、近道がないことです。

本当にその科目や学問を身に付けるためには、一朝一夕の勉強ではなく、地道な努力でコツコツと積み重ねることが必要です。

繰り返し学習していくことで、その内容が記憶され学問の基礎を理解できるようになるはずです。

そして、学んだ学問は、いざという時に応用することが可能になってきます。

本気で自分がマスターすべき学問があるなら継続する勉強法を行っていきましょう。