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「一点突破」の意味とは?読み方、類語や使い方、例文や反対語を紹介!

日本語には、色々なことわざや四文字熟語、比喩的な表現で表した言葉など、色々なものがあります。

言葉の中には、人の気持ちを高揚させるものがあれば、意気消沈させるように、気持ちをコントロールするの効果があります。

また、物事の事象を客観的に表したり、他の表現で例えることもあります。

その中で、「一点突破」という言葉を時々、聞いたり、ネットや雑誌のコラムで見かけることがあります。

一点突破

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「一点突破」の意味とは?読み方、類語や使い方、例文や反対語を紹介!>


目次

  • 「一点突破」の意味とは?
  • 「一点突破」の類語
  • 「一点突破」の使い方
  • 「一点突破」を使った色々な言葉
  • 「一点突破」の英語


「一点突破」の意味とは?

「一点突破」の意味とは?

「一点突破」という言葉には、何か精神を集中して研ぎすまされた状態を連想させてくれます。

「入れる突破」とは、ある特定の状態に対して、ただ1点に対してのみ、持てる力を集中的に入れ込み、それによって普通の手段では見出だせなかった活路を切り開くことを意味しています。

広範に渡る攻撃姿勢では、大きな効果を生み出せない時に、力や人材、資源を集中して攻めに転じることでも使われます。

学業でも、平均的な成績を得るための勉強法と対比して1つの得意分野を伸ばしていくような時にも、「一点突破」を使うことがあります。



「一点突破」の類語

「一点突破」の類語

では、この言葉に似ている単語や熟語などには、どのような言葉があるのでしょうか?

  • 「一点集中」
  • 「ターゲットを絞る」
  • 「ピントを合わせる」

「一点集中」

「一点集中」

この言葉も「一点突破」と同じ意味があります。

多くの目標を定めるのではなく、1つの目標だけを目指して、あるいは狙いを定めて、行動する時にも、「一点集中」を使います。

例えば、受験の時に10科目もある教科の試験対策を取り組む時に、広範囲に及ぶ取り組みでは、どうしても薄く広い勉強の仕方にならざるを得ないために、浅い知識した身に付けることができません。

しかし、自分の得意とする科目のみ、「一点自集中」することで、奥深く勉強することができます。

この方法が全てに通用するわけではありませんが、1つの目標に狙いを定めることで、大きく進歩することができる場合もあります。

「ターゲットを絞る」

狙いを1つに定めるということでは、「ターゲットを絞る」「一点突破」「一点集中」と通じるものがあります。

「ターゲットを絞る」は、「的を絞る」と表現することができます。

「ターゲット」=「的」になるのですが、「的を絞る」と言うと、アーチェリーや弓道で、遠い所にある的に狙いを定めて矢を放つというより、数多い的(ターゲット)の中でなら、1つの目標物に集中して、力を注ぐことになります。

あまりにも目標が多いと、意識が分散型されてしまい、中々、思ったような効果を発揮することができません。

下手をすると、1つの目標に対しても、何らか成果を上げることができないことになります。

「二兎追うものは一兎も得ず。」ということわざがありますが、あまりにも多い目標やターゲットで気が散ってしまうことで、1つの成功も納められないということになります。

「ピントを合わせる」

「ピントを合わせる」と言うと、カメラのピントを合わせることをイメージするかもしれません。

カメラの場合は、ファインダーから覗いて見る相手や目標物のピントがぼやけていることで、何が目標なのかが分かりません。

ピントを絞ることで、目指すべき相手や目標が明確に浮き上がって行きます。

これと同じように、「ピントを合わせる」ことは、ある意味、「一点集中」して、その目標に対して「突破」するという意味が込められています。

「一点突破」の使い方

「一点突破」の使い方

「一点突破」の使い方を見ていくことにしましょう。

  • 「一点突破」を使った例文1
  • 「一点突破」を使った例文2

「一点突破」を使った例文1

「今の攻撃では、全く活路が見えてこない。相手の弱い部分に戦力を集中させて、一点突破する。」

戦国時代のワンシーンでも、出てきそうなセリフです。

自軍の戦力に対して、相手側の戦力は何倍も大きな力を持っている軍隊。

それに対して、抗戦するためには、広範囲に力を分散させてしまっては、敗退することは目に見えています。

そのために、相手の守りの薄い部分にターゲットを絞り、持てる力を全て注いで、攻め込んで行くことです。

これを行うことで、ピンポイントの風穴を開けて、展開を変えていく時にも使います。

戦争でも、「一点突破」という戦い方を著しています。

戦国時代のシーンであれば、織田信長の桶狭間の戦いが、「一点突破」に当てはまるのではないでしょうか。

「一点突破」を使った例文2

「今の君の学力では、国立大学に鈴村ことは、難しいな。でも、得意科目の数学に集中して、勉強することで、あの私立大学なら、何とか合格する可能性があるよ。一点突破あるのみ!」

こんな時にも使える言葉です。

受験科目が幅広い国立系の大学では、広範囲の科目になってしまうので、勉強するにも、浅いレベルになってしまいがちです。

しかし、得意分野の科目1つに集中して勉強することで、難関校であった大学に合格することができるケースもあります。

このような時にも、「一点突破」を使うことができます。



「一点突破」を使った色々な言葉

「一点突破」を使った色々な言葉

「一点突破」は、ピンポイント的な攻め方で、1つの成功を収めることができる意味が含まれていますが、次のようなケースでも使うことができます。

  • 一点突破全面展開
  • 一点突破(モンハンのスキル)

一点突破全面展開

「一点突破全面展開」というと、何か不自然な感じを覚えないでしょうか? 何故なら、「一点突破」と対義語とも思える「全面展開」がプラスされた言葉だからです。

しかし、時おり、この言葉を使う場面があります。

ビジネスの世界でも、中々攻めきれなかった新規取引先開拓の場合です。

このような時に使われる「一点集中全面展開」とは、1つの仕事に集中して、新しい顧客との取引を開始して(一点突破)、これを足がりにして、その顧客と他の取引を拡大させて行くこと(全面展開)です。

1つの実績で分厚い壁に風穴を開けて、そこから入り込み、内部で拡大していくことを意味しています。

一点突破(モンハンのスキル)

ゲームのモンハンでも、「一点突破」が1つのスキルとしてあります。

モンハンのモンスター同じ部位に目標に絞り、攻撃し続けることです。

このような攻撃方法で、集中したその部位に一定時間が経過していくことで、肉質の軟化の効果が現れてきます。

このゲームでは、肉質が一部のキャラを除き、極めて硬いモンスターが多くて、それを軟らかくさせる攻めのテクニックが、話題になりました。

G級スキル戸位置付けられるのですが、「精錬装飾品」と呼ばれるもので、これを備えている人がそんなに多くはありません。

狩猟解禁というイベントで、このスキルを用いることができるようになったのです。

遷悠防具蒼天、荒天GXシリーズや、イナガミZなどの辿異防具にも、これと同じスキルが備わっています。

一通りの装飾品だけでも、この力を発揮させることはできるのですが、発動させるには、防具を絡めた方がいつとことです。

発動させた後に、モンスターの同じ部位を何度も攻撃することで、モンスターの出血が派手に演出される現象が発生するなど、なかなか凝っている作りになっています。

多くのモンスターは、赤色の血を持つために、鮮やかな赤色となり、甲殻種は青紫色から紫色に変化。

また、アクラ・ヴァシムとアクラ・ジェビアになると、体液の状態に応じて紫色、黄色、青色、赤色と変化していきます。

タイクンザムザが付けている菌糸の外殻に対しては、軽い衝撃波のようなエフェクトを見せます。

1度この状態になることで、一定時間が経過するまで何度攻撃しても赤いエフェクトが出続けることになります。

また、部位に対しての攻撃手段が、問われることはなく、ガンランスの砲撃で条件を満たすことができる他に、反射スキルでもエフェクトを発生させることができます。

必要な攻撃回数と有効時間は、武器の種類や動作によってと異なってきます。

おおむね手数型の武器になると、必要な攻撃回数は多くなる反面、有効時間が短くなります。

単発型の武器は、必要な攻撃回数が少ない代わりに、有効時間が比較的に長い傾向となっています。

剣術と2スキルを合わせて発動させることで、必要な攻撃回数の短かくできる可能性もありますが、単純に必要な攻撃回数は、半分にはなりません。

ライトボウガンは、弾丸の種類が、貫通弾かどうでも、必要な攻撃回数が異なってきます。

同じ部位を攻撃し続けないと効果が発揮されないのですが、必ずしも、同じ部位しか攻撃できないというわけでもありません。

誤って、他の部位を攻撃しても、必要攻撃回数がリセットされることもありません。

効果発動後も同じですが、他の部位を攻撃しすぎると効果が切れてしまうこともあります。

このように「一点突破」というキーワードが、モンハンでも、重要な言葉として意識されているのです。

「一点突破」の英語

「一点突破」の英語

「一点突破」を英語で、表現すると、“One point breakthrough”となります。

icon まとめ

「一点突破」という言葉は、本当に色々な場面で使われてきます。

それは、戦いの1つであり、負けることが濃厚的になっている状況から、大きく勝つ流れが呼び込む戦術の例えとして、使われることが多いですね。

戦国時代を例にして説明しましたが、どうしても自分の味方勢に数が限られている場合に、力の1つのことに集中させることは、現実的な活路を開くことでもあります。

これしか方法が残されていない場合には、「座して死を待つ」よりも、奇跡的な幸運を自ら引き込むために、持てる力をフル稼働させるために、1つのことに集中させることが必要なのです。

このような考え方・戦術は、昔の攻め方だけではなく、今でも行われる手法でもあります。

ビジネスの世界では、大きな利益を生み出すにしても、投資できる資金や人材、時間には制約があります。

持てるリソース(資源)を有効に活用して大きな成果を手に入れるためには、無駄な投資を行うことはしません。

資源は無尽蔵ではないのですから、限られた資源で最大限の効果を発揮させるためには、伸びる分野、勝てる市場に集中特化してせめていくことが重要です。

これこそ「一点突破」なのです。