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「蛇の道は蛇」の意味とは?読み方、反対語や使い方、例文や例えを紹介!

「蛇の道は蛇」は普段使い慣れていない言葉かもしれませんが、この言葉にはどのような意味が込めれられているのでしょうか。

蛇の道は蛇

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「蛇の道は蛇」の意味とは?読み方、反対語や使い方、例文や例えを紹介!>


目次

  • 「蛇の道は蛇」の意味とは?
  • 「蛇の道は蛇」の類語や言い換え
  • 「蛇の道は蛇」の使い方や例文
  • 「蛇の道は蛇」の反対語や似た対義語
  • 「蛇の道は蛇」の例え


「蛇の道は蛇」の意味とは?

「蛇の道は蛇」の言葉について紹介していきます。

  • 「蛇の道は蛇」の読み方

「蛇の道は蛇」の読み方

「蛇の道は蛇」「じゃのみちはへび」と読みます。

「蛇」という感じが2回出てきますが「じゃ」と読んだり「へび」と読んだりする言葉です。

そして「蛇」とは、あの動物の「へび」のことを指しています。

また、この「蛇」という表現は悪い意味の言葉として用いられています。

もともと動物の「へび」は神様などと崇める存在でもありますが、同時にそれは蛇の持つ毒や獰猛な性質をもつことから恐れられてきた存在であったとも言えます。

そして、この「蛇の道は蛇」という言葉は、この「へび」の持つ恐ろしさを全面に表現している言葉となります。

神様のように神聖な生き物としての「へび」の姿はありません。

つまり、どういうことかというと、この言葉において表す「へび」とは悪党のことを指しています。

善人ではなく、悪人を現わす言葉として用いられています。

そのため、「蛇の道は蛇」という言葉は、「悪人の道は悪人に聞け」という意味になります。

悪人の考えることは、善人には理解できないということです。

それならば、同じような人種の悪人にその心を尋ねた方がよく理解できるということです。



「蛇の道は蛇」の類語や言い換え

「蛇の道は蛇」の類語や言い換えについて見ていきましょう。

  • 「類は友を呼ぶ」【るいはともをよぶ】
  • 「牛は牛連れ、馬は馬連れ」【うしはうしづれ、うまはうまづれ】
  • 「揃いも揃って」【そろいもそろって】

「類は友を呼ぶ」【るいはともをよぶ】

「類は友を呼ぶ」という言葉は、同じような人間は同じような人間をたぐり寄せてしまうという意味です。

友達というものは、気が合う者同士の集まりです。

つまり、気が合わないのなら友達になれるはずがありません。

共に気持ちを共有し、理解し合えるのは困難です。

気が合うからこその友達であり、何よりも気が合うことは同類の人種である証拠ということです。

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」【うしはうしづれ、うまはうまづれ】

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」という言葉は、同類のものが集まることで物事がうまく運ぶことを指しています。

馬連れに牛を引っ張らせても歩調が合わない、逆に牛連れに馬を引っ張らせても歩調が合わない。

歩調を合わせて気持ち良く歩くには、同じような歩調で歩くものが良いという意味が込められています。

自分に似ている人と過ごした方が調和がとれてうまく過ごせるということです。

「揃いも揃って」【そろいもそろって】

「揃いも揃って」は同類の者が同じようなことをしていることを強調している言葉となります。

似たり寄ったりの人が揃って同じようなことをしているという意味です。

使い方としては、良い場面ではなく、悪い意味や悪態をつけるときに使われます。

「揃いも揃って兄弟みんな馬鹿だ。」

などのように、仕方のない、どうしようもない人間であることを強調する言葉です。

「蛇の道は蛇」の使い方や例文

「蛇の道は蛇」の使い方や例文について見ていきましょう。

  • 「蛇の道は蛇」の使い方1
  • 「蛇の道は蛇」を使った例文2
  • 「蛇の道は蛇」を使った例文

「蛇の道は蛇」の使い方1

「蛇の道は蛇」とは「悪人のことは悪人に聞け」という意味です。

つまり、悪人の気持ちを悟ったり、今後の行動を推測したいときは同類の悪人に聞いた方がよく分かるという意味になります。

また、同類同士だと、似たような人生をこれまで送ってきていることから、共有する情報もたくさんあるはずです。

そのため、悪人の道は悪人に聞いた方が早いという訳です。

ですが、もともとの意味としては、悪人だけに限らず、「その道のことはその道の専門家に聞け」という意味が込められています。

そのため、何も悪人に限らず、使われる言葉であるようです。

しかし、使い方としてはどちらかというと、悪い意味で使用されることが多いです。

そのため、悪い意味で言った訳ではなくても、言われた方は嫌な思いをする場合もあるでしょう。

また、この言葉の由来としては、2つあるようです。

一つ目の由来は、「大蛇の道は子蛇でもよく知っている」という意味。

二つ目の由来は、「蛇が通っている道は他の蛇も知っている道」だとする意味です。

二つの由来があるようですが、どの説であっても、この言葉の意味は変わりません。

「蛇の道は蛇」を使った例文2

「そのような難題を解決するなんて、さすが蛇の道は蛇ですね。」

「そのような誰にでもできない難しい問題を簡単に終わらせてしまうことは、その道の専門家でなくては出来ない」という意味です。

例えば、法律の分からない素人が他人のいざこざに首を突っ込んでも何の役にも立ちません。

問題をややこしくさせるだけです。

それよりも、他人のいざこざを解決に導いているエキスパートである弁護士などに相談した方が、スムーズに解決してくれるなどといった場面に用いられます。

しかし、前述しましたが、最近では悪人に対して使われることが多くなった言葉です。

もともとの「へび」=「その道のエキスパート」という意味は薄れつつあります。

つまり、こういった悪人以外の人に対して、このような言葉は使用頻度が少なくなっている傾向があります。

「蛇の道は蛇」を使った例文

「あの悪党、闇の業者の居所を掴むとは、さすがに蛇の道は蛇だな。」

「誰にも分からない闇の業者の実態は、同じような悪さをしてきた悪党が知っている。」という意味で使われています。

例えば、誰にも尻尾を掴ませない、凄腕の悪人のボスがいたとします。

しかし、いざ捕まえようとしても居所が分からず捕まえられない。

そのようなときに、同じような人間に聞けば、大体どこにいるのか予想ができるという場合に使います。

最近では、このように悪人に対して使う頻度が増えつつあるようです。

詐欺グループなどの犯人が一人捕まったら、芋づる式にどんどん仲間が捕まえられていくことがありますが、このような状態をこの言葉は表しています。

犯人を一人掴まえたら、その犯人を吐かせれば、アジトを押さえたり、証拠を集めるのがたやすくなります。

同じような人間を捕まえるには同類に聞くのが一番という意味です。



「蛇の道は蛇」の反対語や似た対義語

「蛇の道は蛇」の反対語や似た対義語について見ていきましょう。

  • 「左官の垣根」【さかんのかきね】
  • 「理解不可能」【りかいふかのう】
  • 「畑違い」【はたけちがい】

「左官の垣根」【さかんのかきね】

「左官の垣根」「壁などを作る左官屋さんが、垣根を作ろうと頑張ってもうまくできるはずがない」という意味になります。

左官屋さんの仕事は壁や床を作るのが仕事。

同じ作る仕事であっても、壁や床以外に作ることなど、専門外であるため出来ないということを表した言葉です。

専門外の人に専門外のことをやらせても、出来る訳がないことを意味しています。

使い方としては、「自分が扱う分野とは違う分野だから、所詮は左官の垣根だ。」などと使います。

自分で使うときは自分の能力などを謙遜する意味で使われます。

他の人に向けて使う場合は悪態である場合が多いです。

「こんな仕事は左官の垣根だ。」というように、素人のする仕事だなどと揶揄するときに使います。

「理解不可能」【りかいふかのう】

「理解不可能」という言葉は、全く相手のことを理解できないという意味です。

相手が何を考え、何を思い、どのようにすごしているのかが全く分からない、気持ちが共有できずお互いに理解し合うのが難しいという意味になります。

「理解不可能」という言葉は日常でも多用されている言葉であるため、頻繁に使っている人もいるのではないでしょうか。

気の合う友達にはなかなか使わない言葉であり、どちらかというと、自分と敵対している関係の人に使われる言葉です。

ですが、冗談として仲間同士で気軽な感じで「理解不可能」などと使い回している場合もあります。

同じ気持ちを共有できないという意味が強く込められている表現です。

使い方としては「あの人の言うことは理解不可能。」

などというように、悪いイメージで言われる言葉です。

「畑違い」【はたけちがい】

「畑違い」という言葉は、専門分野が異なっていることを表現しています。

使い方としては「このような仕事を任せられるとは畑違いにもほどがある。」などです。

自分が担当する分野ではない分野を担当し、困惑しているときに使われます。

「あの人の任せられている仕事は畑違いだ。」などという使い方もあります。

専門外のことは誰でも理解することは難しいですが、それでも専門外のことをこなさなくてはいけないときにこのような言葉として使われます。

「専門外のことを任された」あるいは「任されているのを目撃した」というときに使われる言葉であり、「専門外」であることを強調している言葉となります。

日常で使われている言葉であるため、よく耳にすることの多い言葉です。

使っている人も多いため、意味についてはしっかりと把握している人が多いでしょう。

そのため、知っておくと便利な言葉です。

「蛇の道は蛇」の例え

「蛇の道は蛇」が例えている世界は、同類の者同士は、その方面の道に優れているということです。

専門的なことはその専門家に聞いた方が早く良い情報を得られ、解決できることを現しています。

同類だからこそ得られる情報は大きいです。

同類にしか分からない気持ち、そして情報は必ずあります。

また、同類が知っている知識は、他の同類も知っているはずなので、考え方もおのずと何を考えているのか分かってきます。

同類のことは同類に聞くのが一番良いという教訓めいた言葉でもあります。

icon まとめ

「蛇の道は蛇」という言葉はなかなか日常で使わない言葉ですが、意味を知ると、日常でも使えそうな場面が色々とありそうです。

しかし、日常で頻繁に使われない言葉だけに、意味をしっかりと把握していない人も多いはず。

最近では悪い意味で用いられることが多くなったため、悪い意味で使っていなくても、悪い意味で使われたと勘違いしてしまうことも考えられます。

使うときは慎重になった方がよいかもしれません。