「一筋縄でいかない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「一筋縄ではいかない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「一筋縄ではいかない」とは?意味
- 「一筋縄ではいかない」の表現の使い方
- 「一筋縄ではいかない」を使った例文と意味を解釈
- 「一筋縄ではいかない」の類語や類義語
「一筋縄ではいかない」とは?意味
「一筋縄ではいかない」の意味は、「普通のやり方ではうまいくいかずに苦労すること」です。
一般的に知られている方法でやってみても思い通りにならずに、更に苦労や努力をしないと進められないことを表します。
- 「一筋縄ではいかない」の読み方
- 「一筋縄ではいかない」を分解して解釈
「一筋縄ではいかない」の読み方
「一筋縄ではいかない」の読み方は、「ひとすじなわではいかない」になります。
「一筋」を「いっきん」と読み間違わない様にしましょう。
「一筋縄ではいかない」を分解して解釈
「一筋縄ではいかない」は「一筋縄+では+いかない」で成り立っています。
「一筋縄」とは「1本の縄」という意味で、江戸時代には「普通の方法」「当たり前の方法」という意味使われていました。
「では」は格助詞「で」+係助詞「は」による連語で「・・を用いては」という意味です。
「いかない」は「できない」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「1本の縄を用いてはできない」=「普通の方法ではうまくいかない」という意味で使われる様になりました。
「一筋縄ではいかない」の表現の使い方
「一筋縄ではいかない」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 非常に苦労する時の表現
文法的な使い方
「一筋縄ではいかない」は、動詞を伴った慣用句ですので文章にそのまま使えます。
そのまま形容詞として「一筋縄ではいかない仕事」と使ったり、副詞として「一筋縄ではいかずに苦労する」などと使うこともあります。
非常に苦労する時の表現
「一筋縄ではいかない」はビジネスで良く使われる言葉です。
普通の努力ではできそうにないことに対して使われる言葉で、他にいくつもやり方がある時には使われません。
「一筋縄ではいかない」を使った例文と意味を解釈
「一筋縄ではいかない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「一筋縄ではいかない」を使った例文1
- 「一筋縄ではいかない」を使った例文2
「一筋縄ではいかない」を使った例文1
「このデータを復旧させるには一筋縄ではいかない」
パソコン自体が起動しなくなってしまい、中に入っているデータを復旧させるには専門の知識のある人を呼ばなないとできない状態です。
「一筋縄ではいかない」を使った例文2
「部長を説得するのは一筋縄ではいかない」
仕事に対する改善案があるのですが、部長は頭が固くて説得するのが困難な状態です。
「一筋縄ではいかない」の類語や類義語
「一筋縄ではいかない」の類語や類義語を紹介します。
- 「おいそれといかない」【おいそれといかない】
- 「並大抵ではない」【なみたいていではない】
「おいそれといかない」【おいそれといかない】
「ものごとが簡単に進められないこと」という意味です。
「並大抵ではない」【なみたいていではない】
「普通に考えられる程度ではない」という意味です。
一筋縄ではいかない「普通のやり方ではうまいくいかずに苦労すること」という意味です。
非常に困難な状況にある時に使ってみましょう。