「犬馬の心」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「犬馬の心」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「犬馬の心」という言葉を使った例文や、「犬馬の心」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「犬馬の心」とは?意味
- 「犬馬の心」の表現の使い方
- 「犬馬の心」を使った例文や短文など
- 「犬馬の心」の類語や類義語・言い換え
「犬馬の心」とは?意味
「犬馬の心」は、「主君に対して忠節を尽くして、恩に報いようとする心のこと」を意味します。
- 「犬馬の心」の読み方
- 「犬馬の心」の由来
「犬馬の心」の読み方
「犬馬の心」の読み方は、「けんばのこころ」になります。
「犬馬の心」の由来
「犬馬の心」は、犬や馬が飼い主に対して持っている服従の気持ちから生まれた言葉になります。
「犬馬の心」の表現の使い方
「犬馬の心」の表現の使い方を紹介します。
「犬馬の心」は、「主君に対して忠節を尽くして、恩に報いようとする心のこと」を意味します。
そこで、主君や企業、目上の人などに対して、忠節を尽くし、恩に報いようとする様子を見た時に、「犬馬の心」という言葉を使ってみましょう。
例えば、どの会社にも入れずに就職浪人しそうな時に、ある会社に声をかけてもらって入社して順調な会社員生活を送っている人がいるとします。
この人は、この会社の恩に報いようとするかもしれません。
そこで、「拾ってもらった会社に対して、犬馬の心を持つ社員」などと、この社員の様子を「犬馬の心」を使った文章にできます。
「犬馬の心」を使った例文や短文など
「犬馬の心」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「犬馬の心」を使った例文1
- 「犬馬の心」を使った例文2
「犬馬の心」を使った例文1
「新人の頃からお世話になっている上司に、『犬馬の心』で仕えたい」
この例文は新入社員の頃からお世話になっている上司に、忠節を尽くし、恩に報いようとする様子を文章にしたものです。
このように「犬馬の心」は、「主君に対して忠節を尽くして、恩に報いようとする心のこと」を意味します。
若い頃に世話になった人に対して、「犬馬の心」を持っている人は少なくないでしょう。
「犬馬の心」を使った例文2
「最近の若者は、『犬馬の心』を持っていない」
この例文は、最近の若い人たちは、会社や目上の人に対して、忠節を尽くそうとか、恩に報いようとするような心を持っていないという文章になります。
「犬馬の心」の類語や類義語・言い換え
「犬馬の心」の類語や類似を紹介します。
- 「忠誠心」【ちゅうせいしん】
- 「犬馬の労」【けんばのろう】
「忠誠心」【ちゅうせいしん】
「忠誠心」は「忠誠を誓う気持ちのこと」を意味します。
ちなみに「自ら所属する国や団体などに対して、尊敬の念を伴った献身と服従の態度を「忠誠」と言います。
「会社に忠誠心を持ち、仕事に励む」などという使い方をします。
「犬馬の労」【けんばのろう】
「犬馬の労」は「主君や目上の人、さらに他人のために全力を尽くすこと」という意味があります。
「犬馬の労をいとわない若者」という文章は、「上司や目上の人のために、全力を尽くすことを嫌がらない若い人」という意味になります。
「犬馬の心」という言葉について見てきました。
主君に対して忠節を尽くして、恩に報いようとする心のことを言い表す時、「犬馬の心」という言葉を使ってみましょう。