「面識がない」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈
「面識がない」とはどのような状況なのでしょうか。
また、どのような場面で使われる言葉なのか。
似た言葉との違いはどこにあるか。
この記事では、「面識がない」の意味を分かりやすく説明していきます。
目次
- 「面識がない」とは?意味
- 「面識がない」の言葉の使い方や使われ方
- 「面識がない」の類語や言いかえ
- 「面識がない」を使った例文(使用例)
- まとめ
「面識がない」とは?意味
「面識がない」とは、言葉の通り「面識」が「ない」ということ。
まず「面識」の意味から説明する必要があります。
「面識」とは、顔(面)を認識するということ、「顔を知っている」「会ったことがある」ということです。
そして、それが「ない」ということなので、「顔を知らない」「会ったことがない」ということになります。
では、写真で見て「顔を知っている」けど「会ったことがない」場合はどうなのか。
これから説明していきます。
「面識がない」の言葉の使い方や使われ方
どこまでを「面識がない」というのか線引きが曖昧になりがちですが、会話を交わして、お互いが顔を認識して初めて「面識」が生まれると考えると、それ以外は「面識がない」と言えるでしょう。
例えば、「電話やメールでやり取りしたことはあるけれど、会って話したことはない」というのは、顔も知らないし会ったこともないわけですから「面識がない」ことになります。
また、「写真を見て顔は知っているけれど、会ったことはない」というのは、一方的に自分が顔を知っているだけで、相手からは顔を知られていないわけですから、「面識がない」ことになります。
重要なのは、お互いがお互いの顔を認識しているかどうかです。
「面識がない」の類語や言いかえ
似たようなニュアンスの言葉で「初対面」という言葉があります。
一見、区別のないように思われがちですが、使う場面が違います。
「面識がない」という言葉が、会って話したことがなければいつでも使える汎用性の高い言葉なのに対して、「初対面」は、これから近いうちに相手に会う予定がある時に使います。
例えば、明日会食でAさんに初めて会う場面で、「明日は会食だが、Aさんとは面識がない」とも言えますし、「明日は会食だが、Aさんとは初対面だ」と言いかえることもできます。
「面識がない」を使った例文(使用例)
・『〇〇さんとはメールのやり取りはしたことがありますが、面識はありません』
・『〇〇会社の社長とは面識がないので、同行して頂けますか』
・『写真で顔は見たことがありますが、面識はありません』
・『面識がないので、もし街ですれ違ってもわかりません』
まとめ
「面識がない」という言葉は、ビジネスシーンでも使われることの多い言葉ですが、どこまでが「面識がない」のか曖昧になりがちな言葉でもあります。
使う場面や使い方を間違えると、思ってもみない反感を買ってしまうことがあるかもしれません。
使う場合は、自分の立場や相手の立場、そして何より相手との関係性のことも考えて、慎重に「面識がない」を活用していきたいものです。