「越える」と「超える」の違いとは?分かりやすく解釈
この記事では、「越える」と「超える」の違いを分かりやすく説明していきます。
目次
- 「越える」とは?
- 「超える」とは?
- 「越える」と「超える」の違い!
- まとめ
「越える」とは?
「越える」とは動詞で「こえる」と読みます。
意味は障害物や境界線といったものを通り過ぎ向こう側へ行く、ある日時が過ぎるといったことがあります。
「何とか頑張って、暗くなるまでに峠を越えるんだ」「海を越えた向こう側にある国」「無事に年を越えることができた」などと使います。
「超える」とは?
「超える」とは動詞で「こえる」と読みます。
意味はある基準や数値を上回る、自分の考え方、立場が先に進む、他よりも優れている、勝るなどがあります。
「100人を超える集会はできません」「すでに、限界を超える動きを見せている」「いつの間にか彼女はライバルを超える力を身に着けていた」などと使います。
「越える」と「超える」の違い!
「越える」と「超える」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は読み方は一緒です。
ただ意味合いによって使う漢字を選ばなくてはなりません。
大人でもこの手の使い分けは難しく迷うところですが、しっかり覚えていくようにしましょう。
まず「越える」ですがこれは簡単に言えば「通り過ぎる」という意味合いになります。
場所、日時などに使います。
「野を越える」「年を越える」などと言います。
一方の「超える」は数量、限界、基準といったことを「上回る」という意味合いになります。
「限界を超えるのは時間の問題」「怒りを超えて情けなさしかない」「彼は常識を超える動きをする」などと言い表します。
話し言葉の際は問題ないのですが、文章にする際は「越える」「超える」と正しく使い分けをしませんと、意味合いがおかしくなりますので気をつけてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「越える」と「超える」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
同じ読み方ですが意味合いが違います。
「越える」は、場所、時間、点などを通り過ぎること、「超える」は数量、限界、基準などを上回ること、と暗記しておくようにしましょう。