「巡回」と「巡視」の違いとは!言葉を徹底解説
「巡回」と「巡視」という言葉は似ているので同じだと思う人もいるでしょう。
それぞれの意味や違いについて詳しく紹介します。
目次
- 「巡回」とは?
- 「巡視」とは?
- 「巡回」と「巡視」の違い
- 「巡視」を使った例文と意味を解釈
- 「巡回」を使った例文と意味を解釈
「巡回」とは?
「巡回」の概要について紹介します。
- 「巡回」の読み方
- 「特定の地域内を次々に見て回ること」の意味
- 「各地を次々に移動すること」
「巡回」の読み方
「巡回」は「じゅんかい」と読みます。
特に難しい読み方ではないので覚えておきましょう。
「特定の地域内を次々に見て回ること」の意味
とある目的の為に、「一定の地域を決めてその中を次々と見て回ること」を言います。
防犯や治安を維持する為に、警察や地方自治体、ボランティアなどが見回る行為の他に、福祉での入浴や散髪サービスや、水回りや鍵修理などのサービスが困った人がいた時にすぐに現場に向かえる様に、一定地域を決めて移動しながら連絡を待つことも意味します。
「各地を次々に移動すること」
とある目的の為に、「各地を移動して現地で活動をすること」を言います。
サーカスや劇団などが、地方を回りながらイベントを行う時などに使われます。
「巡視」とは?
「巡視」の概要について紹介します。
- 「巡視」の読み方
- 「巡視」の意味
「巡視」の読み方
「巡視」は「じゅんし」と読みます。
読み方は難しくないのでが「順視」と書き間違わないようにしましょう。
「巡視」の意味
「巡視」の意味は、「安全の為に、特定の地域を定期的に見回ること」です。
その地域で犯罪が起きない様に警戒をしたり、治安を守る為に、警察や地上自治体、ボランティアなどが一定間隔で見回りをすることを言います。
「巡回」と「巡視」の違い
「巡回」と「巡視」は非常に良く似た言葉ですが、意味が違います。
「巡視」は「防犯や治安の維持の為に見回る行為」で、その場所に異常がないか確認することを言います。
警察や警備会社など、防犯のノウハウがある人達が行うことが多く、海上保安庁には巡視船というパトロールをする船舶があります。
「巡回」は「次々と回る行為」で、防犯の意味の他に、行った先で何らかの活動をするという意味があります。
警察や警備会社だけではなく、あらゆるサービスや商売をしながら移動していくことも含んでいます。
「巡回」と「巡視」の違いは「防犯性のみか、それ以外の目的も含まれるか」という点です。
「巡視」を使った例文と意味を解釈
「夏休みに小学校の夜間巡視を強化する」
夏休みになると小学校には誰もいなくなるので、特に夜は不審者や若者たちが侵入し易くなります。
器物破損や放火などを防ぐ為に、警察やPTAなどが協力して夜間のパトロールを強化することを表します。
「巡回」を使った例文と意味を解釈
「ヘルパーとして夜間巡回の仕事をする」
介護の仕事は昼間だけではありません。
夜間に高齢者を訪問してオムツ交換をするという仕事もあります。
体力的に大変ですが、要介護度の高い高齢者にとってはなくてはならない仕事です。
「巡回」と「巡視」は良く似ていますが、意味や使い方に違いがいあります。
その時の状況や内容をよく理解して、正しくて使いこなせるようになりましょう。