「論理」と「理論」の違いとは？分かりやすく解釈

「論理」とは?

「論理(ろんり)」という言葉は、「ある物事について思考する時の必然的・合理的な筋道」を意味しています。

「論理」とは「思考の法則的あるいは必然的な流れ・つながり」を意味する言葉であり、「どんな論理でそんな結果が導かれたのか知りたいです」「あなたの意見は論理の飛躍があります」などの例文で使用することができます。

「理論」とは?

「理論(りろん)」という言葉は、「個別の現象を法則的(統一的)に説明できるように、合理的な思考と証拠の提示で組み立てられた知識の体系」の意味を持っています。

「理論」とは「観察・実験などの証拠に基づいて組み立てられたセオリー」であり、「アインシュタインの相対性理論・化学の理論的な説明」のように主に科学・学術の分野で使われる言葉です。

「論理」と「理論」の違い!

「論理」と「理論」の違いを、分かりやすく解説します。

「論理」にも「理論」にも「理屈に合っている・筋道が通っている」の意味がありますが、「論理」というのは「思考のプロセスにおける筋道・合理」を意味しています。

「論理」は「思考における法則的・必然的な二つ以上の要素のつながり(流れ)」を意味していますが、「理論」というのは「ひとつひとつの現象を法則でまとめて説明できるように、証拠を積み上げて考えられた知識の体系」を意味している違いを指摘できます。

「論理」とは「思考の必然的な過程・筋道(流れ)」であり、「理論」とは「証拠と思考に基づいて組み立てられた法則的な知識の体系」なのです。