「目的」と「目標」の違いとは？分かりやすく解釈

「目的」とは?

「目的」とは、そちらの方向に向かうという指針、または最終的な目当てのこととして使われる言葉です。

「目的もなく彷徨っている」とした時には、特にどちらに向かうか決めている訳ではない、最終的な目当ても特にないといった解釈になり、「それだけが目的だ」とすると、それと呼ばれる対象だけが目当てだという意味に捉えることができます。

人間の言動には、どれも何かしらのこの「目的」があることが多く、例えば、「アルバイトをする目的」は、その賃金によって金銭的潤うことだという具合です。

「目標」とは?

「目標」は、宛となる目印を指して使われます。

「○○大学に合格するのが目標だ」と使うと、それを宛としているという意味になり、先の「目的」と似た意味の表現になりますが、こちらは物理的な対象にも使える言葉なところが大きな違いになります。

その例として「目標物に向かって投げる」、「的の中心が目標だ」のように、物理的な目印という解釈でもよく使われます。

「目的」と「目標」の違い

「目的」と「目標」の違いを、分かりやすく解説します。

「目的」は、向かうべき方向、もしくは何かを達成する、もしくは得るといった内容になり、「目標」は、宛や目印という解釈になります。

よって、使い方によってはよく似た意味の表現になります。

また、「目標」は、あくまでそこに届けばいい(それが最良の結果)という意味ながら、「目的」の方を使った場合には、最終的な目当て(その達成に向けて進む)といった捉え方になり、そこまで成し遂げると使う時には「目的」とした方がいいでしょう。