「虫」と「昆虫」の違いとは?分かりやすく解釈
この記事では、「虫」と「昆虫」の違いを分かりやすく説明していきます。
目次
- 「虫」とは?
- 「昆虫」とは?
- 「虫」と「昆虫」の違い!
「虫」とは?
「虫」の意味と概要について紹介します。
- 意味
- 概要
意味
「虫」は「むし」と読み、「哺乳類・魚類・鳥類・貝類以外の小さな動物の総称のこと」です。
概要
「虫」は、一般的に「獣」や「魚貝類」などではない、小さな動物のことを表す呼び名です。
生物学的な言葉ではなく、「うごめく生き物」を表す言葉です。
そもそも「虫」という言葉は「ヘビ」の表す象形文字で、「蛇」に「虫」が付いているのはこの為です。
「蜘蛛(くも)」「蚯蚓(みみず)」「蝸牛(かたつむり)」なども「虫」が付き、「虫」と呼ばれるのです。
段々と意味が変わり、現在では明確な定義はなくなり、「昆虫」と混同されています。
「昆虫」とは?
「昆虫」の意味と概要について紹介します。
- 意味
- 概要
意味
「昆虫」は「こんちゅう」と読み、動物「界」節足動物「門」昆虫「綱」に分類される生物のことです。
概要
「昆虫」は、生物分類における言葉で、階層の中でも最終層で「昆虫網」というグループ名です。
具体的には「脚が6本ある」「頭・胸・腹の3つ部位に分かれている」「触覚がある」「血液ではなく体液がある」「変温動物である」「単眼と複眼を持つ」などの条件があります。
例外もありますが、これらの条件にあてはまる生き物は「昆虫」と呼んで良いでしょう。
「虫」と「昆虫」の違い!
「虫」は、「哺乳類・魚類・鳥類・貝類以外の小さな動物の総称のこと」です。
「昆虫」は、生物学的に動物「界」節足動物「門」昆虫「綱」に分類される生物のことです。
「虫」と「昆虫」は、一般的な呼名か、生物学的な分類かという違いがあります。
実際にはどちらも同じ意味で使われることが多いので、あまりに気にする必要はありません。