「相違」と「齟齬」の違いとは?分かりやすく解釈
この記事では、「相違」と「齟齬」の違いを分かりやすく説明していきます。
目次
- 「相違」とは?
- 「齟齬」とは?
- 「相違」と「齟齬」の違い
「相違」とは?
「相違」とは、簡単に表現すると、「違い」のことです。
「それらの2つに相違は見当たらない」と使うと、その2つには違いがないと表現しています。
また、これがあることを「間違い」と解釈し、「その話に相違はないか?」のような使い方もできる言葉です。
「相違点」とすると、違っている点という意味となり、それを探すような問題が数学などの学問ではよく出題されます。
いくつかの対象の「相違点を探す」ことは、それらの中からの違う点の探求と言い換えることができます。
「齟齬」とは?
「齟齬」は、話が噛み合わないことの表現になります。
「齟齬があると困るので、きちんと確認したい」のような使い方になり、この場合には、話の内容に行き違いがないように、確認を行いたいと表現しています。
ある事柄について、お互いに思っていることが違うという場合が、この「齟齬」となると考えると分かりやすく、いわゆる「解釈の相違」がこのように表現されます。
「相違」と「齟齬」の違い
「相違」と「齟齬」の違いを、分かりやすく解説します。
「相違」は、「違い」という意味を指す言葉です。
「相違点」は、「違う点」と言い換えることができ、そのまま「違い」と置き換えても構わない場合がほとんどです。
ただし、「相違ない」、「相違はないか」のような使い方では、「間違い」という意味になるので、これらのような用い方には注意が必要になります。
「齟齬」は、話が噛み合わないという意味で、「後から齟齬が出ないように」などといった使われ方が主となります。
「解釈の相違」と言い換えることができ、対象となる事柄に対し、同じように思ったり、考えていれば、これが起こることはないでしょう。
「相違」と「齟齬」は、このように違います。
「相違」は、「違い」のことですが、「間違い」としても使われると覚えておいてください。