「少額」と「小額」の違いとは?分かりやすく解釈
この記事では、「少額」と「小額」の違いを分かりやすく説明していきます。
目次
- 「少額」とは?
- 「小額」とは?
- 「少額」と「小額」の違い
「少額」とは?
「少額」とは、少ない(量の)金額という意味で使う言葉です。
「少額で申し訳ないが、何かの足しにはなるだろう」と使うと、そのまま少ない金額で申し訳ないと言っていることになり、「少額だろうと、それが積み重なるとそれなりの出費になる」と言った時には、少ない金額でも何度も遣うと大きな金額になってしまうという意味になります。
その大きな金額のことは「多額」と表現し、この「少額」の対義語になります。
こちらも「多額の寄付をいただいて、とても恐縮です」などと用られます。
「小額」とは?
こちらの「小額」は、金額の額面が低いことの表現になります。
「小額紙幣」と言えば、1000円や2000円札のことになり、「小額なので、俺が払っておくよ」のように、何かを見て額面が低いという使い方もできます。
対義語は「高額」で、「高額紙幣」とすると、5千円や1万円札だと考えていいでしょう。
このように、お金の金額(量)ではなく、お札自体や提示のあった額面が低いという解釈に用いる言葉で、紙幣の場合は先のように、2000円までがこのように表現できると考えていいでしょう。
ですが、提示額面の場合は、相対的な表現となります。
よって、人によっては5000円という提示を高いと思うかも知れませんが、他の人からは「小額」と言えることもあるでしょう。
「少額」と「小額」の違い
「少額」と「小額」の違いを、分かりやすく解説します。
「少額」も相対的な使い方になり、金額そのものが少ないという解釈で使う言葉です。
そして、「小額」の方は、紙幣や領収書の額面など、それと決まった(決まっている)固定の金額が低いと表現する為に使われます。
少々難しい使い分けになりますが、もし逆を使ってしまったとしても、一応意味は通るでしょう。
「少額」と「小額」は、間違って逆を使っている例もまま見聞きします。
それでも意味は通ることがほとんどですが、きちんと使い分けられるように違いを覚えておきましょう。