「圧巻」と「圧倒」の違いとは?意味を詳しく解釈
「圧巻」と「圧倒」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
目次
- 「圧巻」の意味や使い方
- 「圧倒」の意味や使い方
- 「圧巻」と「圧倒」の違い
- 「圧巻」を使った例文と意味を解釈
- 「圧倒」を使った例文と意味を解釈
「圧巻」の意味や使い方
「圧巻」とは、他と比べて、はるかに優れているという意味になります。
スポーツ、劇、映画、物語などで特に素晴らしいところに使われる言葉です。
「圧巻の三連勝」「クライマックスは圧巻だった」「圧巻の優勝」などと使います。
「圧倒」の意味や使い方
「圧倒」とは、相手よりもはるかに優れた力、才能、勢力といったもので押さえつけることを言います。
また「圧倒的」という言葉もよく使いますが、これは比べものにならないほど、他よりも優れているという意味になります。
「我々は圧倒的に不利な立場だ」と言いますと、相手に比べて、とても不利であるという意味になります。
「体力で圧倒することはできるが、知性は自信がない」「圧倒的な勝利とは言えないが、何とか勝てた」などと使います。
「圧巻」と「圧倒」の違い
「圧巻」と「圧倒」、それぞれの言葉の意味と使い方を説明しました。
どちらも「圧」という言葉が入っていますが、意味合いが少し違いますので正しく使い分けるようにしましょう。
まず「圧巻」ですが、こちらは他のものと比較して、はるかに優れているという意味になります。
つまり「圧巻」と使われた時、その対象とされるものは素晴らしいと褒めていることになります。
一方「圧倒」ですが、こちらははるかに優れたものによって、相手を押さえつけるという意味になります。
いい意味でも悪い意味でも使われると覚えておきましょう。
「圧巻」を使った例文と意味を解釈
「圧巻」を使った例文とその意味を見ていきます。
- 「圧巻」を使った例文1
- 「圧巻」を使った例文2
「圧巻」を使った例文1
「昨日のドラマ、最後の場面は圧巻だった」
ドラマのシーンで特に優れている、いいということを「圧巻だった」という言い方で表します。
「圧巻」を使った例文2
「相手に大差をつける、圧巻の優勝」
「圧巻の優勝」とはよく使われる表現ですが、他を寄せ付けない強さを表すことができます。
例文は相手に大差をつける、とありますので、他と比べてはるかに優れている優勝だったということがわかります。
「圧倒」を使った例文と意味を解釈
「圧倒」を使った例文とその意味を見ていきます。
- 圧倒」を使った例文1
- 圧倒」を使った例文2
圧倒」を使った例文1
「彼を批判した者は多かったが、彼は自分の才能で他を圧倒し、何も言わせなくした」
「圧倒」とは優れた力、勢力によって相手側を押さえるという意味があります。
例文は、自分の優れた才能によって、批判する人を黙らせたという意味合いになります。
圧倒」を使った例文2
「圧倒的に上回っている相手だが、勝ち目がまったくないわけではない」
「圧倒的」とは、比べることができないほど、優勢であるという意味になります。
例文は、とても優れている相手だが、勝てる方法はあると言っているのです。
どんなに優れた人であっても弱点はあるということなのでしょう。
いかがでしたか。
「圧巻」と「圧倒」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。