「運営」と「運用」の違いとは？分かりやすく解釈

「運営」とは?

「運営(うんえい)」という表現は、「組織団体・制度などをまとめたり管理したりして、それらが持つ機能・役割(使命)を十分に発揮して果たせるようにすること」を意味しています。

「運営」の表現は、「私の伯父は地域に根ざした私立の学校を運営しています」といった例文などで使用することができます。

「運用」とは?

「運用(うんよう)」という言葉は、「資金・機械・道具などが持っている本来の機能(それそのものの機能・作用)を活用すること」を意味しています。

「運用」の言葉は、「財産の運用方法について考えています」などの文章で使うことが可能なのです。

「運営」と「運用」の違い!

「運営」と「運用」の違いを、分かりやすく解説します。

「運営」という言葉は「団体・組織・制度などが持っている機能・役割を、十分に発揮できるように管理したり動かしたりすること」を意味していますが、「運用」にはそういった意味はありません。

そのため、「社会福祉法人を運営する」とは言えても、「社会福祉法人を運用する」という言い方をすることは通常できないのです。

「運用」という表現は、「資金(金銭)・機械(道具)などが持っている本来の機能を活用して何らかの利便(利益)を得ようとすること」を意味していますが、「運営」には「資金そのものを活用する」といった意味がないという違いを指摘できます。

「資金を運用する」とは言えても、「資金を運営する」では意味が通じなくなってしまうのです。