「気取り」とは!意味や使い方!例文も解説
「気取り」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのでしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方を、例文を使って丁寧に解説しています。
では一緒に「気取り」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「気取り」の意味
- 「気取り」の表現の使い方
- 「気取り」を使った例文と意味を解釈
- 「気取り」の類語や類義語
「気取り」の意味
「気取り」とは振舞いや、表情などを作り飾った様子であること、また何か「そのもの」になったつもりで振舞うことを言います。
- 「気取り」の読み方
「気取り」の読み方
「気取り」の読み方は、「きどり」になります。
「気取り」の表現の使い方
「気取り」を使った表現を紹介します。
「気取り」とは、意識をして動作、表情など飾ることや、何か「そのもの」になったつもりで振舞うといった様子を言う言葉です。
「彼は、すっかり社長気取りだ」と言えば、まだ社長ではないのですが、すでに社長になったかのように振舞うという意味になります。
「あの二人、まるで夫婦気取りでした」と言えば、夫婦ではないのに夫婦のようであったということです。
そして「気取り屋」と言えば、気取っている人のことで体裁ばかり取り繕うという意味で、悪い意味として使います。
このような意味合いですので「気取り」とはあまりいい意味合いで使うことは少ないと覚えておいてください。
そして「気取りがない」と言う言葉は動作や表情が自然であるという意味で、いい意味になるということも併せて覚えておきましょう。
「気取り」を使った例文と意味を解釈
「気取り」を使った例文とその意味を見ていきましょう。
- 「気取り」を使った例文1
- 「気取り」を使った例文2
「気取り」を使った例文1
「今度の件は部下の機転で救われたのに、彼はすっかり英雄気取りでいるから笑える」
「気取り」とは接尾語的に使うことが多いのですが、例文では「英雄気取り」とあります。
意味は、本当は自分が何かを成し遂げたわけではないのに、まるで自分が成し遂げたかのようでいる、だからおかしいと言っているのです。
「気取り」を使った例文2
「結婚するなら、気取りのない人の方がいいと思う」
「気取り」とは動作、表情など飾る様子を言います。
つまり本来の自分ではなく、良く見せようとしていることです。
例文は結婚して長く一緒に過ごす相手は、自然体で飾り気がない人がいいと思うと言っているのです。
「気取り」の類語や類義語
「気取り」の類語や類義語を紹介します。
- 「見せかける」【みせかける】
- 「虚栄」【きょえい】
「見せかける」【みせかける】
「見せかける」とは、実際は違うのに、まるでそう見えるかのようにすること、うわべだけ良く見せるといった意味になります。
「好人物に見せかけることに長けているが、彼はくせ者だ」「財産家に見せかける」などと使います。
「虚栄」【きょえい】
「虚栄」とは、自分の身分、地位、財産、力などを実際以上に見せかけることを言います。
「あの子は虚栄心ばかり強くして、一体どうするつもりだ」という風に使います。
いかがでしたでしたか。
「気取り」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。