「幾つか」とは!意味や使い方!例文も解説
この「幾つか」と使うのが適している場面は、意外と多くあるものです。

目次
- 「幾つか」の意味とは?
- 「幾つか」の表現の使い方
- 「幾つか」を使った例文と意味を解釈
- 「幾つか」の類語や言い換え
「幾つか」の意味とは?

「幾つか」は、固定ではない少ない数を表す表現です。
「その種類は幾つか持っている」と使った時には、同じ種類のものをそれほど多くはない数所持しているという意味になります。
曖昧な表現になりますが、いくつか分からない場合や、特にその数と決める必要もない時には便利な言葉です。
- 「幾つか」の読み方とは?
「幾つか」の読み方とは?
「幾つか」は、「いくつか」と読みます。
漢字を使わず、全て平仮名で「いくつか」と使うことも多く、そちらの方がよく見る表記です。
個数で指定できるものに対して使われる表現で、量で表す対象には用いられません。
「幾つか」の表現の使い方

「幾つか」の表現の使い方を紹介します。
上のように、何個と指定しようと思えばできるものに用いられるので、正確な数が分かるという場合も多いです。
例えば、「そこに幾つかあるよ」と言った時には、それを数えれば正確な分かります。
難しいのは「幾つかちょうだい」のように使われた場合で、一般的な解釈では3~5個程度がそれに当たります。
6個以上になると、あまりこの「幾つか」とは表現しないものですが、そのような決まりがある訳ではないので、6個や7個という意味で使ったとしても間違いになることはありません。
「幾つか」を使った例文と意味を解釈

「幾つか」を使った例文と、その意味の解釈になります。
それが2個でも使うことがありますが、1個の場合には使えない言葉です。
- 「幾つか」を使った例文1
- 「幾つか」を使った例文2
「幾つか」を使った例文1
「その程度のアイデアなら、これまでにも幾つかあったよ」
それまでに出されたアイデアに、類似したものが少なからずあったと言われています。
尚、「幾つも」と変えると、数が固定ではない「たくさん」という意味になり、「幾つか」で表現できる数よりは多いと解釈する言葉になります。
「幾つか」を使った例文2
「幾つか知っていると言っていた割には、1つしか知らないようだ」
先のように、この言葉は1つという時には用いません。
よって、幾つか知っていると言うのであれば、最低でも2つは知っていないと間違った使い方になってしまいます。
「幾つか」の類語や言い換え

「幾つか」と似た意味で使える言葉や表現です。
最初の言葉は言い換え表現として使えます。
- 「数個」【すうこ】
- 「幾か」【いくらか】
「数個」【すうこ】
この言葉も3~5個程度を表す時に使われます。
「幾つか見付けた」は「数個見付けた」としても同じで、そのまま置き換えることができます。
「幾か」【いくらか】
「幾つか」から「つ」を抜くとこの言葉となり、読み方も違うので注意してください。
こちらは個数ではなく、量で表す対象に用いる言葉で、あまり多くはない、これだと決まっていない量のことです。
つまり、「幾つか」の量バージョンだと考えると分かりやすいでしょう。
金額に使う場合にはこちらの言葉になり、「幾らか持っていない?」と言われた時には、その両者の立場や関係性などにより、数千円から数万円程度の幅になると考えていいでしょう。
「幾つか」と表現された際には、3~5個程度のことだと考えておけば、まず間違いになることはありません。