「一時退却」とは!意味や使い方!類語も解釈
「一時退却」という言葉の意味、使い方の例文をあげて詳しく説明していきます。
それでは一緒に言葉の意味を見ていきましょう。
目次
- 「一時退却」の意味
- 「一時退却」の表現の使い方
- 「一時退却」の類語
- 「一時退却」を使った例文と意味を解釈
「一時退却」の意味
「一時退却」とは、しばらくの間、ちょっとの間だけ退くという意味になります。
- 「一時退却」の読み方
「一時退却」の読み方
「一時退却」とは「いちじたいきゃく」と読みます。
「一時退却」の表現の使い方
「一時退却」の表現の使い方を紹介します。
「一時退却」の「一時」とはしばらくの間、ちょっとの間といったようにある限られた長さの時間という意味になります。
そして「退却」とは争いごとに敗れて退くという意味です。
「退却」だけならばこちら側の負けという意味となりますが「一時」をつけることで「今だけは少し退く」といったニュアンスになるのです。
つまり全面的に負けを認めたわけではない、その争いや取り組みから、完全に退くわけではないということになります。
「この件からは、一時退却してしっかり態勢を整えてまた挑戦しよう」「一時退却するが、決してこちらが負けたわけではない」「ここは無理をせず、我社は一時退却することにした」などと使います。
「一時退却」の類語
「一時退却」の類語、言い換えを紹介します。
- 「一時撤退」【いちじてったい】
- 「一旦取り下げる」【いったんとりさげる】
「一時撤退」【いちじてったい】
「一時撤退」とは、一時的にその場から退くという意味になります。
「今月いっぱいで、ここから一時撤退して、またいつか別の場所で出店します」「資金難で、一時撤退を余儀なくされた」などと使います。
「一旦取り下げる」【いったんとりさげる】
「一旦取り下げる」とは、ひとまず、一時的に、何かを取り消すという意味で使います。
「こちらからの要求を一旦取り下げて、相手の様子を見てみよう」「訴えを一旦取り下げることにしたのは、私の健康上の理由からだ」などと使います。
「一時退却」を使った例文と意味を解釈
「一時退却」を使った例文とその意味を見ていきましょう。
- 「一時退却」を使った例文1
- 「一時退却」を使った例文2
「一時退却」を使った例文1
「一時退却するが、また時機を見て出直してくるつもりだ」
「一時退却」とは、ひとまず退くという意味になります。
例文は一時的に退くが、またチャンスの時を見て物事をするつもりであると言っているのです。
争いごとであれば、負けたように見せかけているだけで、勝利すること、思い通りに運ぶことを諦めていないという意味になるのです。
「一時退却」を使った例文2
「彼らは、一時退却しただけであり完全に諦めたわけではないのです」
「一時退却」とは、ひとまず退くという意味であり、完全にその物事、争いから退くという意味ではないのです。
つまり油断はできない状況であるということを例文は言っているのでしょう。
いかがでしたか。
「一時退却」という言葉の意味が理解できたでしょうか。
「一時」という言葉がつくことで「退却」という言葉の意味が少し変化することが理解できたかと思います。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。