「意志を継ぐ」とは!意味や使い方!例文も解説
小説や物語などで「意志を継ぐ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「意志を継ぐ」の意味
- 「意志を継ぐ」の表現の使い方
- 「意志を継ぐ」を使った例文と意味を解釈
- 「意志を継ぐ」の類語や言い換え
「意志を継ぐ」の意味
「意志を継ぐ」の意味は「他の人が目標としたことと同じ考えを持って行動すること」です。
誰かが目標を達成しようと続けてきたことや信念などに他の人が賛同して、その人が引退したり遠くにいる時にも代わりに他の人が同じ考え方で行動することを言います。
基本的に最初にその思想を唱えた人が何かの事情でそれを続けられなくなった時に、代わりの誰かが引き受ける時の表現です。
- 「意志を継ぐ」の読み方
- 「意志を継ぐ」を分解して解釈
「意志を継ぐ」の読み方
「意志を継ぐ」の読み方は「いしをつぐ」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「意志を継ぐ」を分解して解釈
「意志を継ぐ」は「意志+を(助詞)+継ぐ」で成り立っています。
「意志」とは「あることをしたい、したくないという思い」「目的や計画を実現させようとする強い気持ち」「個人・集団における行動を決定する能力」という意味があります。
「継ぐ」は「前の人の仕事や精神、地位などを受けて続けること」「バラバラになっているものをつなぎあわせること」「衣服の破れをつくろうこと」「絶えず補うこと」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「前の人の目的や計画を実現させようとする強い気持ちを受けて続けること」
「意志を継ぐ」の表現の使い方
「意志を継ぐ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「意志を継ぐ」と「遺志を継ぐ」の使い分け
文法的な使い方
「意志を継ぐ」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
動詞を修飾する使い方をする時には「意志を継ぎ」になります。
「意志を継ぐ」と「遺志を継ぐ」の使い分け
「意志を継ぐ」と同じ読み方をする言葉に「遺志を継ぐ」があります。
「意志を継ぐ」は「ある人の思想や行動などに賛同して同じ行動をすること」という意味です。
「遺志を継ぐ」は「故人が果たせなかった目的や思想を引き受けること」という意味です。
その人が健在か故人かという違いがあるので、使い分けられる様にしましょう。
「意志を継ぐ」を使った例文と意味を解釈
「意志を継ぐ」を使った例文と意味を解釈します。
- 「意志を継ぐ」を使った例文1
- 「意志を継ぐ」を使った例文2
「意志を継ぐ」を使った例文1
「父の意志を継いで社長に就任した」
父親が経営している会社を息子が継ぎ、同じ経営方針で運営していくことを表しています。
「意志を継ぐ」を使った例文2
「彼の意志を継いでボランティア活動を続けていく」
ボランティア活動に意欲を燃やしている人に賛同して、その人が引退した後も自分が活動を続けることにしました。
「意志を継ぐ」の類語や言い換え
「意志を継ぐ」の類語を紹介します。
- 「意向に添う」【いこうにそう】
- 「受け継ぐ」【うけつぐ】
「意向に添う」【いこうにそう】
「相手の考えている通りにものごとを進めること」という意味です。
「受け継ぐ」【うけつぐ】
「前の人が残した仕事や志を持ち続けて進めていくこと」という意味です。
「意志を継ぐ」は「他の人が目標としたことと同じ考えを持って行動すること」という意味です。
その人がまだ健在でいる時に使いましょう。