「とんでもない」の意味とは!類語や例文!
皆さんは日頃の会話の中で「とんでもない」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
しかし、この「とんでもない」には、いくつかの意味があるので、使われる状況によって、解釈がかなり異なってきます。
そこで今回はこの「とんでもない」について見ていくことにします。
目次
- 「とんでもない」とは?意味
- 「とんでもない」の表現の使い方
- 「とんでもない」を使った例文と意味を解釈
- 「とんでもない」の類語や類義語
「とんでもない」とは?意味
「とんでもない」は、「全く思いがけないこと」、「普通の感覚では考えられない意外なこと」という意味があります。
また、この他に「とても大変なことだ」、「もってのほか」や「滅相もない」などの意味もある言葉です。
「とんでもない」の表現の使い方
「とんでもないです」には、いくつかの意味がありますが、相手からの褒め言葉を打ち消すような時にも使われています。
目上の人や取引先などの人から褒められた時や、お客さんからお礼を言われた時などに、自己を謙遜する意味で使います。
「とんでもない」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「とんでもない」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「とんでもない」を使った例文1
- 「とんでもない」を使った例文2
「とんでもない」を使った例文1
「それはとんでもないことでございます。ご検討いただけましたら幸甚です」
「とんでもない」は「普通の感覚では考えられないこと」という意味がありますが、この例文での解釈は自分のやってきたことを褒められて、謙遜していることを意味しています。
このような姿勢を見せると、ますます控えめで好感の持てる人と思われるでしょう。
「とんでもない」を使った例文2
「あいつがそんなことをするなんて、とんでもないことだ」
前の例文の「とんでもない」は「褒められた時の謙遜する言い方」でしたが、ここでは「もってのほか」という意味で使われています。
「とんでもない」の類語や類義語
「とんでもない」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「恐れ入る」【おそれいる】
- 「恐縮です」【きょうしゅくです】
「恐れ入る」【おそれいる】
「恐れ入ります」という敬語で使われる「恐れ入る」が「とんでもない」の類義語として使うことができます。
「自分のいたらなさや相手に迷惑かけたことを反省すること」や「申し訳なく思うこと」という意味があひます。
この「恐れ入る」は、相手に何か面倒なことで、手を煩わせたことに対する感謝やへりくだった気持ちを表現しています。
「恐縮です」【きょうしゅくです】
「恐縮です」も「とんでもない」の類義語として挙げることができるでしょう。
「身もちぢまるほどに恐れ入ること」という意味で、とてもかしこまっているようすが伺えます。
但し、「恐縮する」はかなり堅い表現なことから日常の会話ではあまり使うことがないでしょう。
「とんでもない」は元々の用法である謝罪への返事として使うことが少なくなっています。
その代わりに目上の人から謝罪された場面などでは、「お気になさらないでください」という表現が使われています。
このように「とんでもない」の使い方は、よく言葉の意味を理解して活用することが大切です。