「お気に召す」とは!意味や使い方!類語も解釈
ビジネスや映画・ドラマなどで「お気に召す」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「お気に召す」の意味
- 「お気に召す」の表現の使い方
- 「お気に召す」の類語や言い換え
- 「お気に召す」を使った例文と意味を解釈
「お気に召す」の意味
「お気に召す」の意味は以下の2つです。
1つ目は「気に入る」の尊敬語の意味です。
目上の人があるものに対して好ましいと思うことを、目下の人の立場から言う時の表現です。
2つ目は「好む」の尊敬語の意味です。
「気に入る」よりも対象が幅広く、漠然とその人が良いと思う傾向を表します。
こちらも目上の人の嗜好に対して、目下の人が言う時の表現です。
- 「お気に召す」の読み方
- 「お気に召す」を分解して解釈
「お気に召す」の読み方
「お気に召す」は「おきにめす」と読みます。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「お気に召す」を分解して解釈
「お気に召す」は「お・気+に(助詞)+召す」で成り立っています。
「お」は尊敬を表す接頭辞で、「気」は「息・呼吸・意識」という意味の他に「ものごとに興味や関心を持つ気持ち」「何かしたいと思う心の動き」という意味があります。
「召す」は、「人を呼び寄せる」「招く」「取り寄せる」という意味の他に「相手を敬って、動作や状態などにつて使われる尊敬語」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとに興味や関心を持つことの尊敬語」として使われています。
「お気に召す」の表現の使い方
「お気に召す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 目上の人に対して使う
文法的な使い方
「お気に召す」は動詞を含んだ表現で、「お気に召す様にします」「お気に召しましたでしょうか」など、敬語表現として使われます。
その場での相手の動作や意向を表す言葉であり、文末にそのまま「お気に召す」と来ることはありません。
目上の人に対して使う
「お気に召す」は尊敬語ですので、目上の人に対して使います。
自分で使うべき言葉ではないので注意しましょう。
「お気に召す」の類語や言い換え
「お気に召す」の類語を紹介します。
- 「お眼鏡にかなう」【おめがねにかなう】
- 「意に適う」【いにかなう】
「お眼鏡にかなう」【おめがねにかなう】
「目上に人に気に入られたり、実力を評価されたりすること」という意味で「お眼鏡」というのは「視力を矯正する器具」という意味の他に「ものの本質を見抜く鑑識眼」という意味があります。
「意に適う」【いにかなう】
「考えに合っていること」という意味です。
「お気に召す」を使った例文と意味を解釈
「お気に召す」を使った例文と意味を解釈します。
- 「お気に召す」を使った例文1
- 「お気に召す」を使った例文2
「お気に召す」を使った例文1
「接待で使ったお店がお気に召した様で安心した」
偉い人を接待した時に、選んだお店が気に入った様で安心したと言っています。
「お気に召す」を使った例文2
「当店のサービスはお気に召して頂けましたでしょうか」
レストランのオーナーが帰りがけにお客様に対して意見を聞く時の表現です。
「お気に召す」は「気に入る」「好む」の尊敬語の意味です。
目上の人の言動や様子に対して使いましょう。