「いちゃこら」の意味とは!類語や例文!
シニア層の人が「いちゃこら」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方などについて紹介します。
目次
- 「いちゃこら」とは?意味
- 「いちゃこら」の表現の使い方
- 「いちゃこら」を使った例文と意味を解釈
- 「いちゃこら」の類語や類義語
「いちゃこら」とは?意味
「いちゃこら」の意味と語源について紹介します。
- 意味
- 「いちゃこら」の語源
意味
「いちゃこら」の意味は、「男女が相思相愛で仲睦まじくたわむれること」です。
特に人前で目に付く様にベッタリとくっついて甘えた様な口調で話していたり、手を握り合っていたり、電車内や路上でキスをしているなどのカップルに対する表現です。
お互いのことが好きすぎてしまい、社会人としての道徳や、周囲に人がいることを忘れてしまっている状態です。
「いちゃこら」の語源
「いちゃこら」「いちゃ」の語源は、「いちゃつく」という言葉です。
「いちゃつく」は江戸時代から使われていた言葉で、「仲の良いカップルが身体を寄せ合い、馴れ馴れしくふざけ合っている様子」という意味があります。
「いちゃ」には他にも「言い争う」「ためらう」という意味があり、「いちゃもん」の「いちゃ」の語源にもなっています。
因みに「いちゃもん」の「もん」は「文句」のことで、「言い争い文句を言うこと」を表します。
「こら」は、昔から「こりゃこりゃ」など言葉の調子を整える言葉として使われてきました。
「いちゃついていること」を冷やかす為に「こら」を付けて軽い語調にしたと言われています。
「いちゃこら」の表現の使い方
「いちゃこら」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味ではない
文法的な使い方
「いちゃこら」は様子を表す名詞で、「いちゃこらする・した」として使われます。
特に変化形はなく、使い方は限られています。
良い意味ではない
「いちゃこら」は、男女のカップルが人目もはばからずに馴れ馴れしくしている様子を、他人が冷やかす表現です。
嫉妬はもちろん、不快に思う気持ちが含まれていて、良い意味ではありません。
「いちゃこら」を使った例文と意味を解釈
「いちゃこら」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「いちゃこら」を使った例文1
- 「いちゃこら」を使った例文2
「いちゃこら」を使った例文1
「電車内でいちゃこらしてるバカップルがいた」
夜遅くや早朝に、デートで濃密な時間を過ごしたカップルが電車に乗って来て、まだ余韻が残っているらしく人前でベタベタしていたと言っています。
「いちゃこら」を使った例文2
「いちゃこらしていられるのも今のうちだよ」
付き合い始めたカップルが、相手に夢中でベッタリとくっ付いている様子を見て、「そのうちに飽きてくるよ」と言っています。
「いちゃこら」の類語や類義語
「いちゃこら」の類語や類義語を紹介します。
- 「ラブラブ」【らぶらぶ】
- 「アツアツ」【あつあつ】
「ラブラブ」【らぶらぶ】
「お互い大好きで片時も離れたくないと思う状態」という意味で、英語の“love”(愛情)を日本語にして強調する為に二度繰り返しています。
「アツアツ」【あつあつ】
漢字で書くと「熱々」になり、意味は「お互い熱烈に愛し合っていること」です。
「いちゃこら」は「男女が相思相愛で仲睦まじくたわむれること」です。
カップルを冷やかす意味で使う言葉ですので、意味を理解してくれる人に対して使いましょう。