「影も形もない」とは!意味や使い方!例文も解説
「影も形もない」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「影も形もない」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「影も形もない」の意味
- 「影も形もない」の表現の使い方
- 「影も形もない」を使った例文と意味を解釈
- 「影も形もない」の類語や類義語
「影も形もない」の意味
「影も形もない」とは、まったく、その姿が見えないこと、形跡もないということを言い表す言葉です。
- 「影も形もない」の読み方
「影も形もない」の読み方
「影も形もない」の読み方は、「かげもかたちもない」になります。
「影も形もない」の表現の使い方
「影も形もない」を使った表現を紹介します。
「影も形もない」とはまったく姿が見えないことや、何の形跡もないことを意味する言葉です。
例えばそこにいるだろうと思われた人がいなかった、どこに行ったのかもわからないといった状況の時に「彼は今どこにいるんだ、影も形もないが」という風に言います。
またそこにあるべきはずの物がない時なども「ここにあるはずなのに、影も形もない」「影も形もなくなったと言うのか、そんなことあるわけない」という風に言い表します。
「影も形もない」を使った例文と意味を解釈
「影も形もない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「影も形もない」を使った例文1
- 「影も形もない」を使った例文2
「影も形もない」を使った例文1
「昔、この辺りは随分と栄えた商店街だったが、今は影も形もない」
かつては栄えていたのに、今は衰えてその姿はないということを「影も形もない」という言い方で表すことができます。
例文は昔は人も多く賑やかだったが、今は人も少なくまるで変ってしまったということを言っているのです。
「影も形もない」を使った例文2
「彼女の家に行ってみたら影も形もない、どうやら誰にも言わずに黙って引っ越したみたいだ」
「影も形もない」とは、消えて痕跡すら残らないという意味合いがあります。
例文は、彼女がいなくなってしまった、そこに存在していたという痕跡すら残っていないと、言い表しているのです。
「影も形もない」の類語や類義語
「影も形もない」の類語や類義語を紹介します。
- 「跡形もない」【あとかたもない】
- 「変わり果ててしまった」【かわりはててしまった】
「跡形もない」【あとかたもない】
「跡形もない」とは、消えてなくなり、痕跡も残っていないという意味になります。
「子供の頃私たちが遊んでいた公園は、現在、跡形もない」「ここに運んでおいたのに跡形もない。
誰かに盗まれたに違いない」などと使います。
「変わり果ててしまった」【かわりはててしまった】
「変わり果ててしまった」とは、かつて栄えていたものが衰えて、当時とはまったく違う様子になっている、昔と今ではまるで別のようになっているという意味で使われる言葉です。
「彼女は僕と離れている間に、すっかり変わり果ててしまったようだ」「このあたりは自然豊かな場所だったのに、すっかり変わり果ててしまった」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「影も形もない」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。