「含有」とは!意味や使い方!例文も解説
この「含有」は、意味は1つですが、様々な使われ方で見聞きする言葉です。
目次
- 「含有」の意味とは?
- 「含有」の表現の使い方
- 「含有」を使った例文と意味を解釈
- 「含有」の類語
「含有」の意味とは?
「含有」は、「含んでいる」のことの表現に使います。
意味としてはそれだけですが、「含有する」、「含有量」、「含有成分」などといった色々な形で使われており、それぞれ何かをどれくらい含んでいる(含まれている)かという意味になります。
薬剤やサプリメントでよく「○○含有」や「含有成分」という使い方を見掛けますが、前者は○○がその製品に含まれている、後者は含まれている成分がその後に続く場合に表記されている使い方です。
- 「含有」の読み方
「含有」の読み方
「含有」は、「がんゆう」と読んでください。
逆に表記する場合も特に難しくなく、「がんゆう」とパソコンやスマホで変換すると、ほとんどの場合でこの漢字表現しか出てこない為、変換ミスをすることもないでしょう。
「含有」の表現の使い方
「含有」の表現の使い方を紹介します。
先のように、「含んでいる」ことに対して広く使うことができる言葉なので、色々な場面や対象に用いられています。
「海水には塩分が含有されている」のようなごく普通の使い方から、「含有分析を行った結果~」といったような使われ方もよく見聞きします。
特に化学の分野では、各成分の含有量によって物質自体の性質や効能などが大きく変わる為、盛んに飛び交っている言葉の1つです。
「含有」を使った例文と意味を解釈
「含有」を使った例文と、その意味の解釈になります。
特に難しい言葉ではありませんが、無理に使わない方がいい場面も見られます。
- 「含有」を使った例文1
- 「含有」を使った例文2
「含有」を使った例文1
「リンゴ1個に含有されている糖分は、一体どれくらいなんだろう」
使い方として間違ってはいませんが、「リンゴ1個当たりの糖分は~」とすれば充分に事足りるので、無理にこのような使い方をする必要はありません。
この言葉を使うと文章自体が堅くなってしまうので、それにも注意してください。
「含有」を使った例文2
「不純物の含有量から、純度を計算して欲しい」
100gのうち、25gの不純物が含まれていれば、純度は75%になります。
金やプラチナといった貴金属の純度の表記には独特の表現が使われており、24が100%、18で75%と表すのが一般的です。
よく聞く「18金」は、純度75%という意味です。
「含有」の類語
「含有」と似た解釈で使える言葉ですが、言い換えにはならない場合の方が多いと考えてください。
- 「内包」【ないほう】
「内包」【ないほう】
「その中に含む」という意味になり、そこは「含有」と共通していますが、そこまで似た言葉でもありません。
「そのような問題を内包する」のように使う場合にはほとんど同じ意味になるものの、「内包量」と使った時には「含有量」と同じ意味ではなく、数学における連続量の1つという解釈になってしまい、全く意味が異なってしまいます。
よって、「含有」の一部の置き換えになるという程度の言葉だと解釈できます。
「含有」は、広く使うことのできる「含んでいる」、「含まれる」といった意味の言葉だと覚えておけばいいでしょう。