「恋煩い」とは?意味や使い方・例文・類語まで詳しく解釈!
この「恋煩い」は、いつの時代になっても無くならないと言っていいでしょう。
目次
- 「恋煩い」の意味とは?
- 「恋煩い」の表現の使い方
- 「恋煩い」を使った例文と意味を解釈
- 「恋煩い」の類語や言い換え
「恋煩い」の意味とは?
「恋煩い」とは、恋についての悩みによって、まるで病気のような状態になってしまうことです。
その相手を想うあまり、実際に体調が悪くなったり、元気が無くなるような現象がこのように呼ばれます。
俗に「病は気から」と言いますが、それに近いと考えて構いません。
主な症状としては、先のように元気が無くなる、やる気が無くなる、食欲が無くなる、体調不良になるといった具合で、場合によっては寝込んでしまうことさえあります。
- 「恋煩い」の読み方
「恋煩い」の読み方
「恋煩い」は、「こいわずらい」と読む言葉です。
この言葉はかなり昔から存在しており、江戸自体を描いた小説や演劇などでも多用されています。
この「煩い」(わずらい)は、「患い」(読みは一緒です)と使っても間違いではありませんが、一般的に前者の「煩い」の方がよく使われています。
「煩い」と「患い」は同義語で、意味は変わりませんが、後者の方が病的な意味で使われることが多く、「本当の病気ではない」ことから前者の方が合っている為だと考えてください。
「恋煩い」の表現の使い方
「恋煩い」の表現の使い方を紹介します。
この「恋煩い」に性別は関係なく、男女のどちらでも掛かってしまうものです。
傾向的に女性の方が多いと言われていますが、男性でもこの「恋煩い」よって仕事に身が入らなくなったり、寝込んでしまうような場合も少なくありません。
言葉としては、これになる、これに掛かる、それではないかのような使われ方になります。
「恋煩い」を使った例文と意味を解釈
「恋煩い」を使った例文と、その意味の解釈になります。
この「恋煩い」が解消されるには、その恋愛が成就する、逆に失恋してしまう、または対象の相手に恋心が無くなるという三種類のケースしかありません。
- 「恋煩い」を使った例文1
- 「恋煩い」を使った例文2
「恋煩い」を使った例文1
「恋煩いからかも知れないが、最近食欲が無くなった」
「恋煩い」は、本当の病気のように寝込んでしまうような場合から、このようなそこまではいかないものの、普段とは体調が違う(悪い)という程度のことまで様々です。
特に病気の類いではなく、原因が恋愛にあると思えばこの言葉で表現することができます。
「恋煩い」を使った例文2
「長い間恋煩いの状態だったが、振られてスッキリした」
上でこの「恋煩い」からの解消法の1つに挙げた、失恋によってそれができたようです。
それがよかったのかどうかの判断は難しいところですが、長くそのような状態でいると本当に病気になってしまいかねません。
それを考えると、どこかで必ず解決しないといけない問題だと言えるでしょう。
「恋煩い」の類語や言い換え
「恋煩い」と同様の意味で使える言葉になります。
近年ではこちらが使われることが多いです。
- 「恋の病」【こいのやまい】
「恋の病」【こいのやまい】
「恋煩い」は、この「恋の病」という言葉で言い換えることができます。
「恋煩い」という言葉は表現的に古さが感じられる為、近年(特に若者の間)ではこの言葉の方がよく用いられています。
「恋煩い」は病気ではないものの、それに酷似した状態になってしまう場合もあります。
誰かに相談などはできるものの、恋愛として悪い結果に終わってしまう場合も含めて最終的には自分で解決するしかないと言えるでしょう。