「不可抗力」とは！意味や使い方！類語も解釈

「不可抗力」の意味

「不可抗力」という表現は、「人間の力(人為的な努力)ではどうやっても逆らうことができない巨大な力や不可避(偶然)の事態」を意味しています。

「不可抗力」という表現には、「本人の責任ではない外部から起こった事実で、一般的に求められる注意や予防法では損害発生を防止できないこと」という法律用語の意味合いもあります。

• 「不可抗力」の読み方

「不可抗力」の読み方

「不可抗力」の読み方は、「ふかこうりょく」になります。

「不可抗力」の表現の使い方

「不可抗力」の表現の使い方を紹介します。

「不可抗力」の表現の使い方は、「人間の力ではどうしても抵抗することのできない大きな力や事態」を指して使うという使い方になります。

例えば、「不可抗力で相手を傷つけてしまったのだとしても、謝罪したほうが良いと思います」といった文章で使うことができます。

「不可抗力」の類語

「不可抗力」の類語を紹介して、その意味を説明していきます。

• 「抵抗不能」【ていこうふのう】
• 「不可避」【ふかひ】

「抵抗不能」【ていこうふのう】

「抵抗不能」という表現は、「抵抗することが不可能であること・どうしてもあらがえないこと」を意味しています。

この意味から、「人の力・注意では逆らうことができない巨大な力・偶然の結果」を示す「不可抗力」の類語として、「抵抗不能」という表現を上げることができます。

「不可避」【ふかひ】

「不可避」という言葉は、「避けることが不可能であること・人の力では避けられないこと」を意味しています。

その意味合いから、「不可避」の表現を、「人の力では回避できない巨大な力・事態」を示す「不可抗力」の類義語として考えることができます。

「不可抗力」を使った例文と意味を解釈

「不可抗力」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「不可抗力」を使った例文1
• 「不可抗力」を使った例文2

「不可抗力」を使った例文1

「巨大な地震や台風のような不可抗力の前では、現代社会のテクノロジーも無力に等しいことは多いのです」

この「不可抗力」を使った例文は、「不可抗力」という表現を、「巨大な地震や台風のような人間の力ではどうしても対抗することができない巨大な力の前では」という意味を持つ文脈で使っています。

「不可抗力」を使った例文2

「電車が揺れると、不可抗力で相手の顔や体に手が当たってしまうことがあります」

この「不可抗力」を使った例文は、「人の注意では避けられない偶然の力で、相手の顔や体に手が当たってしまうことがある」という意味合いで、「不可抗力」という表現を使用しています。