「鉢合わせる」とは!意味や使い方!「居合わせる」との違いも解釈
日常会話や小説などで「鉢合わせる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「鉢合わせる」の意味
- 「鉢合わせる」の表現の使い方
- 「鉢合わせる」の類語や言い換え
- 「鉢合わせる」を使った例文と意味を解釈
- 「鉢合わせる」と「居合わせる」の違い
「鉢合わせる」の意味
「鉢合わせる」の意味は以下の2つです。
1つ目は「頭と頭がぶつかること」という意味です。
人や動物が歩いたり走ったりしている時に、お互いが見えない状態で接近して、正面からぶつかってしまうことを言います。
2つ目は「思いがけず出会うこと」という意味です。
お互い全く別の予定で出歩いていたところ、どこかの場所で思いがけず遭遇することを言います。
- 「鉢合わせる」の読み方
- 「鉢合わせる」の語源
「鉢合わせる」の読み方
「鉢合わせる」の読み方は「はちあわせる」になります。
読み方はそれほど難しくないのですが、「八合わせる」と書き間違えない様にしましょう。
「鉢合わせる」の語源
「鉢合わせる」の「鉢」は、食器の一つで、お皿より深く丸っこい形をしています。
修行僧が手に持って歩く器が「鉢」ですが、その形から「頭蓋骨」「頭」を表す様になりました。
運動会で使う「はちまき」も「鉢巻き」と書き、「頭に巻く布」のことです。
「合わせる」は「2つのものがぶつかる」という意味であり、「頭と頭がぶつかること」という意味で使われる様になったのです。
「鉢合わせる」の表現の使い方
「鉢合わせる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味で使う
文法的な使い方
「鉢合わせる」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「鉢合わせて」になり、名詞形は「鉢合わせ」になります。
悪い意味で使う
「鉢合わせる」を「思いがけず出会う」の意味で使う場合には、良くない意味で使われます。
仲の悪い相手と出会ってしまったり、非常にタイミング悪く足止めを食いそうな人に出会ってしまうことを言います。
「鉢合わせる」の類語や言い換え
「鉢合わせる」の類語を紹介します。
- 「出会い頭」【出会い頭】
- 「バッタリ出会う」【ばったりであう】
「出会い頭」【出会い頭】
「違う方向から来たもの同士が接触すること」という意味です。
「バッタリ出会う」【ばったりであう】
「思い掛けなく人に出会うこと」という意味で、「バッタリ」は「勢いよく何かが起きる様子」を表す擬音語です。
「鉢合わせる」を使った例文と意味を解釈
「鉢合わせる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「鉢合わせる」を使った例文1
- 「鉢合わせる」を使った例文2
「鉢合わせる」を使った例文1
「門を曲がったところで人と鉢合わせてしまい、たんこぶができた」
塀がある門など見えない場所を曲がろうとして人とぶつかってしまい、ケガをしたと言っています。
「鉢合わせる」を使った例文2
「浮気デートをしていたら彼氏と鉢合わせした」
浮気相手とデートをしていたところ、彼氏と出会ってしまったことを表しています。
「鉢合わせる」と「居合わせる」の違い
「鉢合わせる」と似た言葉に「居合わせる」があります。
「鉢合わせる」は「双方が移動してきて、ある一転でぶつかったり出会うこと」という意味です。
「居合わせる」は「双方、或いはどちらかが既にその場所にいて出会うこと」という意味です。
移動しているかそうでないかという点で使い分けましょう。
「鉢合わせる」はは「頭と頭がぶつかること」「思いがけず出会うこと」という意味です。
間の悪い出会いをした時に使いましょう。