「逃す手はない」とは!意味や使い方!類語も解釈
ビジネスや日常会話で「逃す手はない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「逃す手はない」の意味
- 「逃す手はない」の表現の使い方
- 「逃す手はない」の類語や言い換え
- 「逃す手はない」を使った例文と意味を解釈
「逃す手はない」の意味
「逃す手はない」の意味は、「それを見過ごすという選択肢はない」、つまり「見過ごさないべきである」です。
ビジネスやプライベートで良いチャンスに恵まれたけれども、不安材料があったり自信がないなどで、どうしようか迷っている時に是非ともと勧める時の表現です。
自分を奮い立たせる時にも、人に対して背中を押す時にも使われます。
- 「逃す手はない」の読み方
- 「逃す手はない」を分解して解釈
「逃す手はない」の読み方
「逃す手はない」は「のがすてはない」と読みます。
「手はない」と続く時には「逃がす」は「にがす」ではなく「のがす」と読みます。
「逃す手はない」を分解して解釈
「逃す手はない」は「逃す+手+は(助詞)+ない」で成り立っています。
「逃がす」は「にがす」と読む場合には「意図的に捕まえない」「捕えていたものを解放する」という意味で、「のがす」と読む場合は「掴みそこなう」「機会を失う」という意味になります。
「手」は「将棋の一手」であり、転じて「手段」という意味です。
これらに否定の形容詞「ない」が付き、「そうせずにいる選択肢はない」「是非ともするべきだ」という意味になります。
これらの言葉が組み合わさり「機会を失う選択肢はない」「是非とも機会を利用するべきだ」という意味で使われています。
「逃す手はない」の表現の使い方
「逃す手はない」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「逃さない手はない」は間違い?
文法的な使い方
「逃す手はない」は形容詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「逃す手はなく」になります。
「逃さない手はない」は間違い?
「手はない」は通常動詞の否定形に付き、「~しない選択肢はない」という意味です。
「使わない手はない」「乗らない手はない」など、「ない」に続いて使われます。
但し、「逃す」は元々「掴めない」「機会を得られない」とい否定の意味ですので、「逃さない手はない」は誤用になります。
「逃す手はない」の類語や言い換え
「逃す手はない」の類語を紹介します。
- 「絶好のチャンス」【ぜっこうのちゃんす】
- 「千載一遇」【せんざいいちぐう】
「絶好のチャンス」【ぜっこうのちゃんす】
「この機会を逃したら二度とないような大きなきっかけのこと」という意味です。
「千載一遇」【せんざいいちぐう】
「千年に一度しか出会えないような滅多にない良い機会のこと」という意味です。
「逃す手はない」を使った例文と意味を解釈
「逃す手はない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「逃す手はない」を使った例文1
- 「逃す手はない」を使った例文2
「逃す手はない」を使った例文1
「折角の婚活のチャンスを逃す手はないよ」
結婚願望がある友人にお見合いの話が来たので、是非会ってみるべきであると進めています。
「逃す手はない」を使った例文2
「こんなビジネスチャンスを逃す手はない」
ビジネスで多いなチャンスが巡って来たので、是非挑戦するべきであると言っています。
「逃す手はない」は「それを見過ごすという選択肢はない」、つまり「見過ごさないべきである」という意味です。
大きなチャンスに恵まれた時に使いましょう。