「人々」とは!意味や使い方!例文も解説
この「人々」は、単純な言葉だと思われがちですが、色々な使い方をされています。
目次
- 「人々」の意味とは?
- 「人々」の表現の使い方
- 「人々」を使った例文と意味を解釈
- 「人々」の類語や言い換え
「人々」の意味とは?
「人々」とは、複数の人を表す為の言葉です。
先のように、「そのマンションに住んでいる人々」と使ったり、「そういう人々は後で困ることになる」などと色々な使い方ができる言葉で、1人ではない複数の人の表現になります。
その具体的な人数については言及しておらず、2人の場合でも使うことができ、100人や1000人が対象になる場合も少なくありません。
- 「人々」の読み方
「人々」の読み方
「人々」は、「ひとびと」と読んでください。
「人人」と表記しても間違いではありませんが、一般的には「人々」とするものです。
尚、「人びと」という表記も近年では増えてきており、こちらも間違いではなく、いずれも意味は変わりません。
「人々」の表現の使い方
「人々」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、使い方によって対象となる人数が全く違います。
例えば、「日本に住んでいる人々」とすれば1億人以上が該当しますが、「ここ数日間にお世話になった人々にお礼をしたい」のような使い方では、多くても5人程度でしょう。
また、「人々はどうして流行を追い掛けるのか」などとすると、曖昧な人数さえ分からない表現になり、「人間」と言い換えても構わない意味になります。
「人々」を使った例文と意味を解釈
「人々」を使った例文と、その意味の解釈です。
色々な対象に使える便利な言葉だと言うことができます。
- 「人々」を使った例文1
- 「人々」を使った例文2
「人々」を使った例文1
「道行く人々にアンケートをとった結果、Aが一番人気だった」
このような使い方では、多くても100人程度だと思われます。
「不特定多数」というニュアンスが強い使い方です。
「人々」を使った例文2
「人々が病気になる原因の1つに、気持ちの問題があると考えられている」
「病は気から」ということを言いたいようです。
前述の流行の例と同じく、「人間」として使っていると考えていいでしょう。
もちろん具体的な人数は全く考えない使い方です。
「人々」の類語や言い換え
「人々」と同じ意味になる言葉です。
意味は一緒ですが、こちらの方が日本語としてスムーズな場合が多々あります。
- 「人達」【ひとたち】
「人達」【ひとたち】
「人たち」と表記されることも多く、その方がよく見掛けるかも知れません。
「人々」の言い換え表現としてそのまま置き換えて使うことができますが、それぞれに向き不向きがあります。
「優しい人々だった」は、この言葉で「優しい人達だった」とした方が響きがよく、「人々は何故戦争を起こすのか」などの「人間」と置き換えても構わない使い方では、「人達」とはしないものです。
よって、同じ意味ながら、これらは使い分けが必要になります。
「人々」は、複数の人間を表す言葉として使いますが、どれくらいの人数なのかは使い方によってまちまちだと覚えておいてください。