「手っ取り早い」とは!意味や使い方!類語や言い換えを解釈
ビジネスや日常会話で「手っ取り早い」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「手っ取り早い」の意味
- 「手っ取り早い」の表現の使い方
- 「手っ取り早い」の類語や言い換え
- 「手っ取り早い」を使った例文と意味を解釈
「手っ取り早い」の意味
「手っ取り早い」の意味は以下の2つです。
1つ目は「てきぱきしていて素早いこと」という意味です。
その人が行動を起こした時に、身のこなしが機敏で手際がよく、やるべきことが早く片付くことを言います。
2つ目は「手間がかからない」という意味です。
何かやりたいことを成功させたり、目的を達成させる為の方法に対して、最も簡単で早くできることを表します。
- 「手っ取り早い」の読み方
- 「手っ取り早い」を分解して解釈
「手っ取り早い」の読み方
「手っ取り早い」の読み方は「てっとりばやい」です。
「早い」は「はやい」ではなく「ばやい」と読むことを覚えておきましょう。
「手っ取り早い」を分解して解釈
「手っ取り早い」は「手っ+取り+早い」で成り立っています。
「手っ」は元々「手」が促音化したもので、接頭辞として形容詞・形容動詞に付き、意味を強める言葉です。
「取り」は動詞「取る」の連用形で「手の中におさめる」「うまく動かして処理する」「様々な方法で自分のものにする」「うまくものごとを進める」という意味があります。
「早い」は「ものごとが速やかに進む」「その時間よりも前である」「まだその時期ではない」「簡単である」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「簡単に手に入れる」「簡単に済ませる」という意味で使われています。
「手っ取り早い」の表現の使い方
「手っ取り早い」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人に対して使う時には注意
文法的な使い方
「手っ取り早い」は形容詞であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「手っ取り早く」になります。
人に対して使う時には注意
ビジネスで「手っ取り早い」は、「早くて簡単」という意味で使われます。
顧客に対して使うと「自分は忙しいので早くしたい」といい加減な意味に取られることがあるので、注意しましょう。
「手っ取り早い」の類語や言い換え
「手っ取り早い」の類語を紹介します。
- 「手短」【てみじか】
- 「効率的」【こうりつてき】
「手短」【てみじか】
「文章や話の内容が簡単で分り易いこと」という意味です。
「効率的」【こうりつてき】
「ものごとが無駄なく進み、使った体力と比較して得られた結果が大きくなること」という意味です。
「手っ取り早い」を使った例文と意味を解釈
「手っ取り早い」を使った例文と意味を解釈します。
- 「手っ取り早い」を使った例文1
- 「手っ取り早い」を使った例文2
「手っ取り早い」を使った例文1
「手っ取り早く終らせる方法を知りたい」
複雑で時間のかかる作業があり、もっと手間のかからない方法はないものかと言っています。
「手っ取り早い」を使った例文2
「これから出かけるから手っ取り早く説明してくれ」
トラブルや案件などについて、時間がないので素早く説明して欲しいと言っています。
「手っ取り早い」は「てきぱきしていて素早いこと」「手間がかからない」という意味があります。
ビジネスシーンで急いでいる時に使いましょう。