「笑う門には福来たる」とは!意味や使い方!言い換えと解釈
「笑う門には福来たる」ということわざがありますが、一体どの様な意味で使われるのでしょうか。
由来や英語表現なども併せて紹介します。
目次
- 「笑う門には福来たる」の意味
- 「笑う門には福来たる」の表現の使い方
- 「笑う門には福来たる」の由来
- 「笑う門には福来たる」の類語
- 「笑う門には福来たる」を英語で表現
「笑う門には福来たる」の意味
「笑う門には福来たる」の意味は「いつも笑いが絶えない家庭には幸運が訪れる」ということです。
いつも笑顔でいると運気が上がり、良いことが起きる様になるというたとえです。
人は笑っていると脳内に幸せを感じるホルモンが大量に分泌されて、ポジティブな気持ちになります。
何事に対しても積極的になり、スムーズに行動すれば良い結果に結びつくことが多いのです。
また、笑うと免疫力がアップして身体も健康になり、溌剌と働けるでしょう。
この様に「笑うこと」が「健康」「運気上昇」「幸せ」に結び付くと言っています。
- 「笑う門には福来たる」の読み方
- 「門」とは
「笑う門には福来たる」の読み方
「笑う門には福来たる」の読み方は「わらうかどにはふくきたる」になります。
「門」は「かど」と読みますので覚えておきましょう。
「門」とは
「門」は「もん」とも読みますが、「かど」と読む場合には家の門ではなく、「家庭」「家族」「一族」を表します。
その家に住んでいる人達全体を表す言葉です。
「笑う門には福来たる」の表現の使い方
「笑う門には福来たる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 個人に対しても使われる
文法的な使い方
「笑う門には福来たる」はことわざですので、たとえとして使われます。
「正に笑う門には福来たるだ」「笑う門には福来たると言う様に」など、自分の理想や、良い結果に対するたとえとして使います。
個人に対しても使われる
最近では「笑う門には福来たる」は、「家」ではなく「個人」に対して使われることもあります。
「いつも笑顔でいる人には幸運が訪れる」という意味です。
「笑う門には福来たる」の由来
「笑う門には福来たる」の由来として知られているのは「福笑い」です。
「福笑い」はお正月の遊びの一つで、紙に描かれた顔の輪郭の中に、目隠しをして目・鼻・口などのパーツを置いていき、顔を完成させるというものです。
目隠しをしているので顔のパーツをきちんと置けず、面白い顔ができてしまい、家族全員で笑顔になれることからきています。
「笑う門には福来たる」の類語
「笑う門には福来たる」の類語を紹介します。
- 「和気財を生ず」【わきざいをしょうず】
- 「怒れる拳笑顔に当たらず」【いかれるこぶしえがおにあたらず】
「和気財を生ず」【わきざいをしょうず】
「楽しくて仲が良い雰囲気でれば、自然にお金や物など幸運がやってくる」という意味のことわざです。
「怒れる拳笑顔に当たらず」【いかれるこぶしえがおにあたらず】
「怒りのあまりに拳を振り上げても、笑顔の相手には下ろせなくなる」という意味のことざです。
「笑う門には福来たる」を英語で表現
「笑う門には福来たる」の英語表現を紹介します。
- “Laugh and grow fat.”
- “Fortune comes in by a merry gate.”
“Laugh and grow fat.”
直訳すると「笑って太れ」です。
“grow fat”は「食べ物に不自由のない生活を送る」という意味で、「笑っていれば経済的に裕福になれる」と解釈します。
“Fortune comes in by a merry gate.”
直訳は「幸運は喜びの門から入り込む」です。
つまり、「いつも喜びの耐えない家の門に幸運が入ってくる」という意味です。
「笑う門には福来たる」は「いつも笑いが絶えない家庭には幸運が訪れる」という意味です。
自分の理想や座右の銘などに使いましょう。